クォーツ 2023-10-04 14:12:16 |
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突然思い付いたイラストとセットな小説(ぽえむ?)イラストはまだ未完だから暫くしたら投下する
FF13-2終了直後 ホプノエ
『枯れた世界に花束を』
静かな場所で、白い彼岸花のなか横たわる、碧色の、未来から来た少年が静かに眠っている、彼はその身一つで想像を絶する苦悩を、まだ若い精神で耐えてきたのだろう、僕達の失態が、彼の子供らしさを殺したのだ、、、彼の大事な家族や仲間さえ、殺したような者だ、まだ若い少年に世界の命運を抱えさせるなんて荷が重すぎるのに、懸命にもがく姿は痛々しかった、自分の大事な師を手にかけるのも辛かっただろうし、それで神殺しの業を背負わされ、彼がいったい何をしたと言うのだろう、優しく気高い、純粋ないい子を、ここまで苦しめる必要あるのだろうか?大事な人は奪われ女神からもらったチャンスさえ潰され自分の回りの人間が減り行く恐怖を、二度も味わわされる、そんなの、僕が彼の年だったら耐えられない、今でもだ、彼を殺した者として、いや、自己満足だと分かっていても、罪滅ぼしをさせてほしい、君を苦しめたこの僕を、許してと言わない、ただ忘れてほしいんだ、餞別のように赤い薔薇の花弁を彼にかける、
「、、、さようなら、愛していました、これからは君に幸あれ、辛い想い出を忘れ、幸せな夢に浸らん事を」
一人呟いて踵を返す、振り返らず、頬を伝う涙も拭かず。ただ一人で歩を進めた
「、、、そんなん、嫌に決まってるだろ、■■■」
一人静かに目を開いて呟く彼に、名を呼んでくれた彼には気付かずに、自分を殺して罪滅ぼしへと向かった
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