ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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壱、弐、参....肆、伍、陸
(とある休日の道場、一人胴衣を着た少女が明らかに鉄かそれに近い金属で出来たであろう棒状の物の先端にさらに重しをつけた様な一見ハンマーとも取れる物体を素振りの要領で重量は優に100kgを超えているにも拘らずすばやく開始すれば火国特有の数え方で軽快なトレーニングを開始する。朝日がまぶしく板張りの床に射し反射光が左右非対称の髪を照らす、つややかなキューティクルを浮かべる黒髪と光を拡散するように受ける白髪が踏み込みと同時に揺れ甘酸っぱい匂いをあたりに振りまいていく、素振りが100を越えた辺りから薄く汗ばんで張り付く前髪を首を振って払いながらさらに400回素振りを続ける「もっと早く...強く」ブン、ブンッと段々風を切る音に鋭さがこもっていく気づけば小一時間振り続けてしまっていたそのときすっかり熱くなっていた手物の箇所からパキンと音を立ててハンマーが折れて床に凹みを作ってしまう。ふぅと一息ついて手の甲で汗をぬぐえばあぁあなんて言わんばかりに息をついて足元に転がったハンマーを見下ろして
(ちょ、ちょっと絡みづらかったかな、下手になってる気がするぅぅ、そもそも絡みって結構苦手なのぉぉぉ←)
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