Cafe&Ba「居酒屋。」

＞カンザキさん
――はい、分かりました。
～～っ、ありがとう、ございます……。
（相手が決意したかのように真っ直ぐとこちらを見つめて告白した言葉に、静かに目を見開いて驚いた表情を浮かべたが、そこに拒絶の色はなくてむしろ話してくれたことの衝撃の方が大きかった。裏社会の人間だろうと、自分の目の前にいるのは優しくて頼れる相手であることに変わりはなく、その事実を自分の中で飲み込めた瞬間、既にいつものように微笑んでこくりと一回だけ頷いて見せて。先程まで恥ずかしがったり照れていた相手とは同一人物とは思えないほどに恥ずかしくなる台詞を吐く相手に、今度はこちらが言葉を詰まらせる。兄弟愛だとしてもここまで言われて照れない方が無理だろう。顔を耳まで赤らめて少し俯けば、落ち着かない様子で視線を彷徨わせながらお礼をごにょごにょと伝えて。）
（/シロがカウンター食らったｗｗｗそれは反則っすよカンザキさんｗカンザキさんのツンデレにも屈服です。）



＞羽琉さん
（/えーと、じゃあえーと……羽琉さんのお店に行ってみよう編行きます←）

こっこんにちは。
あ、あの、羽琉さんっていますか……っ！
（いつもはビルの地下に入るところを今日は上へと向かう。その目的は相手の店に行くこと。どうしてこうなったかというと、大学の友達にそれとなくお水の人とも繋がりがあると漏らしたところ興味津々に皆に食いつかれてしまい、終いには行ってきて感想を教えてくれと言われ断りきれなかったことが原因だった。所詮学生なので大したお金はないが、それでもそのへんの大学生よりは稼いだお金を握り締めて緊張した面持ちで相手の店の扉を開けて。）

>>シロ

(/了解です！)

(今日は平日なのか店は空いていてこんな暇な日でもドレスアップに抜かりないがサボる気満々な為か意図的に自分のお客は呼ばず待機席であるカウンターで黒服の客呼べ攻撃を交わしながら煙草ふかし)

(/間違えてポチポチしてしまいました汗
続きです！)

(煙草ふかしてると聞き覚えのある声に扉の方に目をやると見知った顔で煙草を灰皿に押し付けると相手の方へ向かい笑顔でシロちゃんと声をかけ)

(/名前間違えました泣)

>白さん
素直じゃないなぁ白さんは｡嫌いじゃないんでしょ?
( 曖昧な返事を返す相手だって否定しないと言う事は店長の事が嫌いではないのだろう｡自他ともに認める人見知りの自分だって好いたくらいだ｡嫌いな人は少ない｡拗ねているのかなんなのかは解らないが曖昧な反応を溢す相手を可愛く思いくすくすと楽しげに笑いながら上記｡ )

>ｶﾝｻﾞｷさん
可愛いなｰと思いまして｡今度空いてる日をﾒｰﾙしてください､休みを合わせますから｡
( 己に触れる為に伸びてきているであろう手の気配も感じ取ったが避けることも止めることもせずに気付かなかったふりを｡頬にやられれば嫌と言うよりは邪魔という気持ちで手を包み込むように握って離させるが嫌ではないことを伝える為か握ったまま可愛い､なんていつの間にか戻った敬語でからかって｡ぶっきらぼうながらも此方を見て話す辺りはやはり教育というか何というか､若頭という立場上育てが良いのだろうか｡同じ様に相手を見詰め返せばﾒｰﾙすることを許可する意味合いを含んだ提案を｡ )

>一ノ宮さん
ふふ､此処のはお勧めなんです｡
( 相手の感想に穏やかな笑み溢し､己も同じものを頼めば口に含んで｡ )

>>猫

たまには良いね。
(ほっとしながら再び口付けなごむねーと
付けたし)

＞羽琉さん
こ、こんにちは……！
羽琉さん、お相手お願いしても良いでしょうかっ。
（仕事モードの相手を見るのはほぼ初めてで、しかも店内の照明との効果かより一層相手が魅力的に着飾られていることに気付く。相手の姿が違うことや店の雰囲気からガチガチに緊張していて、強ばった顔で相手に挨拶をすると、今日は相手を指名しに来たのだと伝えて。）
（/あるあるですよね＾＾；お気になさらず。）



＞猫さん
むぅ……答えかねます。
猫さんは誰かのモノになったりは、するおつもりですか？
（相手が楽しそうに笑っていることで余計こちらが情けなく思えてくる。相手の言うとおり店長は凄い人だし、誰とでも打ち解ける能力を持つ不思議な人だ。それを喜ばしい、誇らしいと思うと同時に、羨ましいような妬ましいような、それでいて独占すらしたいような感情が混ざり合っていて対応しきれない。それらの感情を整理するのには時間を要するだろうし、だからといって相手が店長を口説くのを黙認するわけにもいかなくて。何より相手を店長に取られるのもなんだか癪で、なんともいえないと言葉を返して。そして相手は誰か一人の元に留まる気はあるのかと問いかけて。）


＞店長
（/レスのついでに呟かせていただきます。
シロ「店長！早く帰ってきてください。仕事人に押し付けていつまで遊んでるんですか。」
厳しい言葉を吐いてますけど、シロが寂しがってます。そろそろシロひとりでは店が回らなくなりそうですorz今はなんとか忠犬シロが店番頑張ってますけど、店長がいないとダメなんです。早くパソコン復活することを祈ってます＞＜）

>一ノ宮さん
ですよねｰ...｡本当に眠たくなります､此処は｡
( 相手の言葉に同じようなまったりとした返事を返す｡ぼｰ､っと宙を見詰めれば眠そうに呟き｡ )

>白さん
...俺は飼い猫じゃなくて野良猫だから｡
( やはり曖昧な言葉で返す相手に答えたくないのではなくて答え辛いのだろうと推測すればそれ以上の追求は止めにして｡誰かのモノに､普段の遊び相手にも言われた事があるが面倒臭いことこの上ないし正直なところ興味もない｡今後本当に愛する人が出来たらの話は解らないが､今現在を以てしてはそのつもりはない｡何と無くだがその洞察力と短いとは言えぬ付き合いで相手の質問の裏に隠された気持ちに気付けば安心させるような穏やかな笑み浮かべ､抽象的かつ否定する言葉を返して｡ )

>羽流さん
別に。でも流石仕事中だなって思ってさ。遊んでみただけ
（一瞬反応を見せた気がしたが流石プロ名だけあり顔には出してこない。ナンバー２という立場を保てるだけの実力があるのも頷けると思えば、正直にからかっただけだと伝えて）

＞シロさん
礼を言うのは俺だよ。あんたは逃げずにいてくれた。これからもその微笑みが俺は欲しい。
（信じていた相手は自分の望む言葉と微笑みを向けてくれて、思わず安堵の溜息を吐きそうになるが今は照れて落ち着かない様子の相手をからかうでもなくどこか温かく見守るようにまっすぐに見る。そして言葉通り逃げずに自分の存在を認めてくれたことに、心から感謝の言葉を述べ、相手が断れないのを理解した上でずるい我が儘を甘く紡いで）
（/逆襲の宣戦布告はしましたよ←　カンザキは義理と人情に弱いのでシロさんのキラースマイル中毒だと思われます。

＞猫さん
…あんたのがかわいいよ。別に…気なんて遣わなくてもいいのに
（手をやんわりと離されてやはり不味かっただろうかと不安に思うが予期せぬからかいの言葉に敬語に戻っていることすら気が付かず一瞬怯んで。続く言葉を聞くと先程までやや拒んでいるようだった連絡を許可する意味合いの言葉、しかも社交辞令で常識的な言葉を言ったまでかもしれないが休日を合わしてくれる心遣いを向けられていることを嬉しく思ってしまう。相手の予定に合わせるなんて常識的なことを気の許せる相手としていることが新鮮で嬉しく思えば‘優しい’というべきところを‘かわいい’と言ってはからかいに返して。しかし照れは残るわけで、視線を反らしながら付け足すようにボソリと呟いて

＞猫さん
そう、ですか……良かった。
確かに野良猫っぽいですね。
（相手の言葉に心底ホッとした様子を表情に表せば、軽く溜息をついてから微笑む。いずれ誰かのものになる時が来るとしたらそのときは受け入れなくてはならないだろうが、それでも今は相手がこの場所に懐いていてくれているあたり、しばらくは大丈夫そうだと安心する。相手の言うとおり、猫のような習性を持つ相手は飼い猫というイメージは似つかなく、やはり野良でしかも一匹狼的なところも持ち合わせているように感じて、思わずくすくすと笑っていて。）



＞カンザキさん
言ったじゃないですか、逃げないって。
……そういう言葉は誤解されても文句言えませんよ？
（相手はどこか安堵した様子に見える。それもそうだろう、これだけの告白をするのには勇気が必要だろうと察して、相手が望んだ通りに微笑み続ける。最初に来たときから自分の型は変わらない。何があろうとこの店がちゃんと存在している限り、自分は相手から逃げることはしないつもりだ。耳まで赤くなってしまった顔を冷ますように手で軽く仰ぎ少し収まったところで、相手をじっと見つめてはいつもより少し低い声色でどこか意味深に微笑みながら相手の頬へ手を伸ばす。誤解を与えるような言動をしたことを後悔させてやろうと少し悪戯をしかけることに。）
（/なるほど、では逆襲の逆襲の番ですね←　義理と人情ｗ古風だけど素敵だ！）

＞シロさん
…誤解？……そうか。そうだよな、俺みたいな男に急に弟として惚れてるなんてふざけてるとしか思えないよな。気分悪くして当然だ。文句は言わない。取り消すから、さ
（相手にいつもとはどこか違う微笑みと低い声で頬に触れられれば、一瞬ゾワリとするが極力表情に出さないようにし、それよりも意味深に言われた誤解が何のことを言っているのか分からず不思議そうに聞き返してしまう。自分は心から弟として、家族愛として信頼と尊敬の意を込めて惚れていると言ったまでで、それ以上の感情はなく。そこまで考えれば相手の誤解という言葉も低い声も頬に触れる手の意味も理解でき辻褄が合うわけで。しかしこの流れで相手が悪戯するわけがないと疑わず言葉をそのまま信じることにする。心の片隅ではこの展開は知っていると感じつつそう何度もデジャブが起こるはずがないと何度目になるか分からない心の葛藤が繰り広げて。結果、わざととぼけて大袈裟に悲しい素振りをし、様子を見ることにして
（/逆襲に乗っかってみました。もはやギャクです。ではでは本体失礼させて頂きます！

＞カンザキ
……そんなこと言ってもだめですよ。
僕を本気にさせるおつもりですか？
（相手の悲しげな演技は少しばかり大袈裟だったが、一瞬騙されかける。悲しいことに相手が弟としてじゃなくて本当に好いてくれていたならば、こんな悪戯を仕掛けなくても住んでいるのにと考える。相手の本心で言ったであろう言葉だがその選択を誤った相手には、少しばかりお仕置きが必要だ。にこりと微笑んだその笑みを崩さずに、今更何を言おうと手遅れだと非情なことを告げれば、むしろそんなとぼけた言葉が自分を後戻り出来ない方向へ誘導しているのだと疑問混じりに述べて。頬に置いた手を首元から顎へと滑らせれば相手の唇に親指を引っ掛けて撫でて、さぁこれからどうしてやろうかと好奇心に満ち溢れた表情を浮かべて愉しげに微笑み。）

((/うわわわ、ただいまです!!かなり遅くなってしまってすみません汗
PCは二週間程前から戻ってきていたんですけどリアルが忙しくて....!落ち着いたら絡み文投下しますのでそのときはまた宜しくお願いします!!))

＞店長
（/シロ「……（むすぅ」←嬉しいけど素直に喜べないシロです。
そうだったんですか、急かしてしまってすみませんでした(´・ω・｀)リアルを優先してください；；
改めましておかえりなさいクロさん！PC直って良かったですね、絡める日を本体共々楽しみにしてます！！）

＞シロさん
本気って…どういう意味だよ。…あんたさっきから何言ってんだ？
（頬から首元、顎へと手が伝い唇に親指が触れる一連動作はついさっき同じようなことを自分も相手にしたが、受け身側となるとまた違う。しかも憎いことに相手の悪戯な笑みは綺麗でつい目を奪われては鼓動が小さく並打つのが分かって。この相手の言動により弱い頭さらに回転が悪くなり、必死で相手の言葉の意味を探ることとなる。自分は弟として惚れていると言ったが言い方が不味くてそれだと恋愛感情と誤解されても文句は言えないと相手は言ったはずだ。その意図が掴みきれず先程は適当にはぐらかしたわけだが、今のこの現状はなんだ、と混乱する。これが相手の悪戯なのか否か、相手の意図は何のか模索するも普段裏では切れる頭がいっこうにその答えを導きだしてくれず。どちらか確証が持てない分、茶化すことも出来ずにドキマギする気持ちも押さえられず視線をそらしては答えを相手の口に委ねることにして）


＞店長さん
(/く、クロ様!!主様！お帰りなさいませ！もうクロさんのお名前見た瞬間お顔がにやけてしまいました。本当また絡めると思うと嬉しいです！楽しみにしていますね。カンザキがたっぷりいじって差し上げます←

>ｶﾝｻﾞｷさん
んｰ､...そうですか?嬉しいです､ありがと｡貴方が合わせてくれても良いですけど､難しいでしょう?
( 可愛いと言われても最早此処でも他でも言われなれた言葉であり､わざと考えるような間を開けた後幾らか敬語が砕けた言い方で礼を｡と同時に気紛れに相手の方へと手を伸ばし､頬を軽くつついてみて｡気を使ったというかなんというか､裏ではどんな仕組みなのかは知らないが相手は忙しい日が多いだろう｡此処に来る頻度は高いもののそれは疲れを取るためであって遊びではないだろう｡ならばいつでもとは言わないが好きな日に休みを入れられる己が合わせた方がいいだろうと考えた結果であって｡ )

>白さん
...白さんにだったら飼われてみても良いかもね?
( 目に見えて安堵している相手に依存の欠片を感じるが直接それを己にぶつける事は少ないと理解しているので気にしないことにする｡今は自由気ままに､感情のままに此処に遊びに来ている訳だか相手がただの一介の店員として仲が良いとは思っていない｡友達として､家族として｡そんなものに近い感情を抱いている相手になら､飼い猫も悪くないと｡)

>店長さん
(/うわああおかえりなさい! 無理はなさらないようにお願いしますね? 再び絡める事を楽しみにしてます! )

＞カンザキさん
ふふ、自分で考えてくださいよ。
ヒントは、――
（相手が混乱してしまって正常な思考をできていないことは察するに容易い。ニコニコと愛想の良いいつも通りの笑顔を浮かべながらも、その答えを言うつもりはないと告げる。あれだけ煽られて本気にならない方が可笑しいし、今後相手が他所でそんな誤解を生むような発言をしないためにも今ここでお仕置きしておいた方が良いのだと決め付ける。それでも答えを導き出せない可能性のある相手には、ヒントをあげることにする。相手の唇をなぞっていた指を一旦離せば、自分の唇へ持って行って舌で己の指を舐めてから、再度相手の唇へと唾液に濡れた指を戻す。嫌悪感を抱かれる可能性も考えなかったわけではないが、今の思考停止している相手なら大丈夫だろう。もし嫌がられたなら冗談だと笑い飛ばすくらいの余裕も持っていて。）



＞猫さん
本当ですか！じゃあ頑張って餌付けします！
（相手は場所に懐くものだと思っていたが、嬉しいことに少しばかり気を許してくれているらしい自分に飼われても、なんて言われて思わず身を乗り出して喜ぶ。もちろん飼いならすつもりもないし、どちらかと言えばこちらの方が相手に飼われるくらいの勢いであったが、少しでも相手が長くここに自分と一緒に居てくれるよう、頑張ってサービスしなくてはと意気込む。その気合の入った気持ちを「餌付け」と表現していて。）

＞猫さん
難しいのはあんたも同じだろ。それに俺にとってはこっちの予定を大事にしたいから調整ならいくらでも。それに一応俺のが年上なんだからさ、甘えてくれもいいんじゃないか？
（礼を言われたことが意外で驚きつつ、相手の表情がはじめのころに比べると幾分か砕けて見えてきた気がして、もしかしたら自分が初対面で色々失礼をしてしまい警戒心を煽っていただけで本当はそれなりに表情豊かでよく笑うのかもと思って。続く言葉にフと考えて、生まれたときからこの世界で強制的にこの立場にされ色々と避けられないことや腑に落ちない逃げたくなることも多々あるが、恐らく自分の組織は他と比べ大分緩いと勝手に思っている。またやや一般常識に欠けるところがあるせいか仕事よりも遊び優先でせっかくの相手との時間を大切にしたいと子供じみた考えをもっており。それに忙しいと言っても調整はできる立場にあるし、眠れないと言っていた相手の体調や仕事の都合を考えるとまともとは言えないことをしている自分が合わせてもらうのは申し訳なく感じ、年齢は気にするたちではないが引けに出してみて）


＞シロさん
何してんだよ、シロさ、ｯﾝ
……俺で遊んでるだろ
（相手の艶めかしい行動に目を奪われ何をしているんだと名前を呼ぼうとするが途中で遮られる。自分も相手の耳元や額に口付けたりしたわけだが、優しく真面目で純粋なイメージの強い相手がするだけでそのあまりにも妖艶な仕草に酔ってしまいそうになる。口内に感じる濡れた指は不思議と嫌悪感はないがその意味が分からない。仮に本気で相手が恋愛感情として自分を見ているとしてこんなことをするだろうか。あくまで自分の知る相手の印象だが、本当に好いているならもっと慎重になるはずとそこまで考えて…やられたと気付くと沸いてくるのは羞恥というより虚しさと怒りに似た感情で、相手の本当の意図など露知らず、ただ弄ばれたと感じて。此方が本心から家族愛を向けたのにそれを踏みにじられた気がして、流石に泣き出したり喚き散らしたりするほど子どもでもないし、相手にも悪気はなかったと信じて溢れる感情から声が震えるのを押さえつつ低く上記を呟き。それでも今までとは明らかに違う鋭い眼光で見据えて。そしてこうなったらただではおかないと相手の手を音が鳴るほど強く払いのけ酷く深い傷心を装っては涙を堪えるように自分の前髪をくしゃりとさせ頭を抱え俯けば切なく消え入りそうな震える声で「最低だ」と呟き相手の心理を抉る作戦に出てみて、しかし少なからず傷心はしているためその演技はかなり現実味があって

＞カンザキさん
っ、……ごめんなさい、カンザキさんが僕を惑わすようなことを言うから、もう二度とそんなこと言わせないようにしちゃおうって思って。
すみません、そんなに落ち込むとは思ってもなくて……
（相手が自分の行動に驚きつつも、きっと本気の恋だか家族愛だかわからないような言葉を吐いたことを後悔してくれているだろうなんてぼんやりと考えていると、急に相手の目つきが変わってゾクリと鳥肌を立たせる。強く払いのけられた手をそのまま下げて、驚いた様子で相手を見たが、その時には相手は俯いていて表情は伺えず、感情を測るのはその震えた声だけしかなくてまんまと相手の思惑にハマることになる。相手に拒絶されて多少我に返ったところもあったのか、からかいすぎたところを反省して謝罪する。しかしもとはと言えば、相手が自分を期待させるような、それでいて永遠に叶うことのない切ない言葉を投げかけたのが問題だったと思い出して言い訳をゴニョゴニョとして。自分の計画が少し甘かったせいで、相手を傷つけてしまったと気付けば先程までの余裕など微塵もなくて、再度申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にすると自分も見るからに落ち込んだ様子でシュンとして俯いて。）

＞シロさん
落ち込んでない。…怒ってるけど
にしても惑わすって言ったってその気が無かったら何とも思わないだろ。でもそれでシロさんが嫌な思いしたなら謝る。手も、やりすぎた。痛かったよな。
（俯きながら相手の言い分を聞き、落ち込む様子を横目で見れば弄ばれた感は残り多少なりとも気分を害しているが全面的に自分が悪く思えてきてこの気まずい空気をどうしたらいいのだろうと内心焦る。それでもずっとこのままという訳にもいかないためゆっくりとした動作で顔を上げると全く潤んでいない瞳で相手を見ては、先程の鋭い睨みと切ない声を感じさせない表情で落ち込んでないことをけろりと告げ相手の頬を指でプニと押して。次ぐ言葉は、相手の言い分から自分が家族愛として言った言葉を相手が家族愛と理解した上で恋愛感情に置き換えて嫌悪感を抱き悪戯をしてきたのだと少し勘違いして捉えると自分の言い方が悪かったのは確かなため謝罪して。それでも相手は自分のことを兄として慕い、色恋なんて目では見ていないはずで惑わされることなんてないんじゃないかと、相手以外の他人に言うことは全く想定していないため、恋愛経験値の低い堅物頭はなぜ惑わされると不思議に思っており。そして先程勢いよく払ってしまった手を取ると優しく撫でてまだ唾液が乾き切っていない指に敬愛の意味と先刻の行為が嫌でなかったことを伝えるために口付けをして。この時こういう行為が相手を惑わせているのだと、当人は全くの無自覚で。