柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>物乃芽
いいえいいえ、不満などありませんよ。
(相手の手拭いで優しく水気を取る動作にまるで犬のように目を細めれば、しかしいかにも不満そうな表情をしながら上記を述べて。拗ねているように暫くだんまりを決め込んだまま、けれど目を伏せている時間が徐々に経つにつれ段々と眠気も出てきたようで)
―――…ここにはつい先ほど訪れたのです。
物乃芽さんがあまりにも集中して本を読んでいたので、邪魔をしてはいけないと。
……いいえ、そんなの言い訳ですね。本を読んでいる物乃芽さんのお姿があまりにも美しいものでしたから、私はつい見惚れてしまっていたのです。
(ポツリと、小さい声で呟きながら上記を述べると顔を上げて今度は満足気に微笑んで。本人の中では、離れ離れになっていた布団の隙間より上記を述べることができたことへの満足感でいっぱいになってしまって)
それにしても物乃芽さん、私は丈夫ですと言いましたでしょう。
調子が悪いといっても疲れが少し溜まっただけなのです。
あまり心配をなされては今度は物乃芽さんが気疲れしてしまいますよ。
(そう言いながら物乃芽の髪を優しく撫でて)
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