【　Seventh Beast　】指名制 × 3L × 異形頭（再建）

>>50 ミシェル様

この期に及んで何を暢気な…！っ、（ 自分は真剣に怒っているのに謝罪よりも先に益体もない感想を告げられカッと牙を剥き / しかしその後に続けられた言葉と、悪意のない笑顔と、着飾った姿の華やかさに言葉が喉に閊え ）貴様、～～っ狡いぞ！（ これまで見たことのない、彼女の子供が親に媚びるような目つきに思わず顔を逸らし / 片手で目元を抑えてはずるいと吠えて ）此処に閉じ込められて久しいのだ、…名を呼ばれる事を嬉しいと思うのは。――今夜は貴様の狼藉を許してやる、偉大な我が名と貴様の格好に免じてな（ 悔しそうに、しかしどこか憑き物が落ちたような朗らかさをもって和解を宣言し / 羽織っただけの服装を簡単に整えては、ずいぶん近くなった彼女の顔を見つめて手を差し伸べ ）来い、ミシェル。（ もし手を重ねてくれたのなら空いた片手を彼女の腰に添えワルツの基本姿勢をとり / かつての令嬢は、パートナーがそこから一向に動き出さないことを怪訝に思い何かを勘付くだろうか ）