大梛 冬希 2013-07-05 20:15:41 |
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何。何で待ってんの。
(教室から出るともしかしたら待ってるかもしれない、とどこかで期待しつつも、んなわけあるか。どうせ誰も待ってないことだし、と徐に歩き出す。しかし暫し歩くと見慣れた人影。足早に近寄り確認する。嬉しさがあったが口先では上記を述べて。本当にこいつは馬鹿だ、頬が緩めば相手から顔を逸らす。)
ん?そら、さっき待っててくれたからやろ(当たり前やん、と笑っては「それに、好きやから。」と口走り、いけね。と顔を青ざめさせ、「ほな、行こか。」と相手の手を引いて無かったことにしようと歩いていく。
おい、こら。
(学校では言うな、と思い一言だけ呟く。手を引っ張られると何処へ行く、というような眼差しで相手を見遣る。しかしだれもに見られてないだろうか、辺りを見渡し乍相手についていく。どことなく急ぎの様子の彼を落ち着かせようと手を振り払い「帰るだけだろ。そんな引っ張るな」と)
あ、いや悪い。(はっ、となっては自分は何をしてるんや。と顔を歪めて「そやな、帰るだけや…」落ち着けいや、と自答して、息を吐き、
何処にも行かないから、
(相手を安心させるように上記を告げると唐突に辺りを見渡して誰もいないことを確認。すると彼の服を引っ張り引き寄せると唇に己の唇を押し当てて。「帰ろうか」と一言だけ呟くと歩き出す)
ん、悪かった…。
(安心したように笑んだ瞬間、自分を引っ張る強い力に引かれ、驚いた表情で相手のキスを受けるとまた再度驚いたようで、「冬希、愛してるわ。」と緩む顔を抑えきれず相手を抱き締めて嬉しそうに笑う。
ちょ、瀬野。
(いきなり抱き締められると暫し固まる。帰宅途中の道で男同士が抱き合うのは駄目だろう、と冷静に考えると相手の肩を押して。「駄目だって言っとるだろ」と少し拗ねた様子。)
えー、
(当然拒否されては此方も拗ねて、「なんで、駄目なんや?」と、珍しく笑みは消え柔らかい雰囲気から静かに問いかけるように相手を見つめながら聞く。
え、いや、だって..
(いつもと違う雰囲気の彼に少し怖さを感じる。少し後退りすればなんて答えていいのかわからず。「好きだけど、こういう場では..その...、御前だけにしか聞かれたくないというか、俺だけに聞こえるように言ってほしいというか、」つらつらと言葉を紡ぐ)
そっか、二人きりの方が良いんやね。
(と、呟けば普段の柔らかい雰囲気に戻り「俺は、何時何処でも愛を囁けるけどな」と、スマイルを浮かべて優しく頭を撫でる。
変態、
(相手の言葉に小さく上記を呟く。ふと、何を思ったのか「今日、御前の家行っていいか?」と尋ねる。こんな唐突に尋ねれば断れるのもしょうがない。その時は諦めよう、と思い乍彼を見遣る。)
うゎ、刺さるはそれわ…
(と、何かを食らったようにダークモードで暗くなるが、家、即ちお家デートに誘われれば「俺ん家はいつでも解放中や」と、あからさまに明るくなったてルンルンモードに変わり、
この前、忘れたノート取りに行くだけだからな。
(彼は何か勘違いをしているに違いない、と相手の様子から伺えば訂正するように上記を告げる。「早く行くぞ」と既に何度もお邪魔しているからか、道など覚えてしまっていてすたすたと歩く)
んだよ、つまんねー奴や。
(と、またダークモードに変わってしまい、
ま、そんなところも好きやけど。とにへらと笑い、「おい、仮にも俺んちやぞー。」と隣で歩く。
つまんない奴だと、他の男に目移りするのか?
(どうしたこともない相手のその言葉に珍しく落ち込んだ様子。彼の家へ着くと扉を開けて中へと入る。家の静かさから誰もいないのだろう、先程のことを思い出し上記を尋ねる)
しないわ、俺には冬希だけやから。
(失言だったか、と気遣うようにみており、家に入れば靴を脱ぎ「あー、二人とも残業か」と、両親が不在なのを確認し終わり口にする。
(相手のその言葉に安心したのだろう、頬が緩めば「お邪魔します」と。靴を脱ぎ2人きりだけの空間にどことなく気まずくなる。「ノート、取りに来たんだった」ふと思い出し彼の部屋へと向かう)
ん、ぁー…机の上やからー
(と、声を上げては後ろを追って階段を上がり、眠そうに自室に入ってベッドに倒れこみ「ノートあった?」と布団の上から顔を出して聞いて彼を見る
ん、あった。
(机の上と言われれば其方に視線を向ける。いつになく汚い。たくさんのものを退かしつつ探せば己のノートを見つけ上記とともにひらりと彼に見せる。次いで彼のいるベッドへと腰掛けると「昴、」と声をかけ)
おー。(と、よく探せたな、と感心しつつ笑って名を呼ばれれは「なんや~?」と、相手を見上げてにへらと頬を緩めつつ心地が良さそうにベッドにくつろいで。
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