□□ 2025-12-30 22:14:59 |
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……大丈夫だって言ってんのに。
( そう強がってはいるものの、立ち上がろうとした矢先、若干足がふらついた。自分ではまだ全然歩けるつもりだったのに、現実はそうでもなかったらしい。ちょっと悔しい。ちょっと恥ずかしい。結局そのまま支えられる形で部屋まで連行され、ベッドに座らされ。疲労感と熱がじわっと押し寄せてくる感覚に眉を潜めつつ、さっさと出ていこうとする背中をぼんやり見つめる。……そのまま大人しく見送って、寝るのが正解なんだろう。元々そうするつもりだったし。けれど、なぜか急に引き止めたくなった。体調を崩すことなんて滅多にないから余計に、かもしれない。自分でもよく分からない。無意識のまま、近くにあった楓の袖を軽くちょい、と掴んでしまって。掴んでから自分でも、あ、と思う。ダサ過ぎるなって。それでも手を離せない。――一度目を伏せて、短く息を整えてから、掠れ気味のちっさい声で )
待て。
……アイス食べたら、すぐ寝るから。
だからそれまでは……ちょっとだけ、そこにいろ。
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