柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>柊
……いや、いいんだ。別に傷付いてなどいない。振りをしただけだ
あんたの反応があまりにも新鮮でつい茶化したくなった
それと、布団を離したのは別にあんたが嫌いだからという訳ではない。
あまり近いと、求めすぎてしまう
(素直に謝る相手を見ると悪戯が成功した子供のように、それでも落ち着いた様子で小さな笑いを堪えるように言って。続けて、目を逸らしながらボソボソと布団の隙間の訳を話し
それは、困る…。
今の俺は、先刻の布団の隙間以上にあんたの近くにありたいと思ってるんだ。
…恐れていることが現実になってしまうなら、少しくらいの我慢ではできるつもりだ
(溶けて無くなってしまうなど、心の奥底で恐れていたことを本人に言われてしまえば冗談にはとても聞こえず真に受けると相手から一度身を離して
……ああ、また話し込んでしまったな。気を付けているのに、すまない。
あんたがそう思ってくれるのが何より嬉しい。
…きっと来年からの桜や緑はもっと綺麗になるんだろうな。
(手にすり寄る相手を困ったように見ながらもどこか嬉しげで、相手から眠気の限界を感じ取ると上半身を支えてやりながらそっと横にしてやり。枕にはらりと広がる髪さえも美しいと思いながら掛け布団を優しく掛けてやると子を寝かしつけるように前髪をそっと撫でて「おやすみ、柊。………本当に感謝してる。明日が楽しみだと、きっと幸せだろうと思えるのは柊、あんたと出会ってからだよ」眠りに落ちていく相手に此まで見せたことのない至極優しい声色で囁けば小さく微笑んで
(灯りを消した後、相手に背を向ける状態で横になるが予想通り眠れず、暫く相手の小さな寝息にすら悩まされていて。徐々に深い眠りに落ちていけば朝になっても寝たときと同じ体勢でぐっすりで、ちょっとのことでは目を覚まさなくなっており。
天気は雨、湿気も多く所謂、梅雨入りといったところか…季節は徐々に二人の知らない期に入ろうとしていて
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