匿名さん 2025-09-07 22:09:43 |
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私が好きなものを? はは、それは嬉しいですね。じゃあ注文しますね。
(わざわざ律儀に自分がおすすめとして挙げたものを食べたいという彼のことを、可愛いと思ってしまった。胸が少し高鳴った気がして、少し返事が遅れてしまった。誤魔化すように笑うと、いつもの調子で店員を呼ぶ。彼の注文に加えて、自分にはブラックコーヒーとバタートースト、食後のデザートにはモンブランを注文する。彼におすすめした手前、ナポリタンを注文しようかと思ったが、ここのナポリタンは存外に量が多い。まだ20代の彼には十分だろうが、30を過ぎると不思議なもので途端に一度に食べられる量が減ってきた。いつもはゆっくり時間を掛けて食べているので辛うじて腹に入るが、彼の手前そんな姿を見せる訳にはいかない。だから泣く泣くバタートーストを注文した。バタートーストならば、丁度良い具合に食べることができる。注文を終えると用意されたお冷の入ったコップを傾ける)
私が好きなものを食べてみたい、と言いましたね。君は以前も同じようなことを言っていました。……もしも、私が好きなものが君にとって受け入れ難いものだった時、君はどうしますか。
(なぜこのようなことを言ったのか自分でも分からず、言った後で些か後悔した。きっと自分は不安になってしまったのだ。彼は何でも自分の好きなものを吸収しようとしてくれる。まるでスポンジのように。そのこと自体は嬉しい。だが何故にそこまで彼が自分に対して興味を持つのだろうか。自分のことを良き友人と思ってくれているからだろうか。それとも別の理由があるのだろうか。それが知りたくて、つい口を突いて出てしまったのだ)
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