主 2014-07-24 22:20:32 |
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>烏丸くん
…悩み、ですか(出来上がりすぎている、という言葉に内心苦笑していると尋ねられた言葉に目を瞬かせると呟くようにそう繰り返し、しばらく迷うような素振りを見せるが決心したのか短く息を吐くと相手を見て。「僕は幼少期のころには、既に家族ある程度完璧な大人になるよう仕上げられてしまっていたんです。…だから、本当の自分の感情とか、自分らしさというのがわからないんですよ。何を思っても、全て家族に作られた模範的な感情なのでは、と考えてしまうんです」一気にそこまで言うと嘲笑するように視線を落とし、馬鹿らしいでしょう、と呟いて。視線を逸らした相手を見れば「ふふっ。冗談ですよ、冗談」と笑うもののその声音はどこか楽しそうに弾んでおり。顔を隠す相手になんだか微笑ましくなってくすっと笑みをこぼせば「もう隠さなくても大丈夫ですよ」と言いながらきちんと本の方へと視線を戻し
>九尾さん
ふふ、自慢することじゃないですよ、それは(やっと収まってきたもののまだすこし笑いつつそう言えば相手の額をぺち、と軽く叩き。不思議そうな相手を見れば「僕、褒められて伸びるタイプですから」と微笑みつつ説明し。相手の仮説を聞けば、間違いなく相手の性格が理由なのではとも思ったが改めてそう訂正するのもなんだか恥ずかしいなと思うと「…そう、かもしれませんね」と言っておき。一瞬相手の動きが止まったのを見ればハッとしたようにしまった、という顔をするが、何か自分に言い聞かせるような様子を見れば安心したようにこっそり息を吐いて
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