【　Seventh Beast　】指名制 × 3L × 異形頭（再建）

>>52 アガメムノン様

！……はい、仰せのままに。( 差し出された自分よりもずっと大きい獣の手と、此方を真っ直ぐに見据える百獣の王の瞳、そして自分の名を呼ぶ声にふわりと微笑めば小さな白い手を王のそれに重ねて / 昨晩に1人でステップはさらったけれど、それでも何故だか初めて踊った夜よりも胸が高鳴り、王を見上げる瞳には少しの緊張と蜂蜜のような甘さが混じり / だがしかしいつまでもリードの始まらないワルツにぱちぱちと何度か青の宝石を瞬かせては少しの沈黙のあとふと1つの可能性が頭に浮上したミシェルは思わず頬を弛め ) 大変。私ったらステップを忘れてしまいましたわ。…確か男性側が右足を前に出して、そうしたら置いてきた左足を前に出した右足の横に持ってきて、次に右足を揃えるから…女性はその逆ですのね？ ( 自身の頭に浮かんだ可能性を敢えて口にすることはなく、まるで彼を先導するように足をゆっくりと動かしていけばにこりと問い掛けて / 足を動かす度に風にふわりとドレスの裾が揺れる感触は久しぶりで、まるで水面を泳ぐ金魚のようにステップを踏むその姿は〝忘れた〟等と言いつつも迷いがなく / 柔く彼と重ねた手に力を込めては、王の背に添えた手でワルツのリズムをとるように指先をとん、とん、と動かし )