沢下条 張 2022-12-17 00:45:55 |
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秋海棠「ウン……。僕は大丈夫。君こそ色々と手を尽くしてくれてるだろ、それに…玉蘭が亡くなってから気落ちが見られるようだね。あまり無理しないように。」
(離れていく紫苑を寂しそうに目で追う木蓮を見てはズキリと胸が痛む、木蓮は皆のマドンナ的存在だったから。体調を気にしてくれるしおらしい紫苑を見上げ大丈夫だと微笑む、彼の同級生としても、医者の立場としても話してにこりとする。二人きりになったのを見て話し出す)
秋海棠「聞いてくれ、実は……この謎の感染症のワクチンが出来たんだ。これを皆で打てば助かる。…君も打ってくれるね?木蓮にも後で伝えていて欲しい、今すぐ取りかかろう…。」
(実は…、僕は感染している。だからワクチンを打ってももう効かない。しかもワクチンは一人分しか精製できなかった。ならどうする?……紫苑だけにワクチンを打つことにした。木蓮には栄養剤を打つ。僕たちはいずれ感染して死んでしまうけど皆の木蓮を奪った彼だけ、このままこの孤島である月基地で生き残って孤独に生きれば良い、ドス黒い感情が渦巻いた。彼が僕を信頼してくれているのも計算済みだ。早速打とう…と話して)
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