クォーツ 2023-10-04 14:12:16 |
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______ノエルの様子がおかしいの、セラさんが僕にそう耳打ちしてきた、確かに最近のノエル君は何処か不安定だしコロッと何処かへいく、何より明らかにギルが増えている、モンスターを狩ったにしても一夜で数万ギル、どう考えてもおかしい増え方だった、セラさんが探りを入れてものらりくらりと交わしているらしい、ひにひにふらついていくし見ていられなかった、ノエル君の体には沢山痕があったからセラさんも僕もなんとなく何をしていたのかは察しがついた(スノウは気付いてなかったが)友人、としても、彼を想っている身にしても、酷く心配だった
そんなある日二人きりになったとき、ノエル君へ直談判することにした
「………ノエル君」
「?、なんだ?ホープ」
「………………売ってますよね?体」
「そ、正解、それがどうしたんだよ?」
「………は?」
何か問題でも?と言わんばかりのきょとんとした表情と声で肯定してきた、かわいさ余って憎さ百倍とは良く言ったものだ、きっと彼はセラさんや未来の世界、仲間のためにやってるんだろうが自分を蚊帳の外にしたり無下にしたりと無意識に行動する彼が酷く憎たらしくて……酷く愛していた、それでもここまでぞんざいにするのはいただけなかった
「………ッバッカじゃないんですか??!!!!!」
「………肯定w、そうだよ、だからこんな手段なんだろ?」
「君って人はッ、!!!!!!!」
ただただケロッとしている相手が憎かった、愛しかった、どんなに憎んでも惚れた相手だ、嫌いには、無関心にだけはなれなかった
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