主 2014-07-24 22:20:32 |
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>九尾
はっ、ひでぇ面…──…いや、そうじゃねえな…、こんなに泣かせちまって…悪かった。
(やっと捕まえた。相手の感触と匂いを感じながらもう離したくないと強く思う自分が居て。このままだと…いや、既に彼に依存をしてしまっているんだ、と後から気付かされ悔しい様な歯がゆい様な気持ちになり。己が泣かせてしまったせいで、相手の目は赤く腫れていることに責任を感じ心底申し訳無く思い。相手が傍にいるという安心感からやはり何時もの憎まれ口を叩くも、これでは駄目だと、抱き締めるのを止めしっかりと相手と向き合いながら言葉を言い直せば頭を下げて謝罪し。どうしたら相手を安心させることが出来るのか。原因を辿り自分なりに考えた結果、そうっと相手の頬に触れ優しく撫でれば愛しさ籠った瞳で見据えた後、「好きだ、九尾。」と、赤く染まった彼の目元に口付けを。夢中になって握りしめていた彼の羽織に気付くと、「此れ、有難うな。助かった。」と笑んでみせ今度は彼が自分にしてくれたように、相手の肩に羽織を掛けて。さすがに此処では暑いだろうと思えば相手に手を差し伸べては「戻るぞ、」と何時もの自信溢れた声音で、しかしそれは何処か優しさあるもので。立てるか?と相手の足元心配し“何なら背に乗るか?”なんて、先程まで倒れていた相手が言う様なことではないと重々承知でも、今なら何だって出来る気がして。)
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