ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
通報 |
>朝夜
-----お前は本当に運の悪い奴だな。あの場で殺されてればすぐに楽になれたというのに。
(悪辣な言葉をはき捨てられると、腹部に強烈な痛みを感じるや否や体が宙を浮き。来る衝撃に身を屈め構えると、それよりも先に自分の体に冷たい手が触れて。影の中にいた兄は、自分が吹き飛ばされたと同時に影を縫うように駆け、投げ出されるだけになった自分の体を脇に抱えるようにしてキャッチしており。いつまでも来ない衝撃に目を開いて、漸くその状況を理解すると兄からの言葉を投げかけられて少しばかり混乱する。助けてくれたのだろうか。いや、それともどうせ捨て置かれるなら自身の手でということだろうか。「あ、あり、がとう……」どちらでもいい。助けられた事実は変わらない。痛む腹を左手で触れ、これはまた寝込んでしまうだろうななんてどこか遠くで考える。不意に兄の手が離れると、ちょうど影になっているところに落とされ。痛みに悶えていると、「----餓鬼のお守りも大概飽きてきたな」と兄が声を上げ。表情はこちらから見えないが、その声色には相変わらず感情などない。殺意も、悪意も、善意さえ。その声には滲んでおらず。彼は淡々とした声で、しかしその鋭い瞳を相手に向けると「狂信者なんていうものは、所詮信者の中でも理性を欠いた悪そのものだからな。貴様が怒り狂う理由は聞かずとも察しはつく。世の中にお前のような奴は五万といるからな。だからお前を特別可哀想と思うことはない。----だが、これだけは言える」コツ、コツと足音を立て、相手の方へと歩み寄っていく背中。神父とはよく言ったもので、その姿はさながら殺し屋と例えたほうが納得がいく。篭手に覆われた拳を強く握りこみ、やがてその腕が赤黒く光ると「----神も、人も、己自身さえ信じられない人間は……見てるだけで惨めで、虚しくて……そして哀れだ」そう言うと同時、地面を強く蹴り上げると一気に相手との距離を詰め、その首を掴まんと拳を前に出し「----せめてもの慈悲だ。楽に殺してやる」と締め上げようとして。その手が首に触れるか否か、それを見た瞬間、自分も走り出して「止めて----!!ジーク!!朝夜ッ!!!」と二人の名を叫び)
(/私の母は懐かしいといっていたのでもしかしたら世代かもでs← なおヨシュカがキャッチからのポイ捨て← 元々短気なヨシュカが全力で終わらせに行ったようです←ヴィクター、果たして止められるか……!?(無理ゲー)← お、男の子……だと!?)
トピック検索 |