【主(あるじ)と従者、騎士の日々】

＞シャノン
……皇帝陛下は、それすらも把握した上であのような政策を行われる。
（聡明だと言われれば苦笑を浮かべて首を横に振り、そのような思考も全て皇帝の想定の範囲内だと言えば深々と頭を下げる相手に「ありがとう。そのお気持ちは嬉しく思いますわ」と微笑み返して）

＞メイ
そういった問題ではありませんわ。
（わずか数分で着替えを済ませてきた相手を見れば最初の懸念通り髪は湿ったままで、呑気に大丈夫だと言う相手に苦笑を零せば「まったく、少しじっとしていてくださいませ」と前置きして取り出したハンカチで相手の髪を拭って）

＞柳生宗一
褒め言葉として受け取っておきますわ。……陛下が謳う"弱肉強食"の矛盾点はまさにそれでしょう。
（揶揄するような言葉にくすくすと笑って肩を竦めておどけてみせれば、一転してすっと目を細めて声のトーンを落として呟き。いつの間にか刀を手にして隣に立つ相手にちらりと目を向ければ溜息と共に腰に手を当てて「はぁ…これだから殿方はせっかちでいけませんわ。……こんな場所でわたくし相手に問題でも起こしてみなさい。困るのはあなたではなくて？」と大公令嬢である自分を害せばただでは済まないし、そうなれば困るのは相手だと言いつつ会話中に死角になる位置で取り出していたペンサイズのハルバードを指先で弄びながら横目に相手を見上げて不敵に微笑み）

（/無駄に挑発的ですが、これでも一応平和主義なんですよ！←）

＞ノア
……ええ。ですから、男爵夫妻は極めて冷静な対応をしたではありませんか。
（感情を殺して抑え込むような様子を痛ましく感じながらも顔には出さず、にっこりと社交界仕込みの完璧な笑顔を浮かべればあえて言い訳することなく正面から返答し）

＞アローザ
自身に足りないと感じるものを他者に求めるのは、間違いではないとわたくしは思いますわ。
（視線を逸らしながら告げられる言葉に、相手の物言いは明け透け過ぎて少し危険だと判断して咄嗟に音声遮断の結界を張って。誤魔化す様子の相手にふっと表情を緩めてその考え方に賛同するも、少し考え込んだ後に笑みを消して真面目な表情をして「……思想を訴えて、賛同を得て……その後には一体何が残るのでしょう。わたくしにはそれが分からないのです」と真っ直ぐに相手を見据えながら問いかけ）