［NL］悪魔を拾った

…(相手が庭に来た時、ドア(引き戸?)に背を向け漆黒の翼をストレッチがてらに動かしていた。玲奈が外に来たことに気づくとくるり、と振り返る。
そして相手に近づくと相手を掬うように抱き上げ(お姫様抱っこ)何の承諾も得ないまま翼を広げ何も言わずに闇夜へと羽ばたいていく。

うわぁ、…
（相手の綺麗な漆黒な翼に思わず目が奪われその場から動けず、相手が振り返ればハッと我が返ったように「飛びたいんだったよね。…いってらっしゃっ！！？」と散歩？に行こうとする相手を見送ろうと思ったのに抱き上げられた上に空へと飛んだ突如の浮遊感に襲われれば驚いて目をギュッと閉じて相手にしがみついてしまい

…(そのまま黙ってグングンと上昇していくと街を見下ろせるところで止まり街に目を落としたまま「…ニンゲンは空飛べねぇんだよな、どうだ、空はいいだろ」と自慢気に相手をしっかりと抱きかかえ尋ねる
((最近あまりお返事返せなくてごめんなさいorz))

うん！ すごい…
（そっと目を開ければ目の前に広がる広々とした景色に感嘆の息を漏らし、相手の言葉に同意するように頷いて、ふとどのくらいの高さまで飛んできただろう…と下を向けばかなり上空にいることが発覚して「ぜ、絶対に落とさないでね…！」と相手の首の回りに腕を回し

（大丈夫ですよ！ むしろいつも返して下さってありがとうございます！）

（上げます）

…そんなに怖ぇか?(相手があまりにも首にしがみつくため若干苦しいと思ったがふと、ちょっと苛めてやろうと悪魔的な思考が働き手をぱっと片方の手を離してみる。

((わあああ毎回毎回遅れてしまってごめんなさいいい;_;))

え…？ きゃっ！？
（さすがに首の回りに腕を回してしがみ付くのは相手も苦しいだろう、少し落ち着いてきた頃そう思い至ってそっと腕を離せば突然相手が片手を離し、支えを失くした身体は落ちそうになってしまい今度は相手に抱きつく形でしがみつき「…離さないでって言ったのに」と恐怖で少し震えて

（逮捕しちゃいｍ((殴 …大丈夫ですよ！）

お前はかなり鈍感そうなやつだから感覚のトレーニングだ(と口端を上げ冗談気味に笑うと相手の手の震えを肌に感じ「そんなに怖ぇか?」と一言言い、よしよし、とあやすように背中をポンポンと叩き落ち着かせようとする。
((きゃー掴まru))ry←
こんな駄文な奴にありがとうございます;_;))

鈍感で悪かったね…
（少しムッとした様子で不服を訴えかければ「レオン、怖いよ…」と相手にしがみつく腕を離さず少し涙声で自分の恐怖を伝え、相手にあやしてもらえば少し落ち着いたのか震えは止まっていて

（つーかまーえた♪←←
いえいえ、駄文だなんてそんな… 素敵なレオン君をありがとうございます！）

よし、怖ぇのを忘れさせてやるよ(相手の震えが止まりそういうと空を怖がる相手をあまりにも不憫に思い、空は怖くないということを教えてやるかと考える。
相手を落ちないように抱え用心のために俺の首に手ぇ回せと指示するとキラキラと美しく輝く都会の明かりを目指しゆるやかに飛んで行く)
((俺様ドS感が出ていればいいのですが…w))

もう落とさないでね…
（相手の指示通り首に手を回し前を向いてみるとそこには一面広がる夜の都会と町灯り、もう安心したのか目の前の景色を楽しみながら「空って気持ちいいね」と飛べる相手が少し羨ましくなったり。ふと思い出したように「ってこの辺明るいから人に見られちゃうよ！」と少し焦り

（バッチリです！優しいドSも素敵です←）

…フッ(玲奈が楽しそうに目を輝かせながら、飛べること、街のライトの輝きに喜んでいる様子を見て“ここまで喜ぶとは”と、つい笑ってしまう。すると相手が焦りだしたのでどうしたものかと耳をかたむけると、バレんのはダメなのか?と疑問を抱き尋ねる。
((よ、よかったですありがとうございます!このシチュエーション、出会った翌日ではなくて1週間後設定にしてしまいますねw←
ダメでしたら戻し?ます
理由としてはちょっと人間界に慣れてきた感を出したいので^p^♪←))

ダメだよ！
（なんでダメなのか聞かれたら何て答えていいかわかんないけどダメなものはダメだという意味を含めて答えれば慣れてきたため空が好きなったらしく「もうちょっと暗いところならいいよ」と町灯りがそんなに明るくない方向を指差して

（はい、了解です！ 時間とか適当に弄ってくださってかまいませんよｗ）

…？(何故ダメなのか未だに理解出来ないが自分は闇夜に紛れる色をしているので少しだけ高度を上げておく。相手が明るくない方向を指差したがやはりきらびやかなものに目が行くようで、ふとネオン街の大人な通りを見つける。承諾も得ず好奇心の赴くままにそちらへ向かうと一応気を使ったのか暗い路地裏に足を降ろし「ここも人が多いんだな」と一言。

ちょ、ここって…
（ようやく地面に脚を降ろし、ここはどこなんだと路地裏から少し出て辺りを見回すとそこは自分にはまだ早い大人な通り、相手にそういうつもりがないとわかっていても顔が赤くなってしまう。再び相手がいる路地裏に戻って「翼、他の人に見られないうちにしまって？」と赤くなってしまった顔を見られまいと相手に背を向けて

((よく考えれば大人街というとホテル街のイメージですねw語弊がありすぎましたorz歌舞伎町的なものを想像して頂きたいですw
ではホテル街抜けると歌舞伎町という設定でお願いしますっ♪…私は何の話をしてるんだw←))
(相手が通りから路地裏に戻ってくるとタイミングと同時に羽根が畳まれ「もう出してねぇぞ」と相手の方を振り向くと態度が違うことに気が付いた。いくらネオン街で明るいとはいえここは路地裏。さすがに相手の顔色がわかる程は明るくないのでどうしたのかはわからず「何だよ急に」と相手を見ながら話しかけながら通りへ出て前を向いた瞬間、ものすごくきらびやかなネオン街が視界に入り「なんか祭りでもやってんのかこれは」と相手に尋ね

（うわわ… 勝手に変な方向に想像しちゃって恥ずかしいです… 申し訳ありません!!
と、了解ですｗ）　

な、なんでもないなんでもない！
（赤くなった顔を元に戻すように頭をブンブンと振って顔色を元に戻し全力で否定するような言葉をかければどうやら相手は少し遠い所まで飛んできたらしく「この辺あまり来たことないんだよね…」と苦笑してとりあえずここを抜けようと歩き出し

…男と女のペアが多いな(頭に？でも浮かんでいるような顔で周りをキョロキョロと見渡しながらホテル街を歩いていると突如この通りに漂う“におい”(雰囲気?)を感じ「ああ、そういうことか」とホテルやらの意味を理解する。ネオンに興味があっただけで建物には一切興味を示さずスタスタのその長い足で通りを抜けると新たな通りが。
人通りが多く、ある建物の入り口では女性がドレスを着て着飾り男性の手を引いていたりと様々な光景が目につく。
スタスタと通りを抜けようとしている最中、色々なところからあらとあらゆるドレスを着て着飾った女達がレオンの腕に絡みついたり男達が店員にならないかと誘ってくるがそれすらも軽く流し、通りを抜ける。
「きらびやかだったから来てみたが…ここの通りはうるせぇ奴が多いな…」と後ろをついてきてるであろう玲奈に声をかけるも返事がない。不思議に思い後ろをくるりと振り向くといなかったので辺りに目を移し探してみる。すると遥か後方で客引きに捕まっていたので“さすがにこのままで帰るわけにはいかねぇよな”とここに連れて来た責任も感じずんずんと近づいて行く。しつこくうるさい客引きをはねのけると相手の手首を掴みとグイグイと引っ張りながら通りを抜け「大丈夫か」と困った顔をした相手に尋ね

レオンって大人だね…
（悪魔の実年齢なんて知らない。自分とあまり変わらないと思っていたのにここはどういうところかわかっている上の相手の反応やら対応が妙に大人だなと思ってしまった。店の女の人たちが相手を絡みついて来て更には男の人たちにまで誘われている相手を見て「…かっこいいしね」と少しもやもやを感じるも振り払うようにそう小さく呟いて少し後退り。ふと誰かにぶつかればちょっと遊んでいかない？と誘われ断ってもしつこく誘って来た。客引きにどう対応しようかと思っているとき、相手に手を引かれ大丈夫かと問われれば安心したように「大丈夫…レオン、ありがと。」と苦笑しながらお礼を述べて「あ、今の通り抜けたね」と大人の通りを抜けて活気にあふれた街にたどり着き

そういえばそうだな(相手の手首を引いたまま歩くこと数秒、通りを抜け辺りを見回すと先ほどとは違った普通の雰囲気になったことに気づきもう大丈夫だろ、と掴んでいた手首を離す。
この間の昼間に買い物に来た時と変わらない雰囲気に「ここは夜でも眠らねぇ街なんだな…」とネオンに溢れた街を静かに眺めた。空を見ていると一色に輝くタワー(スカイツリーのようなもの)を見つけあそこから街を見下ろすという考えが頭の中を横切りあの位置へ行くには飛ぶしかねぇか、と手段を思い付くと先ほど話した手首を再度掴み(本人曰わく“歩くのも遅ぇし先ほどのようになったら面倒だから引っ張った方が早い”)飛ぶために人気のない暗い路地へと連れて行く。