ぬし 2014-09-15 01:25:36 |
通報 |
>朝夜叉
( 『みぃつけた』そんな声が、朝夜叉の背筋を撫でる。
確かに、確かに朝夜叉の不意打ちは成功した。何故なら返り血が朝夜叉に降りかかり、その刃はアリスの首に食い込んでいるからだ。けれども、アリスは倒れない。寧ろその刃の感覚は恐らく、何か固いものにあたったような感覚であるハズだ。――アリスの魔宝器、禁忌の力。アリスの体内を駆け巡るそれは、朝夜叉の"匂い"に反応し、首の皮膚の下に薄く覆われていたのだ。一本一本は毛先程の太さしかないのにも拘わらず、その硬度は玉鋼の如く強靭で、準備を含めれば受け止めることだって難は無い。
そんな強烈に歪な風景を演出したころに、アリスはひっそりと口を開き
『首でも落ちてみればよかった?それはそれはさぞや気持ちがいいでしょうね。嗚呼、身の程も知らずに不正々堂々に不意打ちだなんて…火国も落ちたものね、うふふ、あはは。』
どろどろと、血液は敢えて流れ続ける。こうしたかったのだろう?とばかりにアリスは動かず、背後の刺客に声を乗せてやる。笑っているのに、笑っていない。するとどういうわけかアリスはぱたりと前に倒れて見せて
『ほら、ほら。やってみてよ。そうしたくてその刃を引き抜いたのでしょう?ほら、ほら。すっと、ぐちゃっと。とっても、気持ち、いいよ。うふ、あはは。』
こんな状況で、首根からは血を流しているというのに、やってみせろと処刑を急かす。どういった意図でどういった目的があるのか、相手は恐らくは困惑するのだろう。しかし…
なんと、一番困惑しているのはアリスなのである。困惑の結果が、このような行動なのだが、一般的にはあまりに奇々怪々な行動ルーチンである。けれどもアリスはそういう存在なのだ。混沌こそが彼女なのである←。
『(どうして、臭くない。匂いは確かに、異物のそれ。なのに、なのに…臭くない)』
アリスからすると不純物というものは、計り知れない激臭を放つという。それなのに今対峙する相手からは、それが、しない。
だからもっと、匂いを比較し、確かめる為に、自らの血をかけてみることにしたのだ。だからこそ、やれ、と言う。
『ねえ、ねえ、ほら、一思いに、ね?ね?ね?はやく、はやくはやくはやく』
うつ伏せのまま刃を待ち、けれども待ちきれなくなったアリスは
『……はやくやれって言っているのがわからないの!!!??』
魔宝器が朝夜叉の手に巻き付かんと一斉に襲い掛かり)
(どんどんパレード展開していくよ!!!マッドにクレイジーにえくすぷろおおおおじょんん!!!!←謎/わかる、でも、なんか…癖でながくなっちゃうの…ごめんねなでなで←)
>ヴィクしゃま
( 手を掴まれた瞬間、設定してあったようにくるりと振り返り、歪にニコリと笑って見せて、『これは皇子様、ご機嫌麗しゅう。皇子様直々に、一概の学園生徒である私に…何か?』
何か、とはまるで惨状のことなどあたかも頭にないように尋ねて。けれどもどこか含みのあるその言い方は、王族相手にでもささやかな威圧を送るかもしれない。一瞬、眉間に皺が寄ったのは、薄らではあるが"臭う"からであろうか。ただ、アリスははっきりとは知覚していないようで、あくまでアリスらしからぬ丁寧な態度でお辞儀し、相手に接し。けれどもやはりどこか、相手を見る目には凍てつくような冷たさが宿っており)
(わーいわーい男の娘皇子苛めれるのですーわーいわーi(殴))← もう勢いでやってしまった感があるのでこのまま突っ走ります!!宜しくお願いします―!!ちなみにまだ、完全には気付いてはいないようですアリス((
あとあと、pfをわかりやすく上げていただいて感謝感謝です!!)
トピック検索 |