ＢＬアパート

神楽>
一人で飯食うのも味気ないからよ、
(自分の提案に不思議そうにする相手を見れば､苦笑いを浮かべつつ前記を述べて。「ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞは明日じっくり堪能させて頂きます。」と丁寧に言いながら、手に袋を提げて、ｽﾆｰｶｰを履き

神原

ああ､そういう事｡
( けらら､と笑い掛ければ納得した様に手をぽむん､とし｡｢ん､ど-ぞ｡あ､何か野菜も食っとけよ?｣と相手を見詰め乍返し｡相手の部屋から退室すれば自室に向かって )

神楽>
マジで母ちゃんに見えてきたわ、
(相手の忠告に､前記の様に冗談を言っては､ﾆｼｼと笑い。自室のﾄﾞｱを閉めて鍵を掛けると、少し先を行っていた相手に追い付こうと早足になり

神原

ん､其れ喜んでいいのかわかんねえんだが､とりあえず怒るぜ?
( 振り返ればにっこり作り笑顔を浮かべて｡溜息を吐いては自室に着き､鍵を開けては｢ん､ど-ぞ｣と扉を開いて )

神楽>
わりぃ！ 謝るから、飯抜きは勘弁な！
(相手の作り笑顔に怒りを感じると、両手を顔の前で合わせて謝って。相手の部屋へと着くと、「お邪魔しまーす、」と入っていき。もう何度か訪れた部屋に勝手を知っていて、ﾃｰﾌﾞﾙの上に袋を置いては適当な場所にﾄﾞｻﾘと腰を降ろし

神原

―､ったく｡
( 後頭部を掻き相手を見れば､｢…つか､どっちが年上かわかんねえな此れ｣と小さく笑って｡相手が部屋に入ったのを確認しては扉を閉めて｡行動を目で追っては､｢何だかすっげえ俺の部屋に慣れてんな?せ-んぱい?｣と )

神楽>
ん？…もはや、俺の故郷と言っても過言ではない。
(ﾃｰﾌﾞﾙに置いた袋から次々と品物を取り出していると相手に声を掛けられ。振り返ってﾆｨと笑いながら前記を云って。「…お前、何食う？」と、振り返ったまま肩を竦めて問い掛け

神原

何だそりゃ｡
( ふは､と笑えば台所に行き､ﾌﾗｲﾊﾟﾝを出しては軽く腕まくりをして｡相手の言葉にひょこ､と顔を出しては､｢あ-､あんた先選んでくれや｡俺余ったの貰うわ｣と手をひらひら､と )

神楽>
ん、りょーかい。
(相手の言葉に軽く手を上げて答えると、ﾃｰﾌﾞﾙの上の物を物色し始め。腹が減っていたため、とりあえずﾒﾛﾝﾊﾟﾝを手に取って袋を開けて。ｱｲｽが溶けてしまわないように冷凍庫を借りようと、ﾒﾛﾝﾊﾟﾝをくわえてｱｲｽを手にした状態で、自分もｷｯﾁﾝへ入っていき

神原

あ-､冷凍庫なら下ｽﾍﾟ-ｽ空いてたはずだぜ?
( 相手の行動を横目で見れば冷蔵庫を指差し､｢つか帰りに持って帰んの忘れんなよ?俺食うぜ?｣とからかう様に返し｡ﾌﾗｲﾊﾟﾝをｺﾝﾛの上に置けばｽ-ﾊﾟ-の袋から牛蒡を取り出し流し台で洗って )

神楽>
おう、食え食え。 俺んちの冷凍庫、まだ抹茶ｱｲｽ残ってっから。
(言われた通り､冷凍庫にｱｲｽを仕舞いながら前記を述べて。冷凍庫の扉を閉めて、相手へ視線を向けると、手際の良さが目に留まり。ﾒﾛﾝﾊﾟﾝをかじりながら、黙って相手の料理姿を見ており

神原

あら､いいのかよ?つか抹茶ってあれか?闇崎のやつか?
( 作業の方に視線を遣り乍問い掛けて｡牛蒡を流しの傍に置けばｽ-ﾊﾟ-の袋から人参を取り出し､水で洗い｡軽く水気を切ってはまた板と包丁を取り出してはふと視線を感じ､振り返れば｡｢んだよ?｣と包丁を持った儘問い掛けて )

神楽>
そうそう。美味いけど食いきれなくてよ、
(相手に問い掛けられては、見えてないだろうが苦笑いを浮かべて答え。じっと眺めていると、不意に相手が振り返り。「いや、マジですげぇな、と思って。」と感心した表情をみせ。ﾒﾛﾝﾊﾟﾝを食べ終えると、「俺にも何かやらせて。」と、料理センスゼロである事を忘れては腕捲りをしながら近付き

神原

何だ貰い過ぎたってか?
( けらけらと笑いを零し返答すれば相手の言葉に瞬きを繰り返し､｢そか?まあ､慣れたら誰でもこうなるぜ?｣と首を傾げて｡腕捲りをする相手に､｢ああ､構わねえけど｡…つか､大丈夫か?みすったら血､出るぞ?血｡｣と幼い子供相手に話す様に返せばにやにや､と / すな )

神楽>
いや、やっぱ料理出来る男は格好いいからな、
(相手の子どもだましな脅しにもめげず、前記の様な不純な理由を述べると相手の隣に立ち。「…で、することあるか？」と意気込んだ瞳で相手を見詰めて

神原

そうかい｡あ-､なら此れ切ってくれよ｡
( くすくす小さく笑い､まな板に牛蒡を置けば､｢きんぴら作るからよ｡こうやって斜めに切ってくれや｡薄さはまあ其処まで問わねえからよ｣と簡単に相手に見本を見せれば､ん､と包丁を差し出して､｢ならよろしく頼んじゃうぜ?｣と )

神楽>
おう、任せとけ！
(包丁を受け取り､ﾆｨと笑んでは覚悟を決めた表情でまな板に向かい。ぎこちない手付きで牛蒡を切っていくも、その横顔は真剣そのもので。ある程度切り終わると、「…こんな感じでいいのか？」と顔を上げて､相手へ途中経過を見せてみて

神原

ん-､がんばって-せんぱ-い｡
( 相手の邪魔にならない様に少し距離を置いては腕組をし乍様子を眺め｡声を聞けば手元を覗き､｢っお､予想以上にうめえじゃん｡綺麗に切れてら｣と感心した様に呟いては､｢えらいえらい｣と相手の頭を軽く撫でて )

神楽>
お、おう。 ……って犬じゃねぇんだから、
(褒められた事が嬉しく､撫で受けするも、すぐに突っ込んで軽く相手の手を退けて。「…よーし、この調子で頑張るぞー、………っ！」と再びまな板に向かうも、集中力が途切れたのか､案の定､包丁で人差し指を切ってしまい

神原

ああ?いいじゃねえか､つめてえの｡
( くすくす笑いを零してはそっと手を離し､再び様子を眺めるも相手の様子に､｢おい､どうした――､ｯ､て､｣と相手の人差し指を見ては相手の手首を掴み､｢…やっぱりこうなったか｣と溜息を吐いて /ｐ＾ )