クォーツ 2023-10-04 14:12:16 |
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「……やっぱり、喧嘩したの?折角付き合ってるんだから早めに仲直りした方がいいよ、?」
「………いいえ、もう恋人ではないんです」
「え、?」
セラさんが動揺の声を上げる、それはそうだ、セラさんは僕達を一番応援してくれていたし見守ってくれていたんのだから
「ど、どういう事、なの、?いつも2人は‥‥仲良くしてたよ、ね、?」
「………彼と僕には、境界線……いや、溝があったんです………出来てしまったんです」
「ホープ君……」
「そりゃあ、僕だって全て教えて欲しいものじゃないのです、それでも……一番拒絶されるっていうのは、傷付きます」
思わず本音をぽつりぽつりと呟く、セラさんの優しさに安心してするりするりと流れ出る、段々と嗚咽混じりになっていく情けない自分に寄り添ってくれるセラさんに、あぁ、これくらい頼れる人だったら頼ってくれたのかな、話してくれたかな、なんてタラレバを考えてしまう、その思考を見透かされた様な事をそっとセラさんから言われた
「きっと、ノエル君はホープ君が『頼りやすい』からこそ拒絶しちゃうんだと思うよ?ノエル君はどうしても抱え込んじゃう、根はスノウと一緒で自己犠牲に走りがちだしね、頼り過ぎたら迷惑が掛かる、そうやって抱え込んで空回りしちゃったんだよ、だから……仲直り、してね?」
「セラさん……」
静かな優しい、でも意志がハッキリとした声で語りかけてくるセラさんに酷く感謝した
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