主 2014-07-24 22:20:32 |
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>九尾
……、っ!…に、してんだ。俺は…
(思い詰める事はたくさんあれども、とりあえず今は風呂だ、と自分に言い聞かせれば勢いに任せ足を進め。直ぐに共同風呂へと到着するが、勢いに任せすぎたのか衣類を纏ったまま湯船に浸かっており、何だか身体が重いなと気付いた頃には遅く。そのことに対し一番驚いたのは己で。今迄したことのないミスに苛立って頭をわしゃわしゃと掻きながら上記を。水分を吸収した衣類を剥ぎ取っては、今だけでも全て忘れたい思いで深く湯の中に沈み。)
────…は、…っんだよ、これ…。
(身体を洗う為一度は浴槽から出たも後、何時間湯に沈んでいたのだろう。限界が見え、上がった頃には身体は真っ赤に染まり。元々湯に浸かるということは余りしない為、過去最高記録であり、感じたことのない足元のふらつきと、朦朧とする意識に戸惑いを隠せず。何とか壁を伝いながら歩く余裕のない様は先程とはまるで別人で。何とか脱衣所まで歩みを進め、着替えようとするも先程全て濡らしてしまったことを思い出しては、今日の自分は本当にどうかしていると自身を嘲笑し。さすがにこのままの姿で人前に出るのは気が引けるのか腰にタオルを巻き、頭にもバスタオルを被れば自室に着くまでもってくれ、と言い聞かせ。何よりも己のこんな情けない姿を誰一人見せたくない思いが強く。しかし、どの空間もこの暑さだ。廊下を歩いている途中耐えきれずにバタンを音を立てその場に倒れてしまい。)
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