情報部:オペレーター 2024-06-01 17:25:03 |
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>トーマ
…………、( 脳に流れ込んできた覚えのない映像と単語が目の奥に焼き付いて離れないままでも、自身ではこの釈然としない出来事に答えを出す事はできず、ただ扉へ向かう背中を眺めるだけに終わり / どうにかこうにか捻り出した言葉は別れの挨拶ではなく )……絵本、忘れないでね。
>エミリー
……──!こ、こわい怪獣……( 彼女が女性とはいえ大きな腕の動きによって大人と子供との体格差が如実に表れ、頬を柔く摘まれたことでばたばたと慌てて椅子の陰に逃げ隠れ / 子供騙しを間に受けてしまって怖がった素振りを見せているものの、恐怖を感じているとは思えないほど足取り軽やかで )これでオレガノもドクターの仲間入り。( ぶかぶかな長い袖を揺らしながらぐるりとその場で一周して見せると胸を張りながら上機嫌に )
あ…………( 着せられたままの白衣を脱いで返そうと片腕を伸ばし背中を追いかけたものの、その手が届くことはなく / 行き場を失った手を脱力させながら閉じきった扉に向けて挨拶を送り )さようなら、エミリー。
>グレイ
……そうだね。私も、普段は研究員以外と接触することはないから……気に入ってる。けど、軍の上層部は手を叩いて笑って、この部屋を、この実験をモニターしてるかもしれないと思うと気に入らないのは理解出来る。( 真剣な面持ちで語られる意見はごもっともで、大きく一回頷くことしかできず / 此方も普段より幾分か感情の籠った、軍への憤りを露にした声色で自分なりの意見を述べ )それなら、こんな滑稽な実験をやる事しか能のない、哀れな軍の奴らに見せ付けてやろうと思った。バディに相応しい墓守を見つけて、自由を手にして。幸せになった姿を見せつけるの。
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