柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>柊
…いや、あんたは何も悪くないよ。…俺が子供だった。
(身体を抱き寄せればひんやりとした体温が伝わってきて確かに相手が其処にいることを教えてくれて。微かな震えと嗚咽が聞こえ、手を握られると相手も同じ気持ちだったのだろうかと不謹慎にも嬉しく思え冷えた心がほんの少し溶かされていき
…柊、こっち向け。もう謝るな。あんたは正しいと思ってやったことだろ?だから今まで謝らなかった。…それに子猫はあんたのおかげで救われた。それにあんたも今こうして俺の腕の中にいる。
(床が濡れてしまうのを構わず猫を抱かせたまま無理矢理足を上げさせ此方を向かせて座らせると震える肩に手を置いて隠された顔を覗き込んで。まだ己の中の不安や恐怖を拭い去ることは出来なかったが、相手を傷付け謝らせているのは己のため何とか落ち着かせようと優しく厳しく諭すように述べて
…あんたには怒ってないから。でもそれ以上謝られると耐えられない
(顔を覆う手の一方をそっと握り確かめるように離してやれば、離した手を頬へと包み込むように移し、子猫を間に挟んだままぐっと身体を寄せて「…ありがとう」と再び複雑に入り交じった想いを込めて囁いて
怪我、大丈夫そうだから湯で身体を流してくるといい。子猫は見ておく…
あと朝食……、いやもう昼食だが準備してあるから。……柊、頑張ったな
(まだ心乱れているであろう相手も一人湯で全てを洗い流せば少しは落ち着くだろうと冷えた身体を温めるように勧めて。というより己自身が感情を制御出来なくなりそうで一度汚れた着物を着替えて準備しがてら頭を冷やしたく思っており。
最後に相手の頭にポンと手を置くと少し湿った髪をくしゃりと撫でては穏やかな声色で述べて
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