ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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>ヴィクトール
.....皇子?いえ、ご心配なさらず私なら大丈夫です放って置いても。どうせ凍え死もしなければ餓死もしませんよ
(歩を進める度にまるでこの世界から切り離される様に外界と接する体の輪郭が背負った影に侵されては染まっていく。心の歪みが生んだ鬱な気は万能を叶えうる魔法器本来の力に呼応して朝夜自身の存在自体を薄めているのだろう後ろから歩いてくる足音にも気づかないで中庭から林の中へと入るも追いついた彼に話しかけられ、滲み出た影が霧散し。元気がないと言われれば頭の中をぐるぐる巡っていた自分が死のうとしている事を否定するようにそう答えれば「皇子...私はまだ人間に見えますか?」悲壮と疑問、葛藤。不思議に色を混ぜ濁らせた瞳を向けて問い掛けるも答えを聞くのが怖くなり、一目散にまるでなにかから逃げているような素振りで林の中を協会の方へ走り抜けて行く
(強く生きて行ける人は見つけることも出来るでしょう.....。たとえ偽物でも与えられる愛だって理由だって満足出来てしまいそうで、だからボクは意味さえあればそれにすがって生きて行ける....だからボクはその理由が欲しいのです....)
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