柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>柊
……嘘は嫌いだ
(大人しく目を細める姿を愛らしく思うが、言葉とは真逆の表情を態とらしくすることに至極傷付いたような声色を発すると眠たげな相手の鼻を軽く摘んで
美しい?…またおかしなことを言うな、あんたは。
……でも不思議と嫌ではない。むしろあんたに言われると嬉しい気すらしてくる
(人に綺麗と言われやすい季節ではあるが自分を見ていないその言葉は好かないもの。それでも相手に言われると気分も高揚し自信すらついてくれば、ほんの僅かに微笑む、しかし柊の方がよっぽど雅やかで美しいと思い、鼻を摘んでいた手を離すと風呂上がりで僅かに紅潮する頬にそっと触れて「俺もあんたに見惚れてる」と悪戯っぽく笑んでは微かに首を傾け透き通った瞳を見詰めて
……。あんたは本当に面白い。俺を不思議な奴だと言ったが俺にはあんたのほうがよっぽど変わって見える。
(気遣ったつもりが逆に心配され、目を数度瞬かせるとまじまじと相手を見て大人しく撫でられて仕舞うが、瞬時喉でクツクツと小さく笑い始めて。内心、こんなにも感情を露わにしたのは久々に感じ己でも表情の豊かさをまだ兼ね備えていたことに驚いていて
…同じ四季を纏うもの、…似ているのかもしれないな。
(表情を戻すと落ち着いた声色で言えば少し乾き始めた白い髪を撫で返して
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