沢下条 張 2022-12-17 00:45:55 |
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亜梨子「輪くん…!輪くん貴方が、まさか……紫苑さんなの?…何で、私たちより歳が離れて……、」
(目の前の光景が嘘のようだ、とても小さい彼を見つめる、ああけど…本当に『彼』だ。彼の、紫苑の目をしてる。間違いない。…そっか、ずっと紫苑さんに似てる笠間さんが違うと思ってた違和感、ずっとそばに居てくれる輪くんの私に向ける優しい表情が懐かしかったり、何だか愛しくて気になってたのは……彼が前世でのフィアンセ、紫苑だったからなんだ…。けど何で私達より9歳も歳が離れてるのか…不思議に思った。真剣に見つめるその眼差しも、とても懐かしい…彼の熱い眼差しだった。そして、)
亜梨子「……協力、する前に聞かせて欲しいの。……今の貴方は紫苑さん?それとも輪くん?……キーワードを教えても良いの。貴方を信じてるわ…。」
「けど輪くん…前に病院で私に言ったよね?…亜梨子には亜梨子の未来があるって。前世に囚われるなって。……輪くん、紫苑さんの記憶に負けちゃダメだよ…、一緒に、帰ろう…。真っ白な未来を生きようよ…。紫苑さん、輪くんを返して…。」
(涙が止まらない、輪くんはただの悪戯っこな小学生の子供だった…。紫苑さんがキーワードを集めて何をしたいかは分からなかったけど、教えるから輪くんを返してあげてと話した…)
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