(森の中特有の慣れない足場、彼の大きな背中を必死に追いかけて見えてきた一軒のログハウス。その室内は暖かく光で溢れており、寒さで悴んだ指先がどんどんほぐれていく。ここまで来て抗っても何の特にもならないからと、黙ったまま大人しく指示された通りソファに腰を落とすも、やはり未だ警戒は解けていないようで。落ち着きが無さそうに部屋のあちこちへと視線を這わし)