ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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(途切れる、堕ちる、そんな言葉が似合うほど意識は風前の灯で勿論今まさに自分に迫る危機さえも知覚することが難しく身体は寸分たりとも動かそうものならそれこそ身体を引き裂かんばかりに痛みが走るだろう、覚悟はしていたあの光景を殺戮を目にして。相手は小娘だと侮った事が敗因とでも言うべきか、ここまでの修練や悼み悲しみ手にした力さえ致命傷には一歩届かない、悔しさや悔いは後から後からたらればで増えていく、戦いに後悔はしまいとあの迷宮で誓った事も無駄になるとは思わなかった。あぁ、死んでゆく....「忘れてもらっては困るな、主様よ」鼓動が走る「わたくし共は何時も主様の傍に居ります」そうだった、私は一人じゃない
「そうだよね、現、虚」
(その力は内に眠る朝夜自身の渇望を糧に起き上る、痛みを、苦しみを、後悔を吹き消す黒と白の閃光。両手に握られる大小のそれは一つは存在がはっきりと判るほどに白く大きな太刀、一つは輪郭さえ掴めず霧のように形の見えない小太刀。構えそして放つ小太刀は何本にも別れ襲い来る彼女の魔法器に投げつけられ勢いを止めていく、振りあげそして一閃を凪ぐ太刀は白く何物をも塗りつぶさんとする飛ぶ斬激を放ち魔法器を断ち切らんと四方八方に広がり行く。彼女は一人ではないのだ、今は二人と一緒に戦っている。一人より三人の方が強い、子供でも分かる式である事だろう
「これで終わり?本当に狩られる人間の恐怖、教えてあげるわ」
(息を吹き返した朝夜はただ勝ち気にほほ笑む、侮りや慢心からではなく本当に勝てると踏んでいるからだ。たとえ相手がどんな絶対悪だろうと殺人愛好家だろうと勝てば勝ちなのだから、単純に考えれば最初から見えていた道であった事だろう。だがそれができないほどに彼女の行為は朝夜の逆鱗に触れていた、我を忘れるに十分足るのだ。静かに太刀の切っ先を相手に向けてまっすぐに眼光を散らす、倒すと決めて戦いを挑んだのだから。
(朝夜ちゃんのいいなりになるなら考えなくもなぁ~い←はてさて人間三人分の魂を屈服させられるかなぁ~?←最終目標はアリスちゃんをお人形として家に飾ることでs←そう言えば百合はやったことないですね、興味はありますけど←)
>ヴィクトール
私も母が居たら、皇妃様の様に優しかったのかな....
(彼の笑顔はそんな事を思ってしまう程にしんみりとして母を思う子供とはこんなにも穏やかにそして嬉しそうな顔をするのだろうかなんて考えてしまう。確かに両親の代わりに養父は居た父の代わりに強さを教え母の代わりに愛を教えてくれた、他界して半年ほど経つがいまだに「お父様」と呟いてしまう吹っ切れない事も多々ある現状にこの話題は精神衛生上少しきついかなとただただ無心に味わうように料理を食していくがやはり寂しさゆえかいつの間にか大粒の涙が頬を伝い膝の上に落ちていき
(クラウディアさんの懐柔スキルぱないw←遅いわ!もっと気合い入れなさい!(小太刀投げ)←強がっててもまだまだ弱い朝夜ちゃんです、まるで炭素がいっぱい入った鉄みたいに堅いのに折れやすいのです←ヴィク君はやっぱりお嫁さんポジがいいな!でも朝夜ちゃんがそんな事思う前に心頭滅却しちゃうんだよね....←)
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