柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>柊
(己とシラタマを好きだと、共に居て幸せだという相手の言葉は心にすとんと落ちて来て心地よい。それなのにほんの少しだけ細い棘が刺さるような感覚はなんだろう。
風に揺れる白い髪に見惚れつつぼんやりと目の前の相手のことを想って
あんたは、俺よりもシラタマの気持ちを分かってるみたいだ
…飯、ここで食べてもいいかも知れないな。あー…でもシラタマにはまだはやいか
(生物と関わることを恐れ気持ちを通わすことを避けていた相手を思い出せば、成長が見えた気がして嬉しいと同時に少し寂しくなる。本で読んだ保護者の気持ちという奴だろうか。そんなことを考えながらニャーニャーを鳴く子猫に「お前はまだ牛乳か?」と問いかけつつ、でも牛乳は良くないんだっけと本の中の知識を巡らせて)
俺も…そう思う。…多分。いや、きっと、あんたが…柊がいるからそう思えるんだ
さっき綺麗な夕焼けが見えた時もあんたを真っ先に想った。
あんたと共に見る景色はすべてが暖かい
(両頬を包まれ顔が近付くとそのひんやりとした、それでも至極優しいぬくもりに心が満たされていき相手をもっと感じたいと願うと床に片手をつき状態を僅かに起こせば首筋に口付けるように顔を埋め静かに囁くように言って
柊にとってシラタマへの好きと、俺への好きは…同じか?
(首筋から顔を離し柊の綺麗な瞳を真っ直ぐに見詰めると、唐突に心に引っ掛かっていたことをどこか切なげな瞳と声色で問えば、再び相手に身を委ね片手を空に伸ばすと月明かりで美しく煌めく白い髪をそっと撫でて
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