ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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>>朝夜
( 蠢き、戦慄き、高揚する。針か刄か、或いは痛みか。いずれにせよ、ソレが触れることは禁忌に取り込まれることを意味する。
禁忌、弾け、異臭を滅す。その寸前、禁忌の脳は、一息前の感情さえも忘れていた。)
………さま。
( 震え、呟き、瞳は潤む。刃は失せ、残るは血塗れの衣のみ。少女は思わぬ邂逅に、思考を絡ませ、まるで人形の如く、停止する。)
おねえ…さま。嗚呼、お姉様!
( 最早眼にに、少女にとっての絶対悪は映らない。それよりも圧倒的に認識を支配する、ステキナモノが映ったから。
世にも至高な贅沢な死臭は、いつ嗅いでも脳をショートさせる。嗚呼、全てが無になろうとも、忘れることは無い。)
お姉様、あのね。あのね、お姉様。うふ、うふふふふ。あのね。あのね。
( 身を捩り、しかしどうにも人形的に無機質で。影が這い寄るようにスルリと相手の懐に入り込もうとし、)
アリスの命、汚されちゃった。だから嫌になったの。嫌になったのよ、全て。全部。ぜんぶ。
( 血塗れの衣で相手を見つめ、傾げた首に張り付いた満面の笑み。けれども紡がれる言葉はどうにも不気味。
真か冗談か。『だから刺しコロして』なんて続く言葉は、腕を広げる少女には最もらしく。愛すべき華が散らされるのは、少女には命が散らされるのと同じ。
扱い辛い禁忌は、最早二人だけの世界に浸っていた。)
(/大丈夫!戦わない!戦わないのよ!!← 相変わらずカオスな子でごめんなさい…(( )
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