匿名さん 2024-12-07 14:41:27 |
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そんな事があったら、さすがのボクでも木っ端微塵だよ! …ええと、逃げた犯人を追い掛けていたんだけど、ちょっとショートカットしようと思ったら丁度よく窓があって……。
( 少し草臥れたような白色が中から現れると、ほっと安堵の息を零し「 ありがとう! 」と奥へ導かれて / 患者用の椅子に腰掛け、せっせと袖を捲りケープを脱いでと患部を露わにする準備を整えていれば / 単なる軽口に対し大慌てで首を横へ振り、ぽつぽつと事の経緯を気まずげに語り始め / 頬ポリ… / どうにか誤魔化されてはくれないものかとへらり笑うも / 最後にはぐっと両の拳を握り締め、得意げに胸を張っての弁明を試みて )
でもでも、よく兎さんが〝 勢い任せに滅茶苦茶すんのやめてくださいよ 〟って言うから、今回はちゃんと深呼吸して『 よし! 』って気合いを入れてから飛び込んだんだよ。前よりも少しは探偵として成長? …してるよね!
そっかそっかぁ。すっごく成長──してないね。せめて窓開けてショートカットして欲しかったな~……。兎さんの胃薬の量がまた増えちゃう。せっかく減って来た所だったんだけどね。惜しい惜しい。
( まるで小さな生徒の宿題を確認する教師のように相槌を打つも / こりゃまた派手にやったな…と、最後はしっかり声のトーンが下がり、両手で作ったばつ印をにっこりと突きつけ / 神経質に書類と向き合う相方を苦い顔で連想しながら、向かいの椅子に座り慣れた手付きで手当を始め、包帯を巻き / 新人相手にこのままお小言一つで終わらせてしまうのも気が引けて、患部に視線を落としながらぽつぽつと尋ねつつ / ……この間手当した傷がもう塞がっている / 口には決して出さずに些細な変化を目で追って )
それで? その犯人は一体何をしでかしたんだい。この前みたいな宝石強盗? 飼い猫ドロボー? それとも今流行りの〝可笑しなジュース〟の売り子でもしてた?
うっ、そ、そんなぁ…! 今回はちゃんと考えたのに……。
( ガーン、というお決まりの効果音が鳴り響くかのような衝撃 / 先刻の溌剌さが嘘のようにがっくりと肩を落とし / そうして傷口が包帯で覆われていく様を悄然と見つめていたが、事件の話題が上がるや否や「 あっ、それがね! 」と勢い良く顔を上げ / ごそごそと懐から取り出したのは後に所長へ提出するつもりだった透明な小袋 / 中身はごく少量の、鮮血と見紛うほどに赤々とした液体が残存する割れた小瓶で / 先程の落ち込みようはどこへやら、新たな事件の香りに横溢する若さが翠の瞳にキラキラと輝いて )
飼い猫探しの依頼の途中で、裏路地に怪しげな取引をしている人を見掛けたんだ。あと一歩のところまで追い詰めたんだけど、急に霧みたいに消えちゃって……その場には、この割れた小瓶だけが残ってた。…やっぱりこれって今流行りの、ええっと『 Drink〝Bar〟 』…ってやつなのかな?
今度はメアリ、──自分のことを最優先に考えたらいいよ。そうしたらこんな無茶しなくなるさ。
( ゆっくりと彼女の細腕に目を落としながら語りかけるように / きゅ、と包帯を結んだなら「 はい、終わり 」とお終いの合図 / 新人との距離を手探りで探るのも束の間、目の前に飛び込んで来たシロモノを目を見開くでもなく興味深そうにまじまじと見つめ / ピンセットで袋を摘み上げ、目の前でゆらゆら揺らして / 同じ新人である二人の話題を出しつつ、無垢な彼女に昨今の治安悪化の原因を説明した。──今はまだ、何食わぬ顔で )
……おや、その探されてた猫ちゃんは運が良かったな。それはね、『 Drink Me 』 今年代問わず流行ってる違法薬物らしいよ。この間、あの新人の双子が血相変えて持ってきた奴と多分一緒だ。──いやあ君、大物を引き当てたね。所長が見たらまた頭を抱えるよ、ふふ。
…ありがとう。でも、ボクもう少し……ううん、もっともっと頑張りたいんだ。
( 柔らかな語り口と丁寧に結ばれた包帯は優しい相手の心根を示すようで / 折角のアドバイスを退ける事に痛む胸がないでもないが──それでは己の目標に届かない / ただでさえ不足している能力値と経験の穴埋めに、多少の無茶程度しなくては / 暖かみを湛える包帯にそっと触れ、その奥にある気遣いを確かめながら、けれど折れる訳にはいかない決意を胸に小さな笑みを口許へ彩らせ / 更には続く〝大物〟という何とも探偵魂をくすぐる響きを受けてはガタッと弾けるように席を立ち / 性急な所作でケープを再び羽織り、探偵帽を被り直してと心は既に現場の再調査へ向け分かりやすく浮き足立って )
やっぱりそうなんだ…! えっとつまり、一応はお手柄…ってことだよね? ~ッこうしちゃいられない──ドクター! 急で悪いんだけど、それ所長さんに渡しておいてもらえないかな?
──もっとって。そんなに頑張って、どうする。
( きょとん、と自らの顎に手を添えて驚きの色を / 荒削りだが新人の中で一番期待値が高い彼女。……その目を以てしてもまだ足りないと? / 瞳は何処か冷え冷えとした怪訝そうに移り変わる。どうするも何も、彼女の夢は知ってはいるが / 『 目標である偉大な探偵になっても君は君だろう 』──そんな、率直に浮かんだ言葉を飲み込んだのは、きっと今の自分が言ったのでは傷付ける結果になると予期したから / そんな独り言に近い問いの答えを得られるかは当然彼女次第 / あっという間に飛び出しかける彼女の探偵帽をひょいと取り上げ小柄な彼女が簡単に奪い返せぬよう腕を伸ばして / 彼女を引き止められるのはきっと相棒ぐらいだろう、と忠告のふりをして彼のもとへ行くよう勧め )
そうそう、お手柄お手柄~~って待って待って! ……君まさか今し方帰ってきたばかりで再調査に行くなんて言わないよな。まずはホワイトにその包帯を見せに行った方がいいよ。……彼、結構煩いぞ?
ああっ! そ、その、一応治療はしてもらったし、何か見落としがあるかもしれないし、犯人は必ず現場に戻るとも……か、返して~……。
( 今にも駆け出さんとした足は止まり、唐突に訪れた頭部の喪失感に狼狽え / 急ごしらえのやっつけな反論と共に、高々と遠ざけられてしまった帽子へぴょんぴょんと試しに数度跳ねてみるも当然無為に終わって / 果てにはこちらよりも遥かに正当性のある追撃に「 うっ……た、確かに…… 」と完全に撃沈 / さすがに不承不承、といった様子ながらも従順な頷きを返す他なく / 消沈した己の様子からもしも帽子が返却されることがあれば、それを受け取って医務室と廊下の境を跨ぎかけ / ──急な水気を浴びせるように冴え渡った真赤の瞳が、去り際の一瞬、不意の神憑りによって貴方を射抜き / その後は、パタパタといつも通りの慌ただしい足音が遠退いていくばかりだろうか )
…うう、分かったよ。じゃあ一旦兎さんの所に行ってくるね。……あっ! そうだドクター。ボクさ、もっともっと頑張って、今度は自分が困っている人に手を差し伸べられるようになりたいんだ。善い人にも悪い人にも、隔てなく。だから──もう、あまり悪いことしたらダメだよ。
(/そろそろキリが良いかと思い、お声掛けを失礼いたします!少し意味深な締め方となっておりますが、こちらとしては帽子屋様の秘密を完全に看破しているわけではなく、これまでの交流や探偵社内で得た情報などから「少なくとも何かやましいことを抱えている人物なのでは」と、持ち前のとんでもない推理力で察しての発言、というつもりでした。
あまり動かしたことのないタイプのキャラクターだったため、至らぬ点もあったかと思いますが、裏に色々と抱えながらも随所で優しさを覗かせてくださった帽子屋様との交流、とても楽しかったです。改めまして、今回も素敵な物語をご一緒させていただき、誠にありがとうございました…!
次の絡みについては如何いたしましょうか?もしよろしければ、残る赤の女王&弟アリス様の、まだ出会ったばかりの頃のお話へ続けていければと思っております。もちろん、もし他にご希望やご相談事などございましたら、ぜひお聞かせくださいませ!)
◇オズワルド
よろしい。──は~い、ご忠告しかと受け取ったよ未来の名探偵。いってらっしゃい、彼に宜しく。
( 幾つか並べられた言い訳にむ、と片眉を上げれるも最後には帽子をくるりと回したあと頭に被せてやり、その背中を見送った / ……遠退いていく足音から、照明へと意識を向けぽすんとソファに身を預ける / 「 ……悪いこと、ね 」 / ──瞬間、暫く外で羽を休めていた二羽の鴉がばさばさばさ、と派手に羽を散らして飛び立った / 彼女の真赤の瞳に胴を抉り取られるような錯覚を起こす。そして、ぽっかりと穴が空いた心のままずる、と脱力し / 思い起こすのは、薄暗い空間で中毒を起こす子供の姿と己が手を離れた真赤の仙薬 / ──虚な心に気力が溶けていく。ちょうどその時、医務室の扉が開いた。来客は何の偶然か探偵社の所長で / 何か話しかけて来たようだが、生憎とマトモに会話する気も起きず、所長めがけて彼女から預かった小袋を放り投げて / 「 ──看來上天都在看著。不、是因果報應? ……現在開始還來得及? 」 / なあ、貴方はどう思う / ほぼ独り言に近い、成立しない帽子屋の返事に所長は眉を顰めるも、肩を竦め姿勢を正し向き直る。──精霊が消えた機械仕掛けの街に蔓延る謎を紐解くために ( 〆 ) )
いや、なに。──今さっきお灸を据えられてね。それは彼女からの預かり物だよ。……さて、調査の結果はどうだった?
(/こんばんは、日頃より大変お世話になっております…!いつも締めのお声かけ誠にありがとうございます。健気可愛いメアリちゃんに癒されておりました…細かすぎて伝わらないかもしれませんが、『 か、返して~…… 』←が可愛いくてですね……。またドキッとするような意味深締め大好物で大喜びでした…!帽子屋は此方も経験が浅いタイプのキャラでしたので手探り状態でしたが、メアリちゃんとの会話で徐々に輪郭を掴むことができました。秘密事項が多かったり、絡みづらいキャラクターなど中々メアリちゃんに制約がかかりご負担をおかけしたことと思いますが素敵なお時間をありがとうございました…! これからも帽子屋共々宜しくお願いいたします。* *
次ペアは、背後様からもお話頂いたように女王様とルカでお話させて頂ければと思います。以下に絡み分を用意させて頂きました。女王様のお仕事スタイルなど先に記載しておりますが解釈違いや初回シチュに絡みづらさなどあれば再提出いたしますのでお気軽にお申し付けください。特に問題等なければ此方はお蹴りください。それでは、以後も宜しくお願いいたします……! )
◇アルバート
……疲れた。
( ごん、と机に突っ伏す音が事務所内に鳴り響く / とある昼下がりの光景。姉達や探偵帽子がトレードマークの彼女は今日も今日とて任務中、ドクターも所長に連れられて二、三日探偵社を空けるらしい / ……はあ、とため息をつく / 探偵社に来て暫く、この仕事内容に不満を持った事はない。浮気調査も少し重めの案件も書類整理も苦では無かった / が、人間誰しも1日に処理できる量というものがある。────自分のバディは、その辺スパルタだった。午前中に仕事を片付ければ、午後に2倍の書類や仕事量が容赦なく降り注ぐ / ……文句は山程あるが。相棒とは名ばかりで日が浅い──しかも年上の彼女に頻繁に突っかかる気にもなれず / 伸びをして身体を解し、少し休憩を挟もうかと思った矢先、足首の温かくて、苦手な毛玉の感触に動きを止め / ぶわ、と鳥肌が立つ腕を摩りながら『 んにゃ 』と呑気に体を擦り付ける足元の看板猫へ目線を向け )
っ……、おまえ……。なぁ頼むよ、向こうで遊んでてくれ。──寄るなって…!
(/こんばんは、こちらこそとても楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました…!とにかく帽子屋様を油断させて刺す(?)ことが出来ないか…と思いながら動かしていたので、そう仰っていただけて何よりです!尊すぎる母国語での台詞はもちろん、情景描写等にも富んだ素晴らしい〆をありがとうございました。秘密事項などについても全く負担どころか魅力にしか感じておりませんので、どうぞお気になさらず◎こちらこそ、これからもメアリ共々よろしくお願いいたします!
また、苦労人ぶりが既に伺える弟様の可愛らしい初回文もありがとうございます。女王の仕事スタイルなども含め、こちらは特に問題ございませんので、そのまま進めていただければと思います。それでは、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします…!※こちらはお蹴りください◎)
ふむ。……猫と戯れるほどの余裕があるなら、もう少し追加しても良いようですね。──これは直近一週間の聴取記録と関係者資料です。明日までに纏めなさい。
( ──コツ、と注意を喚起するように地を打ったのは無機質な金属杖 / よほど猫に集中していたか、あるいは既に疲労困憊の域にあるのか、背後の己に気が付く様子のない相方へいつもの底冷えする声音を頭上から降らせ / 熱のない紅の瞳を細め、僅かに思案するように首を傾けると、肩口から少し長い真っ白な横髪が流れ落ち──と同時に、どさりと相手の目前に形成されたのは高々とした書類の山による絶壁 / その後は至極涼やかな面持ちのまま、淹れたばかりのコーヒーを手に真向かいの自席へと舞い戻り / 横髪を耳に掛けると、業務外の瑣末事など早々に興味を逸したように書類へ目を通し始めて / 先程の杖先でそれとなく退かされた猫は我関せずとばかり、あるいは一層窮する事となった相手を煽らんとばかりに目の前で呑気な毛繕いを始め )
……いや、これの何処が戯れてるように見えたのかオレが説明して欲しいくらいなんですけど。
( 降り注ぐ氷柱の声にびくりと肩を跳ねさせ / 机に頭をくっつけたまま、目線だけをゆるりと動かすといつも通りの紅玉の瞳が此方を見下ろしている / ……そろそろ来るとは思っていた / 足元から離れた猫の毛の感触に鳥肌が収まり、気まずさを抱えつつ首筋をがり、と掻き目の前の仕事にはうげ、と片眉を上げる程度で留め / 疲労で頭が回らないせいか、意図しない助け舟のせいか何時もなら膨大な仕事量にきゃんきゃんと抗議の声をあげるものだが今日は大人しく / どちらかといえば、可愛い顔で優雅な煽りを見せつけてくる小動物の方が正直気に入らない / この猫本当に良い性格してるな…… / 酷く恨めしそうに眉間を寄せて上半身を起こすと、首を左右に回し休憩時間の宣言を )
──今から休憩入ろうと思ってたところなんで、その後に。何ならセンパイが先に進めてくれてても構いませんけど。ほら、三日前階段で手を貸してやった恩もありますし? ……まあ、今さっき助けられたオレが言うのもなんですけど。
──まず、第一に。当人が何と言おうと、私が観測した限りでは仕事の手を止め、足元に猫を侍らせていた。現行犯にこれ以上の証拠は不要です。第二に、階段の件を恩として扱うのは適切ではありません。君は私の助手として雇用されている以上、あの程度の補助は職務上当然に想定される範囲の行為です。それを個人的な貸し借りとして計上する合理的な根拠はない。したがって、業務上必要な休憩は認めますが、それ以外の要求は却下します。
( 最後まで聞き終えるや否や、呼吸を挟む間もない程の怒涛の口頭射撃が即座に始まり / 淀みなく言い切った後、傍らに置いたコーヒーへ手を伸ばし、静やかに口に含んでから机へ戻して / 小動ぎ一つない眼鏡越しの紅が再び貴方をひたと捉え「 ──以上。何か反論は 」 / もし口を閉ざすならば何事もなかったように書類へ視線を戻し、更に言い募るならば次なる反駁のために口を開きかけた、その瞬間 / 気紛れな猫がひらりと机へ飛び乗り、その僅かな振動によって己の机に置かれていた一枚のチラシがふわりとその身を宙へ踊らせて / それはまるで示し合わせたかのように相手の足元へ / 紙面には近所を示す住所と、洒落た喫茶店の店内写真、そして自家製ケーキを謳う文字が可愛らしく彩られており )
侍らせ…っ、人聞きの悪い…! …、……イイエ、ナンデモ。
( 四方八方からぐさぐさ絶え間なく降り注ぐ言葉の氷柱──否、銃弾に為す術無く / 一切隙を見せない腕前を前に口を開くタイミングを見失い、両手を上げて降参を表面──しておきながら、若干頬が引き攣っているのは最早いつものこと / 不満が色濃く滲む吐息が漏れた瞬間、机の上に軽やかな風をもたらす看板猫に更に眉に皺が刻まれ / 彼女の淹れたての珈琲がひっくり返されては困ると其方に顔を向けるも、かさ、と足元に書類らしきものが落ちる音 / 拾い上げればそれは──やけに可愛い〝関係者資料〟ではないか / 「 ……なんだコレ 」 / 落ち着きつつも若者ウケしそうな内装と栗ケーキに葡萄のタルトと食欲をそそるラインナップを辿り──そこでひとつ、無花果のティラミスの一文に心をくすぐられるも / ……いやいやいや、さっき仕事中だと詰めて来たのは何処の誰だ / 無論、このチラシ一枚で鬼の首を取ったように反論なんて事はしないが / ふぅん、と肩をすくめて案内文と彼女を交互に見つめ / 穏やかな昼下がり。出掛けるには絶好の──秋の心地よい日差しが、ちょうど窓から差し込んで二人を照らしている )
……関係者資料じゃなくてアナタの趣味が混じってますよ。──へえ『 喫茶ミラー 』ね。……悪くないな。
いいえ、その推測は誤りです。それは私の趣味ではなく、いわば地域情報の収集と把握に資するもの。今から八日と二時間三十二分前、この事務所前にある大通りを通行中に偶然配布されていたチラシを受け取り、そのまま保管していたまでのこと。
( 相手の手にチラシが渡ってもなお紅の双眸は微動だにせず、淡々と事実のみを列挙するに留まり / そう──詰まるところ、彼を誘う時機からその口実の組み立てに至るまで検討に検討を重ね続け、先程怒涛の反駁を繰り広げていた間さえ引っ括めて今の今まで四六時中、自らの机の上に最重要検討事案として据え置かれていた代物ということ / しかし、相手がちょうど休憩に入らんとしている今、なおかつ偶然とはいえ当該のチラシへ芳しい反応を示したこの瞬間こそが最大の好機なのではないか / ふむ、とそこまで瞬時に思考を巡らせれば書類から相手の方へ改めて紅を向け直し / 上司と部下という関係性にあれど、業務を円滑に進めるために一定の親交を結ぶことは極めて合理的な手法に他ならず / 自らが未だ一言たりとも直截的な誘い文句を口にしていない事には気付かぬまま、こちらの思惑が当然汲み取られるものとして真に迫った眼差しで相手を正面に捉え )
さて──君も探偵を名乗るのであれば、当然この業における地域情報の重要性は把握していますね。
そりゃ勿論、調査の正確性を高める第一歩だってセンパイ方にも散々言われましたから。……!? な、なんですか急に。
( チラシ一枚に凄まじい記憶力、加えて澱みなく解説する彼女には口では勝てる訳がなく、本日二回目の降伏 / しかし、事件となるとこれが一気に頼もしい能力へと変わるのだから、今後の為にも必要以上に文句は言うまい / 姉のバディや治療以外やたら怪しげな医者を思い浮かべながら、探偵の初歩をすらすらと述べるも、改めて向き直った彼女の瞳は──分かるでしょう、と言わんばかりの。……圧が、ある / バディになったばかりで外れの回答を現在進行形で踏みまくっている自分でも、これは何かを要求する目だとは分かるけれど / オレが行くついでに自分の分のケーキも買ってこいというパシ──ではなく、指令か? / いやでも普通に考えれば、この喫茶店を調査命令……だよな? / チラシと149cmから放たれているとは思えないほど冷徹な瞳とを行き来すること体感約2分 / がくりと肩の力を抜き、溜息と共に指令内容が理解出来ない旨を伝えると、机の上を慣れた手つきで片しながら、不慣れな口調でそれはそれは気まずそうに彼女を喫茶店へと誘って )
……出来ればもう少し分かりやすく教えて貰ってもいいですか。今の言い方じゃサッパリ。取り敢えずオレはもう行きますけど。──センパイも、行きます、か。
この上なく端的な指示かと思いますが。……この程度も解せないならば、君の指導計画に少々手を加える必要があるようですね。
( 地域情報の重要性を説き、相手の反応を確かめ、然るべき機会まで提示した以上、己の発言に論理の飛躍など何処にあると言うのか / そも──一を聞いて千を理解する程度、至極造作もない話だろうに / 氷の貌に僅かな無理解を滲ませ、純粋に不思議そうな声音で言葉を紡いだ後 / 「 ……しかし、最終的な結論に相異はありません。今回は及第点としましょう 」 / そう告げて手早く机上の書類を整えれば、仕込み杖を手に席を立ち。次いで、椅子に掛けていた黒のコートを羽織ると、そのまま相手に無言で外出を促して / 先程から引き続く氷像のような無表情には、やはり一切の崩れもない / ただ、仮にその口角が本人すら気付かぬほど微かに傾斜を緩めていたように相手の眼へ映ったとして。それが真に事実であったのか、あるいは秋の陽射しがもたらした錯視に過ぎなかったのか──その真偽は、未だ推理の余地を残す所だろう )
(/こんばんは、いつもお世話になっております。エレオノーラの塩が強すぎて一体どうなる事か……と思いましたが、姉同様に相方に苦労されているアルバート様の葛藤がとても愛らしく、二人のやり取りも大変楽しく拝見いたしました。この度も素敵なお話をありがとうございました!
さて、今回のロルで一区切りとなりましたので、次のお話についてもそろそろご相談をさせていただければと思いますが、引き続きこちらの不思議の国のアリスの面々にて小話を展開していくか、あるいは別の世界観の物語へシフトするかなど、何かご希望や案などがございましたら、ぜひお聞かせいただけますと幸いです。どちらにするかによってこちらも展開案を改めて考えたいと思っておりますので、お手隙の際にでもご意見をいただければと思います…!)
(/こんばんは、いつもお世話になっております…!
此方こそルカが食らいつこうとするばかりに刺々しくなりがちだったかと思いますが、根気強くお相手して下さりありがとうございました…! 始まったばかりの二人のギクシャク感、しごできエレオノーラ様の塩対応と微笑みを心ゆくまで堪能させて頂きました。ごちそうさまです……!() 今回も素敵な時間をありがとうございました。* *
次回の展開について、少し早いのですがここで一旦季節イベントを挟むというのはいかがでしょうか? そして以前お話した原初の魔女様の担当や設定( >160 )についてお返事がまだでしたのでハロウィンイベ案と合わせてお返しさせて頂ければと思います…!お手隙の際にご確認頂けますと幸いです。* *
①今宵の出逢いに乾杯を!
ハロウィン 兼 交流回 / 季節限定キャラ
毎年10/31が近づくと魔女達の元へ祝祭の招待状が届く。生者も亡者も強制参加のハロウィンを舞台で、貴方が目にしたのは本来ここにいないはずの──……。
・季節の行事兼、青年期 または 王になった後のアレステアとレヴィ様、白雪ちゃんと生前の若かりし頃のシンデレラなど本来あり得ない邂逅イベント。もしくはチシャ先輩やラウール、コーデリアとステラちゃん、聖職者の血を引くリリアンヌ様と推定邪悪側のオズワルドによるクロスオーバー回などでも…!
キャラサンプル:
◇ウィル・オ・ウィスプ モチーフ / 季節イベント
「 さあお姫様、王子様。騎士に竜──そして我ら魔法使い! 存分に楽しみたまえ。今宵は現界と冥府が交わる日──狂騒という名の祝福を君達に授けよう! 」
「 ハッピーハロウィ~~ン! いやぁ待ってたんだぜ。──お前、去年のハロウィンにも今年のワルプルギスにも来なかったんだ。なんで呼ばれたのかぐらい分かってんだろ 」
※御伽噺ではなく伝承モチーフキャラになります。
原初の魔女より役目を引き継ぎ、古より10/31に儀式を開く男性の魔法使い。……が、古株からは『 年々自分好みに祝祭を魔改造して、最早原型がない 』『 ただのお祭り騒ぎ 』との声も。
この時期になると毎年魔女達のもとへ招待状が届く。参加は任意──なのだが、10/31だけは彼の魔力が増大するため彼の魔法の門によって祭りの場へ強制召喚される事もあるらしい。人間達の間でも迷い込むことがある幻の祭りと噂され、亡者達は彼が管理下のもと参加できるらしい。悪事を働こうものなら彼の魔力により即座に締め上げられるので基本安全。
魔女たちの『 今は亡き大切な人 』に関しては『 招いたかもしれないし、招いてないかも知れない 』と濁し、人がごった返す祭りの中で探してみろよのスタンス。本人曰く彼・彼女らのお気に入りに手を出すとロクな事にならないから、とのこと。
「 知ってるか? 古今東西色んな魔女がいるが──総じて皆嫉妬深いのさ。…俺も含めて、ね 」
「 ふざけた祝祭、これか儀式なもんか…だって? はは、分かってやってるんだよ。いいかいお嬢ちゃん、狂騒でしか癒せない記憶もこの世にはあんのさ 」
夜や冥府の一部の権能を担う魔法使い。軽薄で馴れ馴れしくて、祝祭期間中やかましいこと以外は基本的に善良。彼にもマイハニーと呼ぶ運命の相手がいるのだが、喧嘩別れして以降何百年単位で面会謝絶を喰らっている。相手側も夜や冥府に関連する力の持ち主のため、抵抗されて強制召集もできないんだとか。※ここら辺の設定は自由に削除・変更可です。
そして、もし可能であればグリムヒルド様の古くからの友人とさせて頂きたいのですが、いかがでしょうか…?
②原初の魔女・善き魔法使いの一族について
( >160 )長らくお待たせしてしておりました、原初の魔女様について今回お返事させて頂きますね…!
ただの善き隣人たる魔法使いと見せかけて、実は人々に試練を与える高位存在。
・担当やNPCかPCとするべきか悩んだ末にグリムヒルド様にちょっかいをかけるシンデレラの老婆をやってみたい…という欲があり、当方と主様とどちらも担当できるように、原初の魔女様の代行者について下記の設定を考えてみたのですがいかがでしょうか…? 解釈違い等あればご遠慮なく仰ってください…!
〈 原初の魔女様( 大元・ご本人 ) 〉が眠りにつく、もしくはご隠居される。自身の魂を分割し、運命を見守り人を導く代行者として幾つかの分身に欠片を託す。
↓
〈 白雪姫の魔法の鏡 〉 〈 灰被りの老婆 〉など託された分身・代行達が試練を与えて観測を行う。個々に人格を持ち、模る形や導き方はそれぞれ異なる。手を組んでいたり、考えの違いから独自に動いていたり関係性は様々だが、最終的には同じ使命のもと人々と関わる。
それらがやがて、影から密かに人々を導いている、善き魔法使いと呼ばれる一族と呼ばれるようになる。なお一族は血縁に限らず、外部から勧誘された者も多く含まれる。
キャラサンプル:
◇硝子の魔女 / シンデレラの魔法使い
「 おやまあ! 魔法の鏡、魔法の鏡ではないか。いやはや久しいのう。一体どこに行ったかと思えば、まさかこの坊やを育てておったとは……おぬし、見えぬところで大変な苦労を… 」
「 ほほほ、よくお聞きグリムヒルドや。運命とはガラスで出来ている。──輝く時に、砕け散るものじゃ 」
「 しかし同時に、幸運は大胆な者を助ける。……さて、おぬしはどちらに賭ける? 」
水色のローブを纏う魔女 / 口調は完全におちゃめなお婆ちゃん / 陽気で朗らか、親しみやすいが実は人々に試練を与え見守る高位存在 / あちこちへと動き回り、きっかけや始まりの頃のみ手助けし最終的には見守り己は介入しないスタンスに切り替える
以上が季節イベント案とお返事になります。また今回お休み中に時間があり早めにお返事を返しておりますが、ご都合の良いタイミングでご返信頂ければ幸いです…!長文となりましたが、ご確認のほど宜しくお願いいたします…! )
(/この度はお忙しい中、まさかの季節イベント案ならびに原初の魔女様についての設定をご提案いただき、誠にありがとうございます…!
まずは①のハロウィンイベントについてですが、生者も亡者も集う祝祭という舞台設定がもう最高で…!以前よりpfのみ拝見していたアレステア様とぜひ絡んでみたい……と思い続けてはいたのですが、少々機会を逸してしまい口惜しい思いをしておりましたので、今回素敵な機会をご提案いただけたこと、本当に嬉しく思っております!ただ、レヴィ側はアレステア様に対して、恐らくは合わせる顔もないような心境にあるのではとも思いまして……また、ハロウィン限定の素敵な男性魔法使い様ともぜひお話ししてみたい気持ちがありますので、もしご負担でなければですが、まずは男性魔法使い様とレヴィでお話しさせていただき、その話の流れなどでアレステア様とも絡ませていただく、という形はいかがでしょうか……?また、そちらの交流が一段落した時点でまだ時間に余裕がありそうでしたら、白雪姫とシンデレラ様の邂逅もぜひ見てみたいです…!他の組み合わせも非常~~に気になってはいるのですが、あまり長々と季節イベントを続けるのもと思いますので、そちらももし余裕があればということで……!
また、男性魔法使い様がグリムヒルドの古くからの友人という設定ももちろん大歓迎です!幼き頃から俗世とは隔絶された環境にあったために鏡以外の人物と交流する機会もほとんどなかったでしょうから、魔法使い様との出会いはとても貴重なご縁だったのではと思います。同じ魔法使いとして確かな技量を有する相手に一定の敬意を抱きつつも、その剽軽な態度には子犬のようにキャンキャンと噛み付いていたりしたのでしょうか……。
②の原初の魔女様と代行者等の設定につきましても、素敵なご提案をありがとうございます…!こちらも巧みな設定の構築に大変唸らされまして……硝子の魔女様も含蓄ある台詞集含め非常に魅力的で、代行者同士の関係性や、既存のPC達との関わり方などなど、今後の展開がますます楽しみになりました。本当にご提案いただいたもの何れも大変魅力的で、こうして新たな交流や物語の可能性を広げていただけることがとても嬉しいです…!改めまして、素敵なご提案をありがとうございました。色々と希望を申し上げてしまいましたが、もちろん全てをその通りに進めていただかなくても大丈夫ですので…!どうぞ貴方様のご都合に合わせて、自由に変更・調整していただければと思います。また、こちら長文となってしまいましたので、適宜お蹴りいただけますと幸いです◎)
◇季節イベント
◇青い炎とカボチャの魔法使い
イグニス・ファトゥス / 男性 / ???歳 / 外見28歳ほど / 180cm
「 さあお姫様、王子様。騎士に竜──そして我ら魔法使い! 存分に楽しみたまえ。今宵は現世と冥府が交わる日──狂騒という名の祝福を君達に授けよう! 」
「 ハッピーハロウィ~~ン! いやぁ待ってたんだぜ。──お前、去年のハロウィンにも今年のワルプルギスにも来なかったんだ。なんで呼ばれたのかぐらい分かってんだろ 」
揺らめく青い炎の瞳 / 瞳は細く、全体的にシャープな印象で所謂ヘビ顔系 / くすんだオレンジ色のセンターパート / 濃紺の燕尾服とシルクハット、ツバの部分に黒いレース付き / いかにも人ならざる者のそれである鋭利な爪は濃紺に染められている / 全体的に細く薄い体だが、肩幅はある / 肌は白く些か不健康寄りの色味 / 化物カボチャの飾りがついたステッキ
原初の魔女より役目を引き継ぎ、古より10/31に祝祭を開く魔法使い / ……が、古株からは『 年々自分好みに祝祭を魔改造して、最早原型がない 』『 ただのお祭り騒ぎ 』との声がちらほら / 軽薄で馴れ馴れしくて、祝祭期間中やかましいこと以外は基本的に善良 / 彼にも運命と呼べる存在がいるのだが、喧嘩別れして以降何百年単位で面会謝絶を喰らっている。
夜や冥府の一部の権能を担い、現世と冥府が交わるとされる10/31のみ魔力が増大するため、基本的に祝祭は任意参加だが彼の力により強制召喚される事も / しなやかな体躯とは裏腹に、オペラ俳優のようによく響き落ち着きがある声の持ち主。その声を通して魔法を使役する / 人間には『 惹かれる声 』だが、祝祭中の魔女達からすると『 不愉快な声 』なんだとか / 魔女達の祝祭は人間達の間でも迷い込むことがある幻の祭りと噂されている。亡者達は彼の管理下のもと参加し、悪事を働こうものなら彼の魔力により即座に締め上げられるので基本安全 / ただし、自分より高位の存在や同じ夜や冥府に関連する権能を持つ存在の場合、対抗されて召喚できない場合がある。また、現世に一切の未練を残さず冥府に渡った魂も同様 / 呼び出した魂(亡者)は、亡くなった時の姿のままとは限らず、時が歪んで若かりし頃の姿で現れたり、異形になっている事もあるらしい。彼曰く『 その人物次第 』 / 魔女たちの『 今は亡き大切な人 』に関しては『 招いたかもしれないし、招いてないかも知れない 』と濁し、人がごった返す祭りの中で探してみろよのスタンス。本人曰く彼・彼女らのお気に入りに手を出すとロクな事にならないから、とのこと。
「 知ってるか? 古今東西色んな魔女がいるが──総じて皆嫉妬深いのさ。…俺も含めて、ね 」
「 ふざけた祝祭、これが儀式なもんか…だって? はは、分かってやってるんだよ。いいかいお嬢ちゃん、狂騒でしか癒せない記憶もこの世にはあんのさ 」
魔法の鏡を所有する美しき魔女の友人 / イグニス・ファトゥスとは通称であり本名ではない / 普段は気ままに過ごし、ウィリアムやジャックなど数多の偽名を使って人間界に紛れ込んでいる事も / 原初の魔女より祝祭の役目を引き継ぐが代行者ではなく、所持する力が冥界に関連するだけの魔法使い / 祝祭以外は『 運命なんか見守っていられないし他人なんて導くガラじゃない。たまにちょっかいをかけるくらいが丁度良いのさ 』と祭り中の喧しさが嘘のように、それはそれ、これはこれと代行者達や導く役目とは距離を置く / 使用魔法は主に幻惑の類だが、彼の場合は墓地や沼地に鬼火を出現させたり、神聖な森を瞬きの間に不気味な森へ変化させるなど風景──物の外側に干渉するものが殆ど。精神感応系は不得手かつ自身の好みの問題で使用しない。また、単純な魔力量もグリムヒルド様には遠く及ばないんだとか。
モチーフやイメージ:
ウィル・オ・ウィスプ / ジャック・オ・ランタン
/ 炎 / 道化師 / サーカスやオペラの座長
(/背後様の魔女様方やハロウィンに影響されて作成したCと代行者絡みの案についてお話するまで少々緊張していたのですが、お気に召して頂いたようでホッといたしました…!友人設定についてもご快諾頂きありがとうございます。ちなみに(勝手に)兄貴風を吹かせて絡むことが予想されるイグニスですが、出会った当初からイグニスの方がグリムヒルド様より少し歳上だった設定と、ほぼ同じ歳ではあるものの性格上このような絡みになっている設定どちらがお好みでしょうか…?
イベント進行やペアについても承知いたしました、それでは今回はご提示頂いた元祖茨の道メインの流れでお願いいたします…!※前回のお返事で選択肢が多い方が良いかなと思いつくままペアを出させて頂きましたが、あくまで候補でしたのでどうぞお気になさらず…!
開始前に一点、アレステアとレヴィ様のかつての関係と交流の雰囲気についてご相談させてください。今回、以前のお話を元に初代国王の過去・結末について当方側でざっくり2パターンをご用意いたしました。交流の流れや主様がお考えになられたレヴィ様の過去と併せてどちらの設定で今回進めるかご意見をお聞きしたいです……!
※アレステアの過去については今回のお返事で詳細まで確定するわけではなく、あくまで交流の土台としてざっくり方向性を固めるためのものですのでお気軽にお選び頂ければと。主様側から別途希望する展開等ございましたら教えて頂けますと幸いです。
また、筆が乗ってしまいつらつら書いてしまったのですが、あまり設定や流れを固めすぎず気楽に進めたいという場合もご遠慮なくお申し付けください…!ご確認のほど宜しくお願いします。* *
〈 パターン1:初代国王が悲劇の運命に巻き込まれ、命を落とした場合 〉
・参考元( >117 / >135 ) 一介の青年から建国の英雄と変化する過程において救世主としての仮面や生き方が染みつき、ただの人間でありながら国民や周囲の者により現人神が加速する中で、悲劇の運命を回避すべく動いていたレヴィ様の忠言に耳を傾けなかった。或いはそこを狙われ、命を落としたルート後のアレステア。ここら辺は初期コーデリアの愚かさや、一人で背負い暴走したアレックスに似ているのかもしれません。
「 ──…そう案ずるな。私の水竜 」
「 全ては過ぎ去った記憶。私は衆生を救えず、あの日に終わる器であった。それだけのこと。……しかし、今。私個人としての言葉が許されるのならば、お前は──よく、笑うようになったね 」
英雄から現人神となった青年 / 過去の性格とは離れ仮面を外せないままでも、幸福な日々として受け止めて過ごす中で悲劇の運命に巻き込まれ命を落とす / かつての柔らかさと世の無常を見つめる冷徹さ / 人間らしさがやや欠落気味だが、喜怒哀楽は残っており憑き物が取れたようにも / 砂色を帯びた白い短髪のまま、太陽の子と呼ばれる証の瞳は変わらず暖かさと夜を思わせる静謐さの両方を感じ取れる / 若くして命を落とすため容姿もそのまま。完全に死後視点。
交流の雰囲気:
悲劇に見舞われ、人間味が欠落した特異な王の魂に目をつけたイグニスが呼び寄せた。悟りを開いたような顔をしていますが、冥界に存在するため分かりやすく表に出さないだけで未練はガッツリあります。アレックスの面影がより濃く出ているのは此方のパターン。割と取り乱すことなく、気持ちに寄り添ってくれるのではないかと思われます…!( 死後の俯瞰視点により悟りを開き気味ですが、淡白すぎたり無反応ならない範囲で対応していけたらなと )
〈 パターン2:アレステア自ら、レヴィ様と関係を断ち排除した場合 〉
・権力が魔力を有する者に傾く事を恐れる者、心を竜に預ける王の行く末を事を危惧した者の忠言。或いは水難に見舞われ跡継ぎが亡くなるなど、不幸が立て続けに続き、国王自らが海の魔女殿と手を切った(或いは国と友人を天秤にかけた末に、封印しようとした)ルート後のアレステア。
・『 太陽の目を持つ神子が建国の英雄となる 』──という啓示を受けて国を興す。が、啓示には続きがあり『 神子が数多の苦難を乗り越え真の友情を築いた時、碧き国は千年王国となる 』
→苦難を前に膝をついてしまったパターン。神子こと太陽の子は実は魔を引き寄せる性質や宿命を宿しているが、宮中の占い師が読み違えた、もしくは故意に啓示を捏造し魔を引き寄せる性質はレヴィ様にある、と濡れ衣を着せた…など。
「 いえ、失礼。懐かしい声がしたもので。旅の方ですかな。或いは、イグニス殿のお知り合いでしょうか」
「 水竜をご存知ですかな。私の故郷に伝わる伽話のようなものでね、かつて人の姿をした竜を見たのです。貴公とよく似た声で──…嗚呼、顔が見えぬ事が残念だ 」
即位後、幸福な日々はそう長く続かず、自らの決断により魔女を排して数年が経過した状態で呼ばれる / 声は冷たく重々しい / 砂色を帯びた白い髪を束ね、太陽の子と呼ばれる証の瞳は変わらないものの、温もりはとうに無い / その後急激なストレスか或いは呪いか、相貌失認を発症。他者の顔に靄がかかり、声や衣服等で他者を識別するようになる / 今では魔女殿はおろか、妃の顔さえもわからない。が、その病状を悟られまいとしているため気づく者もいない / 若干ニヒル
交流の雰囲気:
道を見誤った王の魂、とあまりに訳アリなので本来呼ばれないはずが手違いで召喚されてしまった形。魔を引き寄せる性質も合わさってイグニスの計らいにより仮装も兼ねてマスカレードマスクを着用。
→パターン1と違い顔を識別出来ない状態のまま、『 もしかしたら目の前の男性はかつての友人かもしれない 』と薄々勘づき、アレステア側からは名前や国王である事は伏せたまま交流する形になると思われます。最終的に明言しても良し、明言しないまま敢えて過去の心情を吐露して終えても良しです◎
(/イグニス様の詳細なpf作成、ありがとうございます。お疲れ様でした…!グリムヒルドと出会った際のご年齢については、ほぼ同い年でありながら兄貴風を吹かせていただく方が、グリムヒルドから「 お前そう年も変わらないくせに偉そうに何なんだ全く 」とグチグチ絡むことが出来そうだな、と思いましたので、ぜひ同い年の設定でお願いできればと思います。……いや、本当にこんなに素敵なご友人設定まで頂戴していいのだろうかという気持ちで……。今回の季節イベント終了後も、ぜひ機会があればまたグリムヒルドとも絡んでやってください…!
最後に、アレステア様とレヴィの過去についてですが、パターン2の最高すぎるバッドエンド風味と、互いの立場を明言しないまま交流する展開があまりにも激熱で非常に惹かれた一方で、パターン1の「 お前は──よく、笑うようになったね 」という台詞にかなり感動しまして……また、かつてのアレステア様がどのようなお人柄だったのかを是非とも拝見したいと思いましたので、今回はパターン1でお願いできればと思います。……と言いながらもパターン2に大分後ろ髪を引かれているので、もしイグニス様との会話の流れや背後様のお好みなどでパターン2の方が展開させやすそうでしたら、そちらに変更していただいても全く問題ございません。決め切れずにすみません……!
この度はお忙しい中、素敵な案をいくつもご提案くださり、誠にありがとうございました…!それでは、今回はまずイグニス様と絡ませていただいてから、元祖茨の道組の過去や関係性を少し掘り下げていけたらと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!※特に何もなければお蹴りください◎)
( 盛大な開幕宣言に続くファンファーレが会場を一挙に沸かせる中、ぱちりと一つ目を瞬き / と、同時に脳裏へ浮かぶのは自室の隅へ放置したきりの招待状 / 引き籠もり時代は勿論のこと、己の社交性の著しい欠如も相俟って、こうした集会への欠席回数は三桁を優に越えている──……遂に強制召集されたか / 周囲を軽く見渡すと、華やかな喧騒に沸く会場内には同族である魔女やその眷属、死者らしき姿に混じり、ごく稀に鳩が豆鉄砲を食らったような顔で辺りを見回す生者の姿もあり / しかし、目につく範囲に際立って大きな体躯の者は見当たらず / 気付けば手中に握らされていたシャンパンを一口含むと、僅かに首を傾け )
……〝竜〟?
見えるか。ほらあの塔の上……東洋のお客人だ。もっとも、本来の姿はそう易々と見せるものではないと小言を頂いてしまったがね。
( 悪戯に、後ろから海の魔女の手を取る影がひとつ / バリトンの声が落ち、シャンパンが青い炎のように揺らめくと、瞬きの間に黄金は化け物カボチャの顔が描かれている、毒リンゴを模した魅惑のキャンディアップルへと姿を変え / 今宵の招待客の紹介もそこそこに、馴れ馴れしく彼の肩に腕を乗せ体重を預け、耳元で一夜限りの合言葉と共に繰り出されるのは──積年の文句 / 人ならざる者の爪を首元、胸元の順に刃物のように突きつけて、片眉をぴくりと動かし問い詰めるも、口角は緩やかに上がり )
────ハッピ~ハロウィ~~ン! いやぁ待ってたんだぜ。お前、そろそろマズイってことぐらい自分でも分かってたよな。何百回、何千回と欠席しやがって……今ここで数を数えてみろよ。原初の魔女より引き継がれし神聖なる祝祭を何だと思ってやがる?
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