主 2015-02-26 03:29:21 |
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>霧生さん
……ッ霧生さん!!!
(何とも表現しがたい表情で真横を通り抜けた相手を咄嗟的に呼べば、きっと振り返る事すらしないだろう相手の背に「俺、霧生さんの目……好きです。何て言ったらいいのかわからないんですけど……とにかく、ありがとうございます。」と述べれば小走りに相手を追い、真横に並んで歩き出し。その言葉をどう捉えたかは知らないが、それがどういった感情を孕んでいるにせよ真っ直ぐに見据える……冷め切った中に熱を孕んだように見える瞳が何より己には純粋で美しく見えたのだ。きっとこんな事を言えば相手をまた不機嫌にさせてしまうのだろうが、思った事は口にせずにはいられない質で。__今ならば思える。きっと、教えてくれたのだ。"そんなに無防備にしていては襲われてしまう"と。彼はそう諭す為にわざと首を締めたのだと考えてしまう単純な脳では"やっぱり良い人"と格付けてしまって。ニコニコと真横を歩きながら「……あ、霧生さん。今日は親睦会開きませんか?俺、料理作りますんで!!!」なんて誘ってみて)
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