ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
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>兄弟
( 0か1しかないアリスにとって、到底ヴィクターの言葉は頭に入るものではなかった。そして
『……誰が救われるとか、誰かの為とか、そんなの、アリスにはわからない。そんなこと、アリスにわからない。誰も救ってやくれないのに、誰かを救うとか救われるとか誰かの為とかわかるわけ、ない』
如何に倫理を並べられようと、真に知識のみでしかそれを知らないアリスからすれば、夢想を語られるようなもの。わかりっこない現実。ヴィクターに対しては未だに視線が冷たいままだが、それでもどこか憂いを帯びていて。
アリスがアリスである理由なんて、"そういう風に精神的にも身体的にも育てられてきたから"でしかなく。環境がそうだった為、こうなったという短絡的な答えで証明できてしまう。だからこそ、何故ここまで他の血を嫌うのかという理由までは、本人としてもわかっていない。だからこそ、相手の言葉に何も返せずにいて。ただただ身体に染み込まされた性に従い生きているがゆえ、いつしか涙すら流し出して。
『全くその通りかもしれないわね。うふふ、アリスは頭の変な子だから、そういうの、よくわからなかったから、教えてくださって、ありがとう、ね。うん、あとは?あとは何を教えてくれるの?ううん、おしえてほしいな。ありす、まだ、みじゅくないちねんせいだから』
またもや、途中から一気に人格が入れ替わる。というよりも、元々のアリスだろうか。感情を全く伺わせない無機質な表情は更に虚を抱え、発する言葉にもぎこちなさを感じさせ、そして、
臭いだって、きちんと感じられるようになっていて。
ひた、ひた。ゆっくりと、二人の元へと近付いていき)
(/なんかこう…虐めたいけれど虐めれない、なんともいえないあれですよ…← ならどんどんバラしていにましょー!!← いじめっ子を虐め返すのがいいんじゃないですか!!!!←← さて、いきましょうか←)
>朝夜
(『うふふ、うふふふふ、うふふふふふふふ。』
むくり。ゆっくりと立ち上がるのは砂煙りの向こうの影法師。制服はよもや最低限の機能しか果たしていないほどにボロボロになり、身体中にあらゆる傷を作り、全身に朱色の花が咲き乱れながらも、アリスは立ち上がり、誠に愉快そうに相手の元へと歩み寄る。
ぞくり、ぞわり。相手の悲鳴をその身に感じると、思わず痙攣を起こしそうなほどの高揚感と興奮に包まれる。目の前の存在は、アリスにとっては"特別なもの"。明らかに異国の産物であるのに臭さがない。アリスの特異な興味の対象である相手は、アリスにとっては"人形"にしてやりたい唯一のもの。故にまずはその人格から崩してやろうと、再び魔宝器をいくつも、何度も突きささんとする。突き刺されば今度は視覚と聴覚を奪われ、けれども痛覚はそのままであり、そういう状況のまま、傷を少しずつ刻んでいき、気の済むで楽しんでやろうという算段だ。アリス自身も血液の大量放出で意識が若干朦朧になりながらも、ある意味それがアリスをハイにさせる原因にもなっていて。)
(/そのよだれをどうかアリスに浴びせてくださいはあはあ← くっそうならもういいもん勝手に満足するだけだもおおんんんんんんん←← 朝夜ちゃん次第ではアリスはきっと懐く…かもしれない← ただこの子は百合気味だからそうなると…()
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