ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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>ヴィクたん、ヨシュカきゅん
( 聞いているのか聞いていないのか、こくりこくりと糸の切れた人形の如く頷くアリス。そんな虚の奔流に、よもや論理も通じまい。
その時、ザクッ、と、そんな子気味の良い音が聞こえたのは、ヴィクターが先程まで立っていた場所。ヨシュカが突き飛ばさなければ、きっとそこに突き刺さるアリスの二束の魔宝器に、両脚首を貫かれていただろう。
『人間…人間、ねぇ。それでも一応はアリスを人間という括りで捉えてくれるんだぁ?それもそうね、だってアリスは、"人間らしく"あれるような努力を、人一倍にしてきたんだものッッ‼︎!』
……何も知らない癖に偉そうに。とかくそれが癪に障ったアリスは、会話も成立させないような返しを叫ぶように返し、刺さっている魔宝器を引き抜かんとした時、
『………あら、あらあらあら。あはは、うふふ。あはははははは。なーんだ、そういうことなんだ。』
理性、廻る、香、劈く。脳、警笛、鳴り響く。———一致。
『仲こそあまり良くないように見えたけれど、まさか、ね。こんなところで。うふ、うふふふ。一体、どんな闇が隠されているのかしら?』
俯き気味に口元を孤月に釣り上げ、ケラケラと、心底愉快そうに笑い声を上げるアリスには、不思議とツクリモノではない真の哄笑であることが読み取れる。
『歴史の闇に戯けた天使は、勢い余って愛憎劇。記憶の残滓に問いかけるならば、アナタは何色を主張するの?』
引き抜かれた魔宝器は、生物のようにアリスの身体を這っていく。
『赤以外には、ありえないのだけれど。片方はどうしてかしら、アカグロイわぁ?酸化してしまっているのかしら?———ねぇ、きっとそうなのでしょう?"皇国の孕んだ凶兆"サン?』
ニィ、と裂けんばかりの笑みと共にヨシュカに向けられる視線は、ヴィクターに向けていたものと同じものであった。
アリスの魔宝器が、狂ったように蠢き始める。瞬間、それは自らを突き飛ばすように距離をとらせ、同時に、手に持つ片手半剣を振り抜くように投げ付け。それも、ヨシュカに対してではなく、ヴィクターに対して。
『だぁいすきな"兄弟"を、精々守り抜けばいいわぁっ‼︎‼︎』
皮肉を込めて言い放つも、本当はヴィクターを殺める気は無いのだ。故に投げ付けた剣の柄には魔宝器が一本絡みついており、直撃する寸前で止まる距離に設定しており。
言い切る頃には、アリスの周囲には夥しい数の魔宝器が蠢いていて)
(それ!!それ!!だから何かしらのファクターがなきゃ虐めるに虐めれないのです…← 嗅覚を元に戻した結果、案の定…← もう皇族やめてドSサモナーにでもなればいいとおもうの(( 性悪虐め体制に入りました!!!初戦闘…だと……!ばりばりやってそうな設定なのに、ヨシュカきゅんってばいい子いい子!!←←)
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