トピ主 2023-03-30 19:23:48 |
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【 銀鱗の魔ファルズフ / 旧市街地 】
――――?!
(生暖かい骨肉を噛み砕く感触が訪れない、それに一拍遅れて気付いたように蛇の瞳孔をキュロキュロと大小させ。15メートルはある体長をぐねぐねとホバリングさせながら推進力を追加しようとするも狂飆の障壁は突破できず、まるで目の前の餌に夢中で周りの見えていない獣のように別方向から大声と共に迫る炎には被弾してから気付き、グギャォ、と怪獣のような呻き声と共に黒煙を撒き散らしながらズズンと地に落ち)
↓
【 ルル / 旧市街地 】
…………っ、ありがとうアウラさんヴィクターさん!
(爆風から身を庇うように縮こまっていたが、何が起きたか辺りを見回せばこの二人が命を救ってくれたのだと即座に理解し、泣きそうな笑顔を浮かべ。こんなところで命を落としては最愛の彼に申し訳が立たない――そんな風に反射的に考えながらも自分にできることはないかと半ば癖のように二人に外傷がないか目視で確認し、直後に動き出したファルズフを視界の端に捉えればぐっと身が竦んでしまい)
↓
【 銀鱗の魔ファルズフ / 旧市街地 】
(黒煙が晴れ龍は再度空へと昇る。地上数メートルの位置で空中にとぐろを巻けば、藍緑色だった全身の鱗が尻尾から頭部にかけて順々に銀色へと光り輝いていく。そしてガパリと大口を開け、発射準備完了を待つ砲口を向ける――照準は先程攻撃をしてきたヴィクターへと向けられており)
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