マイホームは格子つき　〆

帰ったら連絡する。つーか明日休みだからな、もし飲み過ぎたら俺の事は頼みまさァ。
(恥ずかしがる彼女見て可笑しそうに笑うと、運ばれてきたコーヒー飲んで一息つき。ふと彼女の方にそういった予定は無いのか気になり)
…忘年会とは別に、そっちも同期の奴らと飲み会入ったりするんじゃねーの？まあお前酒弱いから心配だけど。

頼むって介抱ですか？それはもちろん、ですが沖田さんがお店で酔いつぶれる姿見てみたいかも……なんて。
(介抱するのは当たり前と思っており酒の強い相手が酔い潰れる姿等想像できず、それが逆に見てみたい要因となり。忘年会シーズンの今だからこそ呑み会の誘いがあってもおかしくなく、鞄の中にある携帯が振動しそれに気付くと取り出して。ポップアップ通知にてメッセージ確認、正に話題に挙がっている同期だけの呑み会のお誘いで。一番親しい女の親友からの誘いを受けると日程について確認する為メッセージ送信し)
同期の呑み会、今し方誘われました！日程についてまだ詳しい情報は聞いていないので未定ですが、決まったら直ぐにお伝えしますね！

なまじ酒が強いのもあんま良くねーんだけどな。加減を知らねェ奴の相手が回ってくるうえに、接待とかだと断れねェからそれこそ潰れちまう。
(自分が酔い潰れるという事に関心を示す相手に苦々しい顔をしながら説明し。話している途中で彼女の携帯が通知を知らせる音に気付き、確認する彼女の一連の動作を黙って見守り。その通知の内容を聞くと納得したように頷き、時計確認すると声をかけ)
噂をすれば何ちゃらだな。……っと、そろそろ会社戻るぜィ。

お酒が強い沖田さんも呑みの席では色々と苦労させられているのですね。同期との呑み会だと気軽に呑めるので結果、呑みすぎて酔うというパターンでしょうか？
(支払いを済ませそれからは会社へと戻り、その道中お酒が強くても潰れてしまう理由を知り、弱い自分はどうすればよいのかと悩みつつ部署へ戻り。直ぐに上司へ商談の報告した後デスクへ戻るといつもと変わらぬ作業を経て定時となり)
……今日も残業しないで帰れそうだ。どこか寄ってから帰ろうかな？

そうかもな、接待や上司相手だと多少なりとも気を遣うから気を張ってるうちは酔ってる感じもしねェし。まあその分あとで一気に酔いが回ってきちまうんだが…。久住はあんまり無理すんじゃねーぞ。
(奢ってもらったことに礼を述べ、自分ならまだしもこの先接待もあるであろう彼女に注意促し。会社へ戻りその後は何事もなく定時、彼女にしか聞こえない声量で声をかけてから同期に連れられ退社して)
じゃーな久住、早めに帰るようにはするから明日デートしようぜィ。

沖田さんお疲れ様でした──…え？
(帰り際に声を掛けられ挨拶するも小声で話された内容に驚き、姿を捜すも既に帰ってしまったのか姿が見当たらず。聞き違いでなければ “ デート” の単語が聴こえ内心喜びながら彼女も退社し。帰り際スーパーへ寄って帰るか、たまには軽く一人で呑んで帰るか悩みながら夜道を歩き)
明日は休みだし、一人だけど軽く呑んで帰ろうかな…。

「今から飲み始め。俺らも今度飲みに行こうぜィ。」
「思ったより遅くなりそう。莉奈は帰ったか？家着いたら一応連絡くだせェ。」
(合間にひとつふたつ彼女へメッセージ飛ばしながらも、早めに帰るとは言ったものの久々の同期との飲み会に酒は進み)

『　私もいま居酒屋で一人、軽く呑んでいます！　今度は二人で行きたいですね　』

『　帰宅したらまたメッセージしますので！　明日休みでもお酒は程々に、ですよ！　』


(居酒屋でひとりまったり呑んでいた時、携帯が震えてポップアップにてメッセージを確認し。直ぐにメッセージ送信してはファジーネーブルを再び注文し)

(彼女のメッセージ見て返信しようとした矢先、同期に絡まれそのまま返信できずに再び飲みに入り)


(モブ男)
お姉さん一人飲み？良かったら俺らと一緒に飲まない？
(居酒屋にいては失礼なほど香水の匂いを撒き散らしながら、自分の仲間数人と共に座ってる席指差して声をかけ)





いきなりですが、映画館の奴とはまた違うモブ男の登場です！出すつもりは無かったのですが流れでつい…そして出演順的にこいつをモブ男Bと呼んでしまうのは少し抵抗がありますので前と同じ表記で失礼します。
ちなみに沖田には帰ってからたっぷりヤキモチを妬いてもらう予定です。

(既読になってから暫く経つが呑み会に夢中になっているのだと言い聞かせ、携帯を鞄へしまおうとした矢先に不快な香水の香りが鼻腔を通り。彼氏以外の男には興味が無い為声も不快感でしかなく、声を掛けられると引き攣った笑顔でキッパリとお断りして)
一人で呑むのが好きなので間に合ってますから、今すぐお帰りください。







まさかここでまた新たなモブ男と遭遇できるなんて！ 毎回楽しいモブ男の提供に感謝致します。総悟くんのヤキモチを今から想うとニヤけが止まりませんな！

(モブ男)
そんな寂しい事言わないでさ～。あっ、ちょっと待ってて！……よし、じゃあ席には来なくていいからちょっとだけ！一緒に飲んでくんない？
(冷たい態度にもめげずバタバタと元の席から酒の入った自分のグラス持ってきて隣に座り、嫌味な感じは出さないようにこにこと)





いつも突然ですみません…莉奈ちゃんが都合良く1人になってしまったのでついやってしまいました！
最初のモブほど嫌な感じは無いようなまた違ったモブで絡ませて頂きますが、うざくはあると思うので適度に逃げ帰ってください！

(態度から察して欲しいがめげないというメンタルの強さに面倒だな、と思いつつも表情に出さぬよう気を付け。当たり前の様に同じテーブルへ、隣へ座られると適当に相手して何かあれば直ぐに帰ろうと考えながら取り敢えず会話は続けられて)
呑むだけならまあ、いいですよ。…あなたはどうして私に声を掛けたのですか？ 友達かわかりませんが、その人たちと呑んでいた方が楽しいと思いますけど。







お気になさらずに！ モブ男くんの登場に密かにニヤニヤと。
モブ男くんのことは悪い人ではないと認識し始めるも、総悟くんの事が気になって数回会話をしたら様子を見て帰ろうと思います！

(モブ男)
ラッキー！どうしてって、そりゃもちろんお姉さんが可愛いからに決まってるじゃん？あいつらはいいのいいの、俺的にはこっちでお姉さんと飲む方が今は大事！
(ぱちりとウインク飛ばし、元の席から聞こえる仲間の楽しげな声に笑いながらも隣を立つ様子なくぺらぺらと話し続けて)
ていうかさ、お姉さんみたいな可愛い子が一人とか珍しいんだよね～。あっ、もしかして彼氏と上手くいってなかったり？俺話とか聞いちゃうよ？





実はいろんなモブ男動かすのが楽しくて…。
了解です、莉奈ちゃんが帰って少しした後に沖田も帰る予定です。こちら蹴ってくださいませ！

なるほど…そうやって言葉巧みに色々な女性へナンパしているのですね。大丈夫です、お世辞だと理解しているので。
(手馴れた手法のナンパだと理解すると物好きがいるものだなと内心感じて。彼氏に言われる迄自分が可愛いとは一度も思った事がなく、お世辞だと思い軽く受け流し)
残念ながら彼氏とは毎日ラブラブですのでご安心を。こうやって一人で過ごす日をつくった方が長続きしますので。…あなたは彼女いるのですか？

(モブ男)
ええ～、そんな風に見える？お姉さんってば辛辣だなぁ、それにお世辞なんかじゃないよ！
(否定も肯定もせず明らかに流されているにも関わらず未だ隣で話し続けて。彼氏がいると知ると大げさなほどにがっかりしたリアクション見せるも、すぐに顔上げて連絡先だけでも手に入れようと粘り)
あ、マジで？やっぱ彼氏いるんだそうだよねー。俺？彼女いたらさすがに声かけられないって！お姉さん面白いな、友達としてなら彼氏も怒らないんじゃない？連絡先教えてよ、今度飲みに行こう！

そうですか、それはどうもありがとうございます。携帯の番号書いておきましたのでいつでもかけてきてくださいね。私はこれで帰りますので
(最早口調が棒読みになってきており一応礼をつたえて。鞄からメモを1枚破りボールペンでマヨネーズが好きな上司の携帯番号を書きながら内心にて上司に謝り。書き終えると笑顔で紙を手渡すと身支度整えてから椅子から立ち上がり、会計すませるとそそくさと店から出て。歩きながら彼へ『 今から帰りますが、総悟さんはまだ呑んでいますか？ 』手短にメッセージ送信し)
予定より帰るのが遅くなっちゃったな……。

「俺ももう帰れそうでさァ。つーか帰る。」
……お前ら飲み過ぎでィ、おら帰るぞ。
(メッセージを知らせる通知音に携帯開き、ひとつ前の返信をしていないことに気付いて頭掻きながらも同じように手短に返し。久しぶりに自分もそこそこ飲んではいるので若干足元おぼつかない状態ではあるが、目の前で自分よりは確実に潰れている同期を起こして立たせ店を出て同期を家まで送ろうと考えたため自分の帰宅時間はさらに遅くなりそうで)

(入浴後に携帯を確認するとメッセージが受信されており確認すると既読にさせ『 わかりました、気をつけて帰宅してくださいね！ 』メッセージ送信後、直ぐにスキンケアを始めると録画していたドラマを観始めて)
総悟さん、今から帰宅となると遅くなるだろうな……。

……あー…何時だ今…寒っ……。
(彼女からのメッセージを受信して30分後、ようやく家に帰り着き自分の部屋へ入ろうと鍵を出そうとする手を止めて。そのまま足は自分の部屋の前を離れ隣の彼女の部屋の前で止まり、中にいる住人が寝ているかもしれないという考えは酔いによって薄まってしまい躊躇なくインターホン押して)

(ドラマに集中していたのかインターホンの音に驚くと慌てて玄関へと向かい、扉を開けて招き入れては大分酔っている姿に相当呑んできたのだろうと察して)
総悟さんおかえりなさい！……大分酔っていますね。今日はこのまま泊まっていきますか？