□□ 2025-12-30 22:14:59 |
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……ん、………ありがと。
( 腕を組んで見下ろされても、やたら勢いのある看病宣言を聞いても、言い返す気力はもうほとんど残っていなかった。視界の端で楓が慌ただしく動き回るのを、ソファに沈み込みながらぼんやりと追う。完全に“看病される側”の配置に収まってしまっている自分に少しだけ情けなさを覚えつつも……正直、幼馴染の善意は有り難い。――途中、ふと思い出したようにポケットに入れっぱなしだったスマホを探り当て、画面をつける。普段なら何とも思わない着信通知や時間表示がやけに眩しくて、思わず目を細めながら通話アプリを開き、カフェの番号をタップ。数秒後、繋がったのを確認すると、天井をぼーっと見上げたまま覇気のない声で )
……あ、すみません。今日朝から入ってる神谷ですけど……ちょっと、熱出ちゃって……。……はい。はい、申し訳ないです。……すみません、お願いします。
( それだけ言って通話を切り、スマホを握ったままゆっくりと息を吐き出して。力が抜けたように手を腹の上に落とす。バイトに行かない、という選択を口に出した途端、張っていたものが一気に緩んだ気がした。 )
( テーブルに水を置いてもらって、ブランケットを掛けられて。看病したことない、なんて不安そうに零す楓を見て、少しだけ口元を緩める。慌ててるくせに、一生懸命なところがいかにもで。俺的には、近くにこいつがいるだけで十分なんだけど。……初めての展開に戸惑っている幼馴染の声を聞いて少し悩んだあと、静かに口を開いて )
……別に、そんな張り切らなくてもいいけど……。
まぁ、強いて言うなら……バニラアイス系。希望。あとは……冷えピタ系。
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