デュラララ【ｼｽﾞｲｻﾞ】

あのよー、そろそろ諦めたらどうなんだ..？(/蹴られながらも余裕の表情でいれば自分よりも背の低い相手をｼﾞﾛﾘと見下ろして溜息交じりに左記述べて。「手前..マジで殺すぞ..」笑いをこらえているだろう相手に連写されている携帯を奪い取ろうと身を乗り出して

諦めないもんねっ、せめて青タンくらいは作らせてもらうよ…!!(上から見下ろされてるなんて知る由もなく踏み,時折蹴り彼には珍しく餓鬼っぽいことに一生懸命で。ケータイを奪おうと乗り出してきたのを軽やかに避け,見事な跳躍力で建物の屋根へと着地すれば“いやぁーあの平和島静雄のヘタレ笑みが手に入れば充分な弱点だよなぁー”と不気味に呟くと“だよねー？シズちゃーん”と煽り口調で

諦めの悪い奴..(/発せられた言葉に餓鬼かよと思いつつも口には出さず、いつまでも踏まれているわけにはいかないのでﾋｮｲと足を避けて。相手の煽り口調にだんだん青筋が浮きでてくるとｻﾝｸﾞﾗｽを外し髪を掻き上げて「..ああ、そうだなｧ..」と認めるような返事をすれば、此方も勢いよく地を踏み相手の居る場所へと着地して「ほら、携帯」とﾕﾗﾕﾗ歩き出せば携帯を渡すよう手を差し出して

あっ(足を避けられれば,短くそう切り“何で避けたのさー”と若干見上げつつ不満タラタラに述べ,“もしかして負けを認めちゃうのかなー?”と訳の解らない事まで言い出して。相手が自分と同じ位置まで来れば楽しそうに微笑み“返さないもんねー”と返事して,“こんなのばらまかれたら困っちゃうよねー？どうするべきか解るー？俺を殺す?説得する?無理矢理奪い取って削除したついでに俺を殺しとくー?”と挑発すれば近くの屋根に飛び移り

あっ、じゃねｪよ。お前蹴りすぎ(/上を見上げる相手と丁度良い距離だったのでﾊﾞｼっとﾃﾞｺﾋﾟﾝをしてやれば「認める認める」と棒読みで、両手を開いては降参ﾎﾟｰｽﾞ(←)何をふざけたことを言っているのか、相手が此処まで性格の悪い奴だと知っていてどうしてこのようなことを想像もせずにあんな失態を犯してしまったのかと自分を攻めるように唇を噛み締めて。挑発のような言葉を残して屋根に飛び移る相手の跡を自分もついていけば「じゃあどうしたら消してくれるんだよ！」と

いっ,たー(デコピンを喰らえば額を片手で覆って,相手がいつかの自分の降参ポーズを真似し始めれば微かにイラっときたのか先程折り畳んだナイフを取り出し,カチッという音と共に刃を露わにすれば,ニコニコしたまま確実に相手の腹狙いながら詰め寄っていき←(相手の葛藤を実に楽しそうに観察すれば直後,また追ってき,“どうしたら消してくれる”という問い掛けに“そうだなぁーあ,因みに俺にこの写真を消さないっていう選択肢はないのー？”と顎に手をやり考える体制をとりつつ問い掛け返し

御相子だ(/相手の反応に満足したのか腕を頭の後ろに回すもなにやら先ほどの降参ﾎﾟｰｽﾞが気に触ったのかﾅｲﾌを持ち詰め寄る相手に逃げようともせず「臨也くーん、暴力はいけないと思いますよー」と何の戸惑いもなく注意をして(←)本当なら即答で「無い」と答えたいところだがそんなことを言えばまたややこしくなるだろうと先のことを見通し、「..それ以外は、」と違う言葉を求め

暴力そのもののシズちゃんが言うとまったく説得力ないよー？(軽々しい注意が余計癪だったのか,あと一歩近寄れば相手の腹部にナイフが綺麗に刺さる距離まで詰め寄っていき,今更だが何がそんなに気に食わなかったのか自分でもイマイチ理解していないが異常に腹が立っているのか体が謎な程に小刻みに震えて。相手の他を求める声に“んー他かぁーまっ,やっぱ無理矢理取るしかないんじゃない?追いつけたら削除してやるよー”と飄々とした態度で述べれば建物から飛び降りそのまま走り出して

..震えてんの？(/ﾅｲﾌを持っている手が小刻みに震えているのが解り、どうすれば良いのか少し戸惑ったあと、相手の震えている手に自分の手を重ねると視線が合うよう姿勢を屈めて「どうした..？」と優しさの混じった声色で問いかけて。「あー..面倒くせｪ..」自分も建物から飛び降りると相手を追いかけ小声でﾎﾞｿﾘと左記述べ

なにその優しい声…気持ち悪い……(急に態度が豹変した相手と自分に戸惑いを隠せず,小刻みだった震えが本格的な震えになってきてナイフを握っていた手が緩んでき,音を立てて地面に落ちたナイフとほぼ同時に腰が抜けたかのようにその場にしゃがみ込み。相手が追い掛けてきてるのを確認すると満足そうな顔をして,しかしこれまた体力持久力共に劣ることを忘れてしまっていて段々顔が青褪め,ニヤけ気味だった顔もガチな表情になり取り敢えず捕まらなければいいとスピードを出して

なんなんだ手前は...(/心配してやっているのにも関わらず相手から発せられる言葉はいつも通りで相変わらずｲﾗｲﾗするも、今はそんなことを考えている暇もなく震えが止まらなくしゃがみ込んでいる相手をどうすれば良いか考え、とりあえず此処にずっといるのもアレなので一度相手の家まで送っていこうかと考え。ｽﾋﾟｰﾄﾞが落ちてきているであろう相手との距離が縮まり、手を伸ばせばﾌｰﾄﾞを掴んで「鬼ごっこなんてしてる暇ねｪんだよ！」と捕まえて

シズちゃんがウザすぎて体が震えてきちゃった…(相手の心配を他所に遠慮なしに左記を皮肉たっぷりに述べ,なんとか立とうとするも膝が笑っていて立てず羞恥と苛立ちまみれで。フードを掴まれれば“わっ…！”と驚きの声を上げると共に後ろに倒れていき,その時に握っていたケータイが手から滑り落ちて

下手クソな嘘...(口調と行動が一致していなく明らかに強がっているのがまる解りになっている相手に背を向けしゃがむと、「ほら、のれよ」とおんぶをする体制になって。「..？！」後ろに倒れてくる相手と共に自分も巻きぞいになって倒れるも、丁度手元に携帯が転がってくれば素早く掴み先程撮られた写真を消そうと

…へ、?(相手の思いもよらぬ行動に驚き少し間抜けな声を発し,今自分の目の前にいる人の行動を理解しようと頭をフル回転させれば,これをされた自分はどうするべきかというのを考えた瞬間ぶわっと顔が赤くなり。これから来るであろう衝撃に目を瞑るもなかなか来ない衝撃に目を開けると,相手が下敷きの役割を果たしていて反射的に早く退かねばと体をよじるも,相手の手元を見て“絶対消さないでよっ‼︎”と上に乗っかったままでも取り返そうとケータイに手を伸ばし

お前ン家送ってってやるよ(/自分らしくない行動を取っているということは自分でもわかっているのだが相手を心配しているであろう、そのままの体制で相手を見上げれば見事に顔が赤く染まるっているので何処か気まずさを感じたのか左記述べるとすぐにﾌｲｯと顔を背けて。下敷きになりながらも携帯を持った手を相手から取られない位置に上げて「何で消しちゃいけねｪんだよ..！」と相手から逃れようと身をよじり

べ,別にそういうの要らないんだけど……あ,歩けるし…(口を片手で抑えつつ左記述べると無理矢理立って見せ,しかしすぐにバランスを崩し前のめりに倒れ,正におんぶの体制をとっている相手にとってはベストな感じに背中にしがみ付いてしまい,どうやらこのまま又体制を変えるのは難しいようで。ケータイが自分の手の届かない位置にあげられれば,んーっと思い切り手を伸ばしてみるも全然届かない為取り敢えず相手の上から退き,何故消してはいけないという問に“だってレアなんだもんっ…!”と胡坐をかき乍そう言い切り

またさっきと同じことになっても知んねｪぞ(/強がる相手に短い言葉で切れば立ち上がろうとしたその瞬間、先程相手の口から発せられた言葉とは裏腹に背中に倒れてきたので「全然歩けてねｪじゃんお前..」と後ろにしがみついている相手についに折れたか！というような淡々とした口調で述べて(←)携帯を取ろうと手を伸ばしてくるも当然届くことはなく、撮られた写真を消そうと片手で携帯を操作すれば何やら可笑しいことを言い出すので「はｧ？あんなのがﾚｱ..？」眉を顰めながら相手にｼﾞﾄﾘと目をやって

うっ…(恥ずかしさのあまり,せめてこれ以上相手と顔を合わせまいと背中に頭をすりつけ表情が伺えないようにするも,全てを肯定してただ甘えているだけになりつつも“言っとくけど万が一こんな光景誰かに見られたらシズちゃん笑い者だからね”と弱々しく述べ。ケータイを操作される様を,諦めたのかじーっと見つめれば,相手の発言に“そーう!あんな笑顔といえどれっきとした笑顔じゃん！”とゆらゆら揺れ乍

いちいちンなことまで気にしてらんねｪよ..(/素直に甘えてこられると調子が狂ってしまうもので、何とか平常心を保つよういつも通りの声音で述べれば後ろの相手をおんぶし相手の家へ向かう足取りを早くして。「へぇー、吹き出しそうになってたお前がそう言うか」ﾆｺﾘと黒い笑みを浮かべては携帯を握っている手に力が入り

……もう池袋来れない(いざおぶられると,やはりかなり恥ずかしいものでさり気なくフードを被って顔が絶対見れないようにし,スピードが徐々に早くなれば“し,シズちゃん?ちょ,早い…”と遠回しに歩くスピードが早くて怖いと述べ。自分のケータイが今にも破壊される勢いで握られれば“やだなぁ吹いてないし吹きそうにもなってないよー？”と軽く述べ,しかし直後思い出したのかぶはぁっといく勢いで吹き←