主 2015-02-26 03:29:21 |
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(幾多の命を手に掛けていく内、利害の一致との判断からか殺人の依頼が舞い込むことも増えたーー組織の駒として使われるのは御免だ、特定のクライアントを持たないこと、標的が自分の眼鏡に適うことを条件とし、ついでに報酬を受け取るーーそんな依頼でも多少なり神経を使う、私邸に帰るなり着の身着のままベッドに倒れこんだ。泥の様に沈み込む体と意識は間も無く闇にのまれて……パァン、高らかな銃声が其れを引き裂く。反射的に起き上がれば窓枠に嵌まった強化ガラスにはヒビと弾痕が認められる、反対側のクローゼットの扉に命中したようだ。外の様子は生憎と朝もやが酷く窺いきれないが、明るさからするに夜明けすぐだろうか。自身を狙わない辺り威嚇射撃かーー命を狙って来ないとなると政府からの差し金か。サイドテーブルへ手を伸ばし護身用のナイフを握るが、軽い感触。重みが足りない、違和感を手繰り寄せて手許を確認しようとしたところで背後からガス漏れのような音がした。匂いなどは感じないが……判断の途中で意識が途切れる。)
(意識が浮上したのは護送用の船の中で、冷えた金属の壁、ガタイのいい軍人などが目につく。手を動かそうとすれば痺れが走り、手錠の重みでダラリと腕が伸ばされた、未だガスの効能が抜け切れていないらしい。ガタン、大きな揺れと共に目の前の犬たちが動き始める、誘導されるまま島へと上陸し、ーー処刑場か、留置所かとの予想を裏切る光景を訝しげに見遣る。作り物なりの自然と、生活に足りる施設が並んでいるのだから。問いの意を込めて振り返るも出港の支度を始めている彼らには、自分への興味も説明の義務なども無いようだ。「ここ、風呂、ある?」久しぶりに口を開いて声は掠れていた。年若い軍人は一瞬驚いたようだったが、生活設備は寮に纏められている、とだけ説明を残し船の中へと消えていった。昨晩湯浴みし損ねた所為もあり、生温い潮風で額に前髪が張り付いて気持ちが悪い。ぐしゃ、骨ばった白い手で髪をかき混ぜて、とりあえずは生活施設となる寮とやらを探すべく街の方へ歩を向け。)
(/逮捕から〜と思ってちまちま書いていたら長ったらしい上に小説のようになってしまいました…読み辛く大半関係ない文章になってしまい、申し訳ないです;/なりチャ自体かなり久々なので、皆様のロルを見て勉強させていただきます〜!/ >259 主様、お早い参加承認ありがとうございます!絡み文投下遅くなってしまい失礼いたしました;殺人鬼というには凶悪さに欠けているやもしれない愚息で恐縮ですが宜しくお願い致します…!/ぶるぶる/主様を泣かせてしまった…!参加者の皆様にフルボッコされてしまうのでは…!白づくめの愚息なら何処をハンカチ利用しても大丈夫なので、どうぞお納め下さい…/平伏)
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