＿もうお前しか見れない｡[BL]

(/えｰ､楽しみにしてたのに残念…恥ずかしくてもいいじゃんか…/(´·ω·｀)　ｼｮﾎﾞｰﾝ)


…ぶｯ､…人と居るの少し悪くないかも｡
(コロコロ変わる表情に吹き出しそうになるのを抑えてボソりと上記を呟き｡今心から楽しいと感じると見えたスーパーに走り込んで外に並べられた野菜を見ては｢コーンだったよね?何かいっぱいあるな…｣と確認しながら色々な種類があるので目移りしつつ安い方が良いよな?と悩み片手は繋いだままあっちこっち連れ回して｡気になる野菜などは指を指してどうする?と首を傾げたり家庭的な一面を見せ､日が落ちる前に帰って夕飯作りたいし相手もお腹空いたかなと心配すると｢あ､カゴ持ってくるから待ってて｡｣なんて言って手を離そうとし)

（/嫌だといったら嫌なんですッ/ふいっ）



急に元気になったな…
（自分をあちこちと連れまわす相手に驚きを隠すことが出来ず微笑浮かべて上記。自分としてはこういう関係が一番望ましい事なのだが嫌がっていたはずなんだけどなと首をかしげて。籠を持ちに行くため手を離そうとした相手の手を握って「一人で出歩くの禁止。他の奴に連れて行かれたら…困る」と真剣な表情で言っては直ぐにニコッと笑い「さ、取りに行こうか？」と首をかしげて。相手も警戒が薄れているのは分かるのだが其れでもまだ信用できずにいて。このまま手を離して二度と帰ってこなかったら自分はどうすれば良いのだろうか。そんなことを考えているうちに手を握る力が少し強くなっていて）

(/そんなぁ………、)


何処も行かねぇよ｡
(手を離してくれるものだと思っていたので離すどころか強く手を握られ思わず口悪く上記を述べて｡こんな駄目な己を誰が連れてくのか不思議に思いながら一人で行くの禁止にされてしまったのでしょうがなく握られた手を再度ぎゅっと握り相手は真剣なのに己は少し拗ねた表情をし｢うん､｣と一言頷いて一緒に取りに行くとだんだん手が痛いなとふ､と見ると力が込められてるのが分かり｢ちょっと痛い…｣なんて顔を逸らしながら手を挙げて食い込んでると教え､出来ればもう少し優しくがいいななんて様子伺って)

(/あ､名前間違え…忘れて!、)

（/……そんなに言うんなら…/ボソ、）



んぁ？嗚呼、悪いッ！
（ボーっと考え事をしていたため反応に遅れて慌てて手を離せば俯きがちに謝り。嫌われてしまったかと相手の様子を伺っていて。自分の頭に手を当ててハァ、と大きく溜息ついては「優太、其処で待ってろ。俺とって来る…」と呟くように相手に言えばスタスタと歩き出して。人が嫌いだったはずなのに何故彼が自分から離れることを恐れているのだろうか。其の疑問が脳内をぐるぐると回っていてまともな思考にならずに居るようで。「何やってんだ…俺」と誰にも聞き取れないような小さな声でポツリと呟けば目当てのカゴを見つけ一つとってカートに乗せ）

（/あげますね！）