クォーツ 2023-10-04 14:12:16 |
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「……ハハ…好きな奴と援交…ね……」
思わずボソッとつぶやいた、路地裏で座り込んで悩み続けて居た、もう月は真上にある時間だった
「あぁ……綺麗だな……」
美しい月が濁った藍色の瞳に写っていた、長い睫毛がきらきらと反射しそのまま暗い方へ足を進めていった、
「手が届かぬこそ……月は、美しい、ですか………アハハッ……本っ当そうですよねぇ……ねぇ、ノエル君…」
星が瞬く瑠璃色の空に、ショートホープの淡い紫煙が揺らいで消えた、
「この前の契約、了承、宜しくな?ホープ」
「……そうですか、」
2人きりになれる僕の部屋で返事を投げかけられた、あぁ、もうなんか嫌だな、こんなので、金で愛を買うなんて、彼とだけはしたくなかった、汚したくなんてなかった、でももう無駄だと思った
「じゃ、早速10万ギルちょーだい?勿論こっちも礼は支払うし、ね?w」
「……はぁ、部屋の鍵、閉めてきます」
「了解、」
鍵をガチャリと閉めて音と電気をパチンと消した、2人の重量でスプリングが軋む音が響いてそのままなだれ込んだ
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