ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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憎たらしくも、よっぽど生きる。燦々。
( 照り返し、覆うものは無し。禁忌にはあまりに、白が多い。)
飽きもせずに同じ。いつまでも貴方は其処から見ている。あるいは、貴女?
( 見上げるには、些か刺激的。1日の半分程は見つめられているのに、見つめ返すことは叶わない。)
貴方も朽ちたら、同じく美しいの?全てが無になるといっても、そんなのはごく一部のヒカリのみ。
( 整然と積み上げられた長方形達は、ぐるりと円を形作り、多種多様な色達の居場所をつくる。
見上げるしか叶わない色達に、禁忌は鉄製のジョウロで彼らの足元を程々に湿らせる。禁忌が同じく見上げようとも、ヒトの目には矢張り、刺激的。)
けれども。キミ達はそんな彼に見つめられるのが、好き。私も、キミ達を見つめるのが、好き。
( 大空で一層輝くヒカリに、照らされ伸び伸びと揺れる、色。
禁忌は微笑み、両手を広げる色達を眺め、少女のように、鼻歌を歌う。)
アナタは嫌い。キミは好き。けれども、キミが好きだからアナタも、好き。
それでもやっぱり、
( 体内の空気を全て放出するようなため息と、わずかに滴る汗。ほんのりとふらつくことを認識した禁忌は、それでも憎らしそうに、空を見上げる。)
……あついのは、いや。
( 禁忌だって人の子。日焼けも、嫌い。
水やりの澄んだ禁忌は、不機嫌そうにそそくさと学園に戻りゆこうとした時、)
ーー。
( 花壇に座る、一人の"非純血"。花の香りに混ざる不快感。禁忌は見てしまった。
それは男か女か。あるいはそれぞれか。ーーそんなことはどうでもいい。
暑さゆえの休息か。ただ、おもむろに腰掛けたそれらによって、些細な衝撃で花びらの一枚が落ちた。それだけだった。
アリスの血が滲み、皮膚は裂け、赤黒い"ソレ"が、その人間を貫かんとするのは、時間の問題であった。/久々にあげようとした結果、相も変わらず問題児に…←←)
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