虚空の使者【戦闘/恋愛/初心者・途中参加歓迎！】

（/お待たせしました！始まります…絡めたら絡んでください！）

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side レイ＝カンナギ　　聖皇騎士団本部

　国を守護し、治安維持も努める聖皇騎士団は、毎日忙しい。それが重要職ともなると尚更である。
　聖皇騎士団の団長として仕事に精を出すレイは、今日もデスクに向かっていた。

「ええ、こちらで対処します…はい、その件は4班へ回してください。街路の修理ですか。聖皇庁に掛け合ってみますね。ああ、書類は此処に……いえ、ソファに置いておいてください」

　鳴り止まぬコールに対処しながら、書類を運んできた部下に指示を飛ばし、サインをする。仕事が多いのはいつものことだ。現にデスクの上には山のように報告書やらなんやらが積み重なっている。
　全く手を止めずに処理していたレイだが、一際高いコールに手を止め、すぐに立ち上がる。

「団長、八番街に影が出現。『幻想種型影種』です」
「すぐ向かいます」

　近くにある愛剣を手に取り部屋を出る。長い廊下を歩いていると、一つの影を見つけた。
　（念の為、もうひとり来て貰った方がいいかもしれない…）
　そう考えると、その人影に声を掛けた。

「すいません。任務に来てもらえますか」