ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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>朝夜
----僕は、優しかったんじゃないかなって思うよ。朝夜のお母さんは。
(食事は人の心を開くのに最適だ、とはよく言ったものだ。自分が母の話をしてしまったからだろう、相手には親代わりに育ててくれた人物はいても母親のことを覚えていないと思い出した頃には全て遅かった。泣き出してしまった彼女にあわあわとどう触れたものかと両手を宙に彷徨わせていたが、深呼吸を数度繰り返し焦る思考をやがて落ち着かせれば彼女が呟いた言葉に上記を返す。そしてポケットからハンカチを取り出して、彼女の涙を拭うようにそっと肌に当てると「だって、朝夜はこんなにも優しい子だもん。そんな子のお母さんが、優しくないはずない。----僕は、心からそう思うよ」と、宥めるように、あやす様にできるだけ優しい口調で語る。根拠がないと言われてしまえばそれまでだが、自分は慰めでこんなことを言っているつもりはないし。本心からそう思える。かえって彼女を傷つけてしまうだろうか。せめて励みになればとその涙を拭いながらもう片方の手で優しく頭を撫でて)
(/クラウディアさんに掛かればどんな問題児もイチコロよ← うわあああごめんなさああああい(追い込みからのズッコケ)← 傍に大好きな人やいてほしいはずの人がいない寂しさはヴィクターもよく分かってるので、いつ折れるのかとヒヤヒヤします←朝夜ちゃんのお嫁さん……!?姉さん女房な朝夜ちゃん……アリだn←)
>アリス
------いッ、ッ……!!
(兄の言葉に気を落とすのも束の間。彼女が魔宝器を引き返すよりも先にその刃は自分の身を僅かながら裂いて、一つならばまだしも同時に複数の攻撃により腕が頬に痛みが走り咄嗟に腕を抑える。ヨシュカはと言えばそれに気づいているはずなのに、一切此方に振り返る様子もなければ気にしている様子もない。あぁ、やっぱり。彼の背中を見れば嫌というほどにあの言葉が偽りではなく、彼にとって本気で本当の、取り繕う必要のない本心だというのが伝わってくる。そして自分が彼と共にいたいと願う心は、あまりにも夢のようなものなのだと、叶うことはないとその現実を突きつけられる。悲しいというよりも寂しさがこみ上げて涙腺を刺激するが、それよりも先に聞こえてきたのは彼女の慟哭。そしてそれに連なるように伝わってくる彼女の感覚が一瞬ながら強く体に響き、声にならない叫びを上げてその場に突っ伏せば息を荒くし瞠目。何が起きたのだろう、一瞬だというのにその劈くような痛みが自分の体を駆け抜けて。苦しさに堪えていた涙は生理的に流れてしまう。ハッとなり顔を上げると目の前には夥しい量の赤色と、そこに倒れている彼女の姿。そこで漸く意識がはっきりすれば、考えるよりも先に立ち上がり倒れている彼女に近づき悶えのたまわる彼女の体を抑えるように抱き寄せる。「----大丈夫、大丈夫だよ。何も、何も怖くないから……このままじゃ、君が死んでしまうよ」それはまるで赤子をあやす様に、泣く子供を慰めるように。頼もしいとはとても言えない自分の胸で彼女を抱き止め、細い腕で血が溢れる彼女の体を自分の体に寄せながら。少しでも落ち着かせるように優しい声色で語りかける。それを見ていたヨシュカもまた、彼女がこの場で息絶えるのは不本意なのだろう。今しがた襲われたというのに彼女を助ける自分に呆れたように息を吐きながらも此方へ近づいてくれば、着込んでいた白いコートを脱ぎ、彼女の体を冷やさないようにそれを掛ける。「---神父を呼んでくる。お前はそのまま落ち着かせて、出来るなら止血してろ。……すぐ戻る」そういうとすぐに自分から距離を取り、教会へと走り出す彼を見送れば、再び抱きとめた彼女を見つめて「----大丈夫。君も、辛かったんだよね。それを誰にも言えない気持ちは……僕も、きっとヨシュカも……よく分かってる。だから、"独り"だなんて思わないで」運命に弄ばれた子供は、きっとこの国には多いのだろう。度合いは多かれ少なかれ、自分の周囲にはそうした人物は多い。何より自分とその兄である彼もまた、運命の前に成すすべもなく生かされ続ける存在にでしかなくて。少しでも変われたら、少しでも彼女が変われるきっかけになるのなら。そう思いながら、彼女の体温を少しでの逃さないように腕に力を込めて。そうしながら----遠くに聞こえる神父とヨシュカの足音を聞いていて)
(/ヴィクターはある意味傷つけられるのは仕方ないと思ってるので許容範囲な模様です←理解してもらう為に傷つく必要があるなら仕方ない、と思ってしまうのが彼なので……← とっても……危ないです……← でもそんなアリスちゃんを放っておくなんて出来ないのおおお← ヴィクターとヨシュカは度合いは違えどアリスちゃんに優しさを知ってほしいと思ってるので、ひたすら助けたいです(´;ω;`)← その発想はなかった←というかなくてもよかった←←)
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