柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>物乃芽
流石に、傘を差していても冷えますね。
(パシャパシャと小さな水溜まりを踏んでは、その音に微笑んで。しかしどこか寒さを感じては、自身の手で腕を摩るような動作をすると、少しだけを空を見上げ降りゆく雨に目を細める。感じたことのない雨季にどこか心が高揚するが、それと同時にどんよりとした天気は、反面柊の心を沈ませて。なんて矛盾なんだと、気づいたときに自身を嘲笑うように微笑む)
―――…さて、そろそろ帰りましょうか。
物乃芽さんのことだから心配しているかもしれま――――…鳴き声?
(それからしばらく、雨に濡れる花々や湿った土の匂いを感じながら散歩を終わりにしようとしたとき。通りかかった川と、そこから聞こえる微かな鳴き声に耳を澄ませて。急いで橋へと赴き下を覗けば、そこに居たのは一匹の子猫。川の増水で元々浅かっただろう大きな岩の周りは、すっかり水でいっぱいになってしまい。雨季の時期、今いる場所と山とでは降水量の差が大きいのかもしれない。山から下ってきた水は川へと流れ込み、その水には泥も混じっていた)
っ、あれでは直に溺れてしまう
(雨の日は何かの巡り合わせなのか、命と向き合うことが多いやしないだろうかと。傘をその場に置き急いで川へと向かうと、震える子猫に声をかけながら自身もその川へと足を踏み入れて)
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