n 2015-02-11 23:28:46 |
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>風間さん
…弱いですねぇ、本当に。
(ぼんやりと、霞む視界の中で山賊と思われる男等の足元を眺めながら何故だろうか先程までの恐怖などはなくて、寧ろ落ち着いている程で。呑気に考え事までしてしまい。こうなると、嫌という程自分の弱さや非力さが思い知らされて、泣きたいほどで。段々と視界がはっきりしてくれば、先程から鈍い光を放っていたのは刀の刃先だったらしく、目の前に突き付けられたそれを見つめては口元に小さく笑みを浮かべて。振り下ろされる、首は落ちるかと思っていたがそれはなくて、どうしたのかと視線を上げていけばよく見慣れた背中に、顔を歪めて。「…っ、あ、駄目です…殺してはいけません…」弱い故に守られておきながら、こんな事を言うのは図々しいとは思っているが、震える腕を軸になんとか体を起こしては引き摺るようにして相手の足元の裾を掴んで、どこか泣きそうな声で呟き)
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