†白線ﾓﾗﾄﾘｱﾑ†BML†

>神谷

___そうか。生きてたんなら、良かったな。
(一瞬凍てつくような冷めた瞳を向ける相手に目細めるも、わざわざ他人の過去に口出しする気等なく。複雑そうな表情の相手に関係が壊れたりでもしたのだろうかと思案しつつ聞き出したりという事はせず、己の問いの返事にのみ言葉を返し。己が相手の反応を楽しんでいたことに今更気づいたらしい相手にある意味鈍いな、なんてぼんやり考えながら数歩離れる相手に小さく笑い漏らせば「…遊んでいたつもりはないが、楽しんではいたな。」なんて全く違いはないのだがそう告げ。「鬼畜?それは初めて言われた」とSはたまにだが何度か言われた事があるため気にしていないものの聞き慣れない単語に首傾げればそうなのかと眉寄せて)

>霧生

__ああ。…だからだ、
(背後から聞こえてきた言葉に相手がそういう人だと出会った時から分かっていたと頷くも、だからこそ余計腹が立つのだと小さく後記呟き。それ以上何を言うでもなくﾌｪﾝｽに手を置いて下覗き込めば、反対側にも設置されていたﾍﾞﾗﾝﾀﾞ見つけ。反対側のﾍﾞﾗﾝﾀﾞより少し奥へへこんでいるが確かにｸｯｼｮﾝも敷き詰めてありその階も同じで、数秒考え込んで小さく息吐けば相手と同じようにﾌｪﾝｽを乗り越え縁に立ち。階段で下りればいいものを此方から飛び降りるほうが早いと思ったのか目細めればﾍﾞﾗﾝﾀﾞの真上に来るよう微妙に横にずれて調節し「此処か?」なんて独り言呟き)