ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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>ヴィクたん、ヨシュカきゅん
( 弾かれた剣は、引きずられるようにアリスの手元に戻る。そして影を縫うように蠢く魔宝器にナイフが当たれば、洗練された投擲に彼らの周囲の魔宝器は一旦仰け反るも、数の暴力たる彼女の魔宝器は再びその勢力を強めていく。
一連の流れを眺めていたアリスは、再び歪な笑みを浮かべると、
『なら、本当に"邪魔"になってもらおうかしら!』
自らに向けて投擲されたナイフから身を庇うように、周囲の魔宝器が盾の如くアリスの前に集結する。その分元々あった周囲で蠢く魔宝器の量は減少するも、それによってナイフの殆どを弾くことに成功する。けれども、流石に瞬間的に全ては弾ききれない。
流れる赤はアリスの左の二の腕から。肉質的に柔らかい部分だったために、そこは軽く抉られていて。なのにも関わらず、未だに笑みを絶やさないアリスはやはり、魔宝器の形状もあり、人間というにはあまりに現実味がなくて。
『禁忌って、聞いたことあるかしら?そう、魔宝器の』
まるで武器の形を成していない、最早未知の生物のようである赤黒いアリスのシモベ。
『Der Wille zur Macht(力への意思)。それがアリスの魔宝器。小さい頃から身体に"埋め込まれた"禁忌の魔宝器なの。アリスと共に生きてきて、アリスの思うように動いてくれて、そして』
魔宝器達が、己らを弾いてきたナイフをアリスの元へと引きずってくる。そんなアリスの魔宝器の根元をみると、身体を突き破って顕在するために、所々アリスの肉片や血液等がはみ出している。
『——いつだって、アリスを苦しめてくるの』
グラリ、あまりに多くの量を顕現さけた為に、アリスの内部損傷は激しく、血を大量に吐き出し、その場に片膝をついてしまう。
『哀れなアリスは、これがサダメ。けれども、アリスだけなの。そんなの、惨めじゃない?だから——』
瞬間、一気に魔宝器がアリスの体内へと引いていったかと思えば
『———アリスと同じように、他の奴らも苦しめてやるの』
地面から無数の魔宝器が、ヴィクターにギリギリ掠らんとする程度に顕現し
『皇子が苦しめば、アナタだって、苦しんでくれるわよね?』
地面についた左手を中心に広がる鮮血——アリスの左手から、地面に向かい魔宝器が大量に突き刺されていて。
決して直接的にヨシュカを狙わない。アリスの目的はあくまでヴィクター。それも、殺すわけでもなく、ただ、"利用して"ヨシュカを苦しめる為にあり)
(/…前言撤回、ヨシュカきゅんいじめる為に普通にほんのり手を出します←← なんか申し訳なくなってくる…魔宝器のせいでやたら嗅覚が良くなってるのですよおおおお← なにそれおいしい、はよ、はよ、はよ、奴隷兄弟はよ!!(バンバンバンバン←← 楽しみですうううう!!結果的にアリスにはヨシュカきゅんに負けてもらって、ヨシュカきゅんには頭を上げられなくしようかなって…まだ未熟すぎる子だからアリス…((
因みに今でこそ便利な魔宝器でやりたい放題していますけれど(自らの痛覚を鈍くしたりも)、禁忌なんで後から本人酷いことなります、リスクの塊なんではい…(()
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