(相当空腹だったのか脇目も振らず口を動かし続け、みるみる小さくなっていくトーストや目玉焼き。追加で差し出された彼の分のトーストも含め、あっという間に完食してしまった。満足そうに息を吐き、服の袖で少々乱雑に汚れた口を拭う。あたたかい部屋に美味しいごはん、手厚い保護を受けすっかり警戒も解けた様子で、隣に座る彼を上目遣いで見つめれば小さく笑ってみせ) ――ありがとう、おいしかった