＿喰らいついて 〆

( 初めて出会った日のことを彷彿とさせる会話に笑いながら歩いていると、ふと、雨だという発言に上を見上げる。すると、ぽつりぽつりと雨粒が額を伝い、その勢いは次第に強くなってくる。
彼に続いて帰路を急げば、なんとか本降りになる前に玄関へとたどり着き、促されるがまま室内へ。
いつもセットしている髪も湿気でへこたれ、前髪を鬱陶しそうにかきあげると、ふぅ、と息を吐いた。)

これは、暫く止みそうにねぇな…。こんなに土砂降りなの久しぶりに見たぜ。




(/ 雨展開ありがとうございます！喜んで使わせていただきます()

バイト先でばったり、いいかもしれないですね！前回は嫉妬からのキレモードだったので、次は嫉妬からのしょんぼりモードになっちゃって久守さんに泣きつきたい((

了解しました！
遠慮なくぐいぐいって行かせていただきますね！←

あと、急で申し訳ありませんが、明後日から数日間お返事が厳しくなりそうです…。
来週からはまたお返事しますので、のんびり待っていただけると幸いです*)

丁度崩れやすい日なんですかね…お風呂入れるようにしてあるので温まってから手当てしますか。
ご飯はデリバリーでもいいですか？

(最近は暑いんだか寒いんだか分からない気温であるし、季節の変わり目で崩れやすいのかもしれない。濡れたままでは風邪をひいてしまうかもしれないし、お風呂は予約して入れるようにしてあるため手当の為にとお風呂を促して。
また、ご飯も…と思ったが冷蔵庫の中を最近開けていないので賞味期限やら確認しておらず、開けるのも怖く…彼の手料理が食べたいところだがピザでも届けてもらおうかと尋ねてみて)


(/どうぞどうぞ！ご自由にお使いください((

それはとても可愛い姿が見れそうですね！泣きつく矢澤くんをオロオロしながら慰めて甘やかしてあげたい←

よろしくお願いします！！もう押し倒す勢いで()

了解しました！お仕事お疲れ様です。こちらのことは気にせず、お手隙になったらで大丈夫です。)

おう。
…ごめんな、また次は飯作ってやるから、食べたいのあったら言えよ。

( 家の中に入るとすぐに風呂を勧められ、デリバリーの話まで出れば至れり尽くせりでなんだか申し訳ない気持ちになりつつも、正直有難いので断るような事はせず。代わりに、と次回は手作りのご飯をご馳走することを約束する。
すると、濡れた服が気持ち悪かったのか、そのまま上半身の服を脱ぎ出し「あ、なんなら一緒に入るか？」なんて冗談めいたことを言い出して。)




(/ 前回は此方が嫉妬心を仰いでしまったので、今度は楓を嫉妬心全開にさせてやって下さい←←
慰めて甘やかして貰うのも楽しみです…()
今度は怒るのではなく「バイト終わるまで待ってる！」と少し駄々っ子になっちゃいそうですね←

ご了承頂きありがとうございます！
お返事できそうな時にはまたお返事しますね！)

それなら君が最初に作ってくれたハンバーグがいいです。青葉の乗った味噌ソースの。

(デリバリーもお風呂を勧めたのも自分の都合であるのだから問題はなく、だが今度また料理を作ってくれるということでリクエストを聞かれると、最初に食べた彼のハンバーグが食べたくて。彼と喧嘩別れしていた間にコンビニでハンバーグを食べていたのだがあまり美味しくなく、久しぶりに食べられるのを頼みにして。お風呂に誘う彼にムッとしつ言い返せば食べたいピザの種類を聞いてみ)

おばかなこと言ってないでさっさと入ってきなさい。食べたいピザとかありますか？


(/サンプルだけでも可愛いのがわかりますね！いっぱい撫でさせてもらおう((

よろしくお願いします！！)

ん、まかせとけ。

( 料理のリクエストには快く頷き、一緒の入浴を断られると、「けーち」と笑って返しそのまま浴室へと向かい出す。というのも、風呂へ誘ったのも断られる前提だった為、もし快諾されていたら此方の心臓が持ったものでは無い、と若干ドキマギしつつ、肩の力を抜いて。
浴室へ入っていく直前に、ピザについての回答を投げかけると、ついでに一つ言い忘れていた事があったようで。)

マルゲリータかなぁ。シンプルな奴が好き。

…あ、久守ー、着替え借りてもいいか？




(/ 楽しみです！こちらこそよろしくお願いします！！

あと、質問しそびれていたのですが、久守さんの身長ってどれぐらいですか？すでにpfに書いてあって、私の見落としだったらすみません；；)

良いですよ。ご飯、ついでに適当なのも頼んじゃいますね。……新品のパンツあったかな…。

(言われる前から着替えは貸すつもりだったので快く頷き、ついでにデリバリーもピザだけは物足りないと思いポテトか何か頼むことを伝えておき。着替えの懸念としては自分の使っていない下着があるかだが棚をひっくり返せばあるだろう…さすがに使用済みのを履かせるのは申し訳なくて。彼が浴室に入った音を確認すると少し悪戯心が湧き、脱衣場に居ないことを確認してから扉を開けて、そのうちならば一緒にお風呂に入っても良いことを告げ。ただ、自分で言ったはものの恥ずかしさが湧き直ぐに顔を引っ込めると着替えを取りに自室に行って)

……お風呂一緒に入るのはもう少し後でお願いしますね。


(/いえ、記入していないので…こちらこそすみません！
因みに矢澤くんより低めと少し高め、同じくらいのどれが好みですか？それで決めてみようと思います！)

お、ありがとな。

( 彼の言葉にはしっかりと礼をいいつつ、雨で冷えてきた体に身震いしながら脱衣所へ。そういえば、誰かの家で風呂を借りるのも初めてだなぁとぼんやり考えると、これまた段々と恥ずかしさが込み上げてきて、余計なことは考えないように浴室へと急ぎ暖かなシャワーで体を流した。
そうしていると突然扉の開く音がして、聞こえてきたのは彼の声。いつかは一緒に入っていいらしい、と理解すれば、自分から言い出したくせにみるみるうちに顔が赤くなってくる。
たまらず「覚えてろよ…」と恥ずかしそうに呟くと、なんだか不意をつかれた気がして悔しくて、さっさと体や髪を洗い始める。あと数分もすればでてくることだろう。)




(/ そうですね……どれも捨てがたいのですが…少し高めだと嬉しいです！！)

＿＿着替え置いときますね。タオルも一緒に置いとくので使ったら洗濯機の中に入れといて下さいよ。

(デリバリーの注文を終え、リビングには救急箱。手に運良く見つけられた下着と自分の着替え、タオルを持つと脱衣場に行くとシャワーの音と曇りガラス越しに彼の姿が見えて。普段通りの声では聞こえないだろうから少し声を張って持ってきたものを洗濯機の上に置くとそそくさと出ていって。
注文したものは30分位で来るようだし、彼の怪我の手当をして入れば届くだろうと考えキッチンでお茶の用意をして彼を待ち)


(/了解しました！でしたら矢澤くんが170cmなので3cm高めの173cmくらいでどうでしょうか？)

はいよー

( そろそろ出ようかと考えていると、丁度ガラス越しに彼がやってきて着替えを置いていく姿が見えた。声掛けにはこちらも大きな声で返事をし、その後相手が部屋を出たのを確認すれば、浴室から出てきて体を拭けば貸してもらった服へ袖を透す。ほとんど身長や体格は同じな為さほど違和感もなく、強いていうならば相手の方が少し身長が高いため裾が余っているが気にはならないだろう。
彼シャツ、という言葉があるぐらいなので、少しばかり嬉しそうにしながらも、着替え終えてリビングへ。)

…さっぱりした。
次、久守も入ってくるか？




(/ 了解しました！ありがとうございます！
より2人の絡みが捉えやすくなりました* )

それなら良かったです。君の手当てが終わって、時間があったら入ってきましょうかね。

(リビングのドアを開けて入ってくる音が聞こえればコップに麦茶を注ぎリビングに移動して。少し彼には大きいようだったがこれくらいなら問題は無いだろう。
ソファーに座り机にコップを置けば、お風呂は後で入ることを告げ、先に手当てをしようと自分の隣を軽く叩いて座ることを促し)

ほら、やりますよ。


(/それならば良かったです！
他に記入忘れや、何か決めた方がいい事とかありますでしょうか？)

….おねがいシマス。

( 先に手当を と隣へ座るよう促されると、なんだか気恥ずかしくて変にカタコトになってしまう。しかし、座ってしまい改めて自分の手足にある傷をみると、その多さに申し訳なさも感じていて。相手と喧嘩したからといって、馬鹿みたいに無茶をしすぎたな、と今回ばかりは反省した様だ。
濡れて垂れてくる前髪を退かせば、自分では見えなくても顔も酷いことになっているだろうなぁ、と明るいところでまじまじと相手に見られるのは少し情けないようにも感じる。)

いい加減、ガキみたいに暴れるのも辞めないとな…。




(/ その他は特に思い当たりませんが、其方からも何かあればまたお知らせくださいね！！)

若い頃には暴れたくなるものですよ。気になるならスポーツに打ち込んで血の気を発散させてはどうです？

(隣に座る彼がカタコトで来るので何を緊張しているのだろうかと少しふふ、と笑ってしまって。全開みた時より怪我は多いので、随分と喧嘩をしたようだと彼の若さにも笑みをつられたようで。
まずは足からか、とカーペットに座って視線を足に向けると救急箱から消毒液と軟膏、大きめの絆創膏を出し。包帯、とも思ったがそこまで深い傷ではないし、消毒だけでも良さそうとも思っている。足の怪我を手当てしながら、彼の血の気の多さを違うものに向けてはどうかと提案して。自分も、人外になりたての頃覚えがあることもあって…。幸い直ぐに足の手当てはおわり、ソファーに座り直すと相手の腕の手当てを始めて)


(/了解しました。こちらは今のところお聞きしたいことは無いので大丈夫です！
何かありましたらお声かけさせてもらいますので、背後は一旦消えますね！)

……確かにな。そうできれば、少しは真っ当だったかもな。

( 消毒液が触れる度にチリッと痛みが走るが、いくらか時間が経っているからかそこまでは痛くなく、大人しく手当を受けていた。そして、彼からの提案を聞けば少し考えるように間を開けて、肩をすくみながら困ったように笑いかけた。
運動は苦手では無いし体を動かすのは得意だが、問題なのは人間関係の方で。学生時代、如何せん同級生や先生といった周囲の人間との折り合いが悪く、部活動にも入った試しが無かった。
まぁ、1人で打ち込むようなスポーツならば自分にも出来るだろうか、と頭を捻れば、手当をしてくれる相手や手元を見守りながら言葉を続けて。)

キックボクサーとかだったら俺でも似合うんじゃね？

キックボクサーですか。…似合いそうですね。君が選手になったら応援しますよ。

(消毒が傷に染みて痛がる様子もなく、少し安心して。彼にも事情はあるだろうし、あまり上手くいかなかったこともあるだろう。それでも自分の提案を拒否せず考えて見てくれた彼に頷き、彼が選手になることがあれば必ず応援すると伝えて。
腕の怪我に絆創膏を貼ると、最後に顔の怪我を手当しようと声をかけて。また、前髪から垂れる水に気づくとついでに拭いてしまおうと述べ)

はい、最後は顔ですね。ついでに髪も乾かしてあげるので目をつぶって下さいよ。

( 応援してくれると聞けば、実際なるかどうかは別にしろなんだか嬉しくて、試しにやってみてもいいかもな、なんて考えてみる。相手の言葉に一喜一憂したり新しいものに興味が湧いてきたり…自分はこんなに単純だっただろうかと疑ってしまうほど、誰かに惚れるというのは大変なことらしい。
腕の手当まで手際よく終わってしまえば、目を閉じてとの指示に大人しく目をつぶる。そして、ふと疑問に思ったのか質問を投げかける。)

久守って、1人で家にいる時は人外なのか？
人間の格好してるのって疲れたりしねーのかなって思ってよ。

人の姿で居るのに慣れているので疲れたりはしませんよ。気を抜いた時に変身してしまったら大問題なので…。
自分で意図的に出したり、人外の捕食者的な本能が理性を上回らない限り出てきませんね。

(額にある傷には消毒液を染み込ませたティッシュを押し当て、軟膏と絆創膏を貼って彼の疑問にふむ、と考えつつ返答して。人間の姿に変身する時に習って先生から教わったことは未だに覚えていて。擬態しておくことを普通のことと認識しなければ命を取られるのは自分で、どうしても我慢ができない時…食事を目の前にすると自分は抑えきれなくなってしまう。一人でいる時にもどこで誰が見ているか分からないため、擬態を解かずにいたことは苦でないことを頬の傷に絆創膏を貼りながら述べ。
一通り顔の傷が終わればハンドタオルを手に取り彼の頭に被せ、水分を拭いとるように撫でて乾かしていて)

んー、なら、人外姿は滅多に見れねぇのか。
…少し残念だな。

( へぇ、と感心したような相槌を打ちつつも、彼の言うように本来の姿へと戻る習慣が少ないのであれば、自分がその姿を見ることも少ないのではと考えて。言葉とは裏腹に相当残念そうにちらりと薄目を開けて相手を見やる。
目を開けたと同時にタオルで髪を乾かされ、撫でられるのに合わせて体が揺れるが、すっかり身体を預けているようで特に抵抗の意思は感じられない。)





(/ お待たせしました！お返事遅くなりすみません；
やっと仕事が落ち着いてきたので、これからはまたちょくちょくお返事できるかと思います！)

君が見たいなら、見せてもいいですよ？

(彼が見たいというなら人外としての姿を見せるのもやぶさかではないが…彼はどう思うだろうか。自分の姿を見せたのは初対面の時だけであったし、改めてみて気味が悪いと言わないだろうかと少し不安ではあるがきっと彼なら受け入れてくれるだろうという安心もあって。
また、こちらに身を預け大人しく撫でられている姿になんだか飼い犬を可愛がっているような気がしていて、額にできている傷が目に入ると痛そうだなと心配になる。ふと昔の記憶で泣いている子どもに顔を寄せる母親の姿が思い出され、あの行為には傷が早く治る効果でもあるのだろうかと考えて引き寄せられるように額に口を軽く触れさせた。だが直ぐにハッとすると羞恥で顔を赤くし、顔を見せないためにもタオルで額を拭いて)

すっ、すみません！君の許可も取らずに…！！


(/おかえりなさいませ！！首を長くして待っていました！
お仕事お疲れ様です！背後様のペースで大丈夫ですので無理せずお願いします！！)

え、まじ？

それなら見たい＿＿ｯ……。

( 見たいなら、と言われると、嬉しそうに声を弾ませて反応を見せる。そして、それならばと返事を返そうとしたその時、徐に近付いてくる相手の顔に驚くまもなく、何をされたのかと思考が追いつく頃には、もう既に顔を赤らめた相手にタオルで額を拭かれていた。唐突に不意をつかれ恥ずかしさが込み上げると同時に、その何倍も嬉しさが込み上げる。
タオルを持つ相手の手を掴むとそっと退けて、その赤らんだ顔をじっと見つめた。
そして、思い返せばずっと聞きそびれていた事を、優しく響くように問い掛けて。)

別に許可はいらねぇよ。俺、久守大好きだし。

……で、まだ久守からはハッキリ聞いてないんだけど
久守は、俺の事好きなの？




(/ ありがとうございます！
そう言っていただけてありがたいです!!!!

また返信が遅くなるようなことがあればお知らせしますね！)

えぁ、…ぅ…。

えっと、…き、君と、ずっと一緒にいたいと…君のことを食べたくないと思うくらい、……好き、ですが…不満、でしょうか……？

(タオルで拭いていた手を止められ、彼の手で退かされるとじっとこちらを見つめてくる瞳が見える。自分の行為と彼からの好意の言葉に耳まで赤くすると、自分からの言葉を誘われてウロウロと視線をさ迷わせる。自分から好意を伝えるのは慣れていなくて、どう伝えたらいいのかと迷ってしまう。ストレートに伝えるのは恥ずかしくて、だがきっと彼が求めているのはその言葉で、自分が彼に対して持つ好意の理由も混じえつつ、時々口篭りながら慣れない言葉を紡ぐ。彼の優しくこちらを見る目を見返せなくて、ついつい視線は下に下がってしまってしまったが)


(/了解しました！

そういえば会話を見返していて、久守は知識としてはあるものの本番はしたことが無い裏設定、と伝えていましたがなんか語弊があるように伝わってしまうな…と思いまして……すみません。この、本番というのは恋人としての触れ合い(キスとか)のことですので、えっちな意味じゃないんです！今更ですがほんとすみません！！)

＿＿最高。

( “好き”だと改めて直接相手の口から聞いてしまえば、はっと力が抜けたように安堵の笑顔を浮かべ上記を呟く。
そして、耳まで赤く染める相手の頬に手を添えれば、下がる視線にこれ以上逃げ場を与えないように優しく力を込めて此方を向かせた。
そして、ゆっくりと顔を寄せると互いの唇を軽く触れさせる。鼻をするりと擦り合わせて直ぐに離れてしまうのは、こちらだって余裕は無いから。これまで彼女が出来たことはあったが、自分からこんなに好きになった事は無いし…今回は自分から言わせたようなものだからまだ格好を付けていられるのの、よくよく見ると目頭や耳が赤くなっていることだろう。)




(/ 了解しました！
大丈夫ですよ！！私もそのように解釈していたので*
わざわざありがとうございます!!)

ひ、ぅ……。

(自分の気持ちを、相手を好きだという思いを告げれば耳に入ってきたのは安堵したような喜びを滲ませた声色で、下を向いていた顔を上げさせたのは彼の手で。カサついた彼の指が頬に添えられ合わさる目線に少しパニックになっていれば、ゆっくりと近づく彼の顔が見えて思わず目を瞑った。自分の唇に合わさった柔らかいものと、するりと何かがかすった鼻は擽ったくて、最初は何が起こったのか理解できなかったが、少しづつ彼からされた行為を理解すると言葉にならない悲鳴を上げて。おそるおそる瞼を開ければ羞恥のあまり、目に涙が溜まり視界はボヤけたが彼は嬉しそうなんだろうというのは理解出来て。うぅ、と小さく呻きつつ自分から始めた事ではあるものの慣れない甘い空間に降参して)

も、もう、心臓がもちそうにないので、勘弁してくれませんか…？


(/それなら良かったです！！)

……、そんな久守には悪いけど。
雨、ヤバいから泊まらせて。

( 小さな呻き声と共に降参の意を言葉にする相手には声を出して笑って、頭をくしゃくしゃに撫でてやると「分かってるよ」と再度笑いかける。というのも、自分もこれ以上甘ったるい雰囲気になると溜まったものではないので、此方も降参しているようなものだが、其れは決して表には出さず。
しかし、ふと窓の外に目をやれば、降り出していた雨もいよいよ本降りになり激しい音を立てており。そうなってしまっては自分も帰るに帰れず、言葉とは裏腹にさも悪気なく上記を述べれば
ソファーへと体を埋めた。)

えっ、あ……。

(自分の参っている姿に声に出して笑う顔に少しむくれそうになるも、頭を撫でられれば拗ねそうになった気持ちはどこかへ行き胸の奥が暖かくなって。これ以上甘くされれば奇声を上げてどうにかなってしまいそうだったので少し安心したが、彼の言葉に少し驚いて窓を見てみれば激しい雨音が耳に入りあ、と声を零して。
確かにこの雨なら外に出ると大変なことになりそうで、せっかく温まった体も氷のように冷えきってしまうだろう。濡れ鼠になる彼のことが心配で、外に放り出す訳にも行かず「そうですね、」と頷いて。ただ、泊まるにあたりじとりとした目で釘を刺すが、顔の赤みは引かずにいて)

それは構いませんけど…変なことはしないでくださいね。

断言はできねぇな。

( 相手の視線で釘を刺されると、悪戯っぽく上記を返して肩をすくめる。その様子はまるでお泊まりにはしゃぐ子どものようで、尚も赤みの引かない相手の頬をつつけば「ありがとな」と礼を言うことだけはしっかり忘れず。手当から寝床まで提供してもらい至れり尽くせりで、自分はお返しできることがあるのだろうかと内心考える。
とりあえず、自分への世話ばかりを焼いてくれた相手にも風呂をすすめつつ、ついでにもう一つだけ我儘を。)

久守も風呂はいってこいよ。
そんで、人外の格好、もっと見せて。





(/ 再度、お返事遅くなっておりすみません……。

久守さんの人外姿を堪能して、寝落ちからの、また適度に日数を経過させつつ楓の嫉妬展開へいきますか！？)

なっ…いや、君のことだから今更気味悪がることも無いですね……。分かりました、入ってきます。
デリバリーが届いたらお金払っといて下さいね。

(何をするか分からないが自分の家に泊まれると彼は嬉しそうだが、頬をつつかれるとついむっとしてしまう。礼を述べた彼にどういたしまして、と返せば彼から述べられた我儘にびっくりしてしまって。だが、これまでの彼から怖がったり嫌悪することなんてないか、と息を零せば頷いて温まってくることを告げて。また、お財布から少し多めにお金を出しとテーブルに置いて、デリバリーが来た時のお願いをしてからお風呂に向かって)


(/大丈夫です！お疲れ様です！！

そうですね。寝落ちは久守が抱っこされたまましちゃった感じでやりますか？)

ん、いってらっしゃい。

( デリバリーについて頼まれると、頷きながら了承を示し、手をヒラヒラと降って風呂場へと向かう相手の背を見送る。
暫くは、一気に身体ともに満たされた反動か、ただぼんやりとソファーの上で過ごしていたのだが、その後鳴ったインターホンの音にハッとし、託されていたお金でデリバリーを受け取った。
相手が風呂を終えたら直ぐに食べられるようにと、テレビでも見ながらテーブルの上を整理しつつ、思わずこっそりとポテトの入った箱を開けて、数本つまみ食いをする。)



( / ありがとうございます！

添い寝したい、嫌、の押し問答の末に結局添い寝して、なんだかんだハグしたまま久守さんが寝ちゃってもかわいいなと思っています())

お待たせしました。デリバリー来たんですね、ありがとうございます。

(お風呂で体を温めていればほっと、安心する。今日はドタバタしてなんだか疲れた気もするが、それもお湯の中に解けていくようで体の力が抜けて。と言ってもリビングに一人彼を残しているので長いはせず体と髪を洗えば、大体温まったところで風呂を出て。素早くスウェットを着ると、肩にタオルをかけてリビングに行けばデリバリーも届いており、彼にお礼を言うと隣に座って。少し箱は濡れているものの中身は大丈夫そうで安心すると、彼に顔を向け姿を見せるのは夕飯が終わってからでもいいか確認して)

姿を見せるのは食べてからでも構いませんか？冷めてしまっては美味しくないですし…。


(/良いですねそれ(
ではその流れで行きましょう！！)

おかえり。
…あぁ、別にいいぜ。

( 更に暫く待っていれば、風呂から上がってきた相手を見て微笑みかける。隣に座る様子を見守れば、彼からの問いに快く頷いて、指でポテトを1本つまめば相手の口へと突っ込む。
タイミングがいつであれ、相手が人外の姿を見せてくれるのは嬉しいし、久しぶりにこうして一緒に食事できるのも嬉しいものだ。
そして、彼の言う通り冷める前に食べてしまおうとピザを早速一切れ手に取ってかじれば、ふと、隣に座る相手に再度目をやり、首元に掛けられたタオルを手に取ると相手の頭にそれを被せる。)

さっきのお返し。
俺も髪の毛拭いてやるよ。






( / 了承いただき嬉しいです！
ありがとうございます！)

んむ、…すみまへん…。ありがとうございまふ。

(自分の提案が受け入れられほっとすれば口にポテトが入れられ、ぱちぱちと瞬きをした。外はカリッとして中はホクホクしているポテトを齧っていれば視界が白いタオルで遮られてしまい。どうやら彼が先程のお返しに乾かしてくれるらしいので素直に受け入れ、ポテトを食べながらであるため拙く感謝を述べると、髪を乾かす彼の手つきの気持ちよさに目を閉じて)


(/そういえば矢澤くんを嫉妬させるバイト仲間についてですが、軽い設定をまた作って来ようかと思いまして…性別とか希望はありますか？
矢澤くんとか春彦とは反対の静かな性格ではどうだろう…かと思っているのですが…)

久しぶりにピザとか食べたけど美味いな。
…あ、これの金は俺の手料理でチャラって事で。

( 「材料も奢るからよ」と付け加えると、相手の髪をわしゃわしゃとタオルで拭きながら笑いかける。
普段の食生活に関してはバイトからの賄いや簡単な料理で済ます事が多く、意外にもピザやハンバーガーなどのジャンクフードは食べていないらしい。とはいえ、そもそも最近は食べないことも多かったのでその美味しさが染みるようで。
暫く髪を拭いてやれば、タオルを退けてそのまま髪の毛を少し乱暴に撫でる。十分相手の髪も乾いたようで満足気に笑うと、もう一度ピザをかじって全身の力を抜くように息を吐いた。)





(/ わわ！2度も作ってもらってすみません…。

そうですね…楓と正反対となると、清楚な感じの女性だとどうでしょうか？やはり、静かで真面目そうな女性のほうが久守さんに似合うな…なんて考えてよりしょんぼりすると思うので(( )

いいですよ、豪華なの期待してますね。

(別に返さなくてもいいのに彼の律儀な性格にくすり、として。彼の手料理は好きなものであるし、作ってくれるなら嬉しく楽しみであるため期待していることを伝える。彼にわしゃわしゃと拭かれると自分が飼い犬になったかのようで、彼の方が犬っぽいのにな、とついつい考えてしまって。
粗方髪が乾いたのかタオルが退けられると視界が良好になり、嬉しげな笑顔が見えて。だが、折角乾いた髪はぐしゃぐしゃに撫でられぷく、と少し頬を膨らませ拗ねてます、と顔に出した。手櫛でいつもの様に整えるとナゲットを一つ摘んで齧って)

ぐしゃぐしゃにしないで下さい、絡まると痛いんですよ。


(/了解しました！これは甘やかしがいがあるぞォ←

では物静かで真面目な女子大生な感じで作ってみますね！)

悪かったって。怒るなよ。

( 拗ねたように頬を膨らませる様子を見て、これまた反省の色があまり見えないが、笑い声混じりに謝罪の言葉を述べる。
相手に続くように自分もナゲットに手を伸ばすと、そのまま会話混じりに食事を進めていく。心身ともに満たされた為か食欲も十分湧いてきたようで、みるみるうちにテーブルの上にあった物も減っていき、今度は睡魔も押し寄せる。
その合図なのか1つ欠伸を噛み潰すと、そういえば、というように唐突に相手へ質問を。)

久守って、バイト先どこだっけ？





(/ うわぁあ！楽しみです！
ありがとうございます！)

ここから歩いて15分位のところのコンビニですよ。今、スイーツフェアやってるので気が向いたら来て下さいね。

(反省しているんだか、してないんだか分からない声色で返されるが、子どものように宥められている気がして。それでも彼との会話は楽しいもので時折頷き、受け答えをしつつ食べていればいつの間にか料理は減っていて彼の男性らしい食欲に感心して。ご馳走様、と手を合わせ食事の挨拶をするとゴミを捨てられるようまとめ合わせていれば彼からの質問に少しきょとり、として上記を述べ。変なお客が来ることも無く、バイト仲間も優しい人ばかりでオススメだった。まとめたゴミをゴミ箱に捨てると彼に問いかけて)

片付けも終わりましたが…見ますか？僕の姿。


(/名前：川原 夏奈(ｶﾜﾊﾗ ｶﾅ)
年齢：20歳(大学2年生)
容姿：眉上の前髪パッツンに肩甲骨まで伸びた黒髪。バイト中はバレッタで一つに纏めている。タレ目の黒い瞳で薄い唇。バイトがある日は黒いズボンに白いブラウス、コンビニのジャケット。私服はワンピースやカーディガンが多め。
性格：物静かでおっとりした、真面目な性格。将来は教師になりたいらしく勉強家でもある。外見からは想像出来ないが大の筋肉フェチで、アメフト部の彼氏が大好きである。
備考：アメフト部の彼氏がいる。また、同じコンビニに2つ年下の妹(秋菜 ｱｷﾅ シスコン 血管フェチ)がいるため、久守からは下の名前で呼ばれている。

こんな感じに出来ましたがどうでしょうか？)

あそこのコンビニか…そいや、たまにしか行ったことねぇな。
まぁ、気が向いたら遊びに行くぜ。

( バイト先を聞けば、すぐにそのコンビニの外見が思い浮かび納得したように頷く。自分にとっても比較的近所のコンビニではあるが、他にも近いところがあったりであまり利用することが無かった。だが、相手が居るのであればたまに顔を覗かせようかと考えを馳せ、少し歯切れが悪いのは、こうして会うのと互いのバイト先で会うのとは少し違うし、なんだかぎこちなくなってしまいそうで照れる予感がしたからだ。
彼に合わせてご馳走様、と挨拶をし、習って片付けを終えると、相手からの言葉に待ってましたと言わんばかりに目を輝かせ「見てぇ」と即返答をする。)





(/ ありがとうございます！拝見させて頂きました。
教師志望のおっとり女子いいですね*
可愛らしさが想像できます！

ぜひ、お互いに下の名前で呼びあって楓をむくれさせて欲しいですね←←
そして、いつかはこのヤンキーと清楚女子が彼氏自慢し合うぐらい仲良くなって欲しい(ぼそり)

また序盤の方では私が夏奈ちゃんを動かしますね！)

ふふ、待ってますね。
じゃあ見せますよ。

(気か向いたら、と言うが彼はきっと来てくれるだろうと思った。自分が働いているところを見られるのは恥ずかしい気もするが、家以外で彼と会うのは新鮮な気持ちにもなりそうで。
目を輝かせこちらを見る彼にくす、と笑えば上半身に着てきたスウェットを脱ぎ肘置きに引っ掛けて。脱がなくても良いのだが服が破けるか、上に捲れ上がるため脱いだ方が後々楽で。変身途中の姿を見られるのは気恥ずかしく「…あまりジロジロ見ないでください」と呟くとズルリと音を立てて横腹辺りから2本ずつ腕を、頭からは曲がった角、目を8つに増やして。はにかむ口にはギザギザになった歯が見え、羞恥心から瞳の色はオレンジ色に染まって)


(/互いに下の名前呼び良いですよね((
『夏奈ちゃん』と『夏奈さん』だとどっちの方が嫉妬してくれますかね？？←

是非仲良くなって欲しいですね！妹の秋菜ちゃんも入れたら楽しそう((

よろしくお願いします！)

(/ すみません！来週までなかなかお返事返せそうになくて;
また更新頻度も落ちると思いますが、お待ちいただけると幸いです；；)

(/お疲れ様です！大丈夫ですよ(･ω･)b
落ち着いてからお返事してください！)

＿＿かっけぇ。マジ好きだわ。

( ジロジロ見ないで、と言われたがそんなこと出来るはずもなく、存分に凝視すると生えてくる彼の複腕や角に此方も徐々に心拍数をあげる。
初めて目にした時は非現実的な光景に酔ったように、憧れや欲望そのままに見惚れていたが…今はまた違った高揚感を感じる。ほとんど人間の姿でしか接していなかった事もあり、好きな人の芯の部分に触れた感じがして妙な恥ずかしさもあるのだ。
それでも、8つに増えたその瞳をじっと見つめながら変わらぬ気持ちを述べると、するりと増えた腕の1本に触れてみる。)

…そいや、春彦がそう呼んでんの聞いて納得したんだけど
久守って『蜘蛛』なのか？





(/ お待たせしております！
相変わらず頻度はゆっくりになりますが、ちょこちょこ返せるようになりましたので、更新しておきますね！)

そうですね、なんの人外かと問われれば蜘蛛の人外ですと答えます。ただ僕が蜘蛛であった時のことは覚えてなくて…この姿が蜘蛛のようだからとしか言えないんですよ。

(こちらを凝視する視線と素直な賞賛の言葉にまた頬を赤く染め、あまり向けられたことの無い感情に少し困ってしまう気がした。ふと、1本の腕から感じる彼の指の感覚にビクッと震えてしまうが跳ね除けることはせず、彼の気の済むまま触れるようおずおずと近づけた。自分もいいと言ったのだし、寄り添うのも大事なことだと思っていた。
また、問われる質問にそうですねと頷くも自信を持ってそうだと言えることはなく、人外として拾われた時に蜘蛛のような格好だからとそうだと言われたことがある。記憶にはないが姿形が蜘蛛のようなのだからきっと元々は蜘蛛だったのだろう。その証拠にと彼が触れていない腕の1本を蜘蛛のような足に変えてから、同じ黒色の肌の吸盤のないタコの足のような触手に変えて見せて)

でも蜘蛛の足のように変化出来ますし、触手にも出来るんですよ。


(/お疲れ様です！
ありがとうございます！！)

へぇ、そんなもんなのか。

( 相手からの答えを聞くと、自分よりもはるか昔から生きていると言っていた彼の言葉を思い返しつつ、案外そのようなものなのかと呟く。まぁ、彼が実際なんの人外だろうと彼を好きな事には変わりないし、質問しといてなんだが特に重要な事ではないらしい。
そして、次々とその容姿を変化させる複腕を見れば、これまた目を輝かせて「すげぇ」と声を張り上げた。今度は触手となった腕に手を伸ばすと、味わったことの無い質感に思わず夢中になって触れてしまい、そのまま体ごと身を寄せると隣合った相手の肩にこてんと頭を凭れて。)

そんなもんなんですよ。
…どうしました？

(そのようなものなのかと言われればオウム返しするようにそんなものなのだと述べた。春彦はあからさまに烏の人外だがほかの友人の中にはごちゃまぜで一見どんな人外か分からない存在だっているので自分たちを表す名前は大まかでいいのだ。
目を輝かせ、新しい玩具を見つけたような嬉しさを滲ませた声と楽しげに触る手に苦笑いして。そんなにいいものなのかと思っていれば寄りかかった体と頭にビクッとしつつ眠くなってしまったのかと考えて彼の近くにある腕を腰へとまわし体を支えた。また、彼と反対側にある手を伸ばし額に当てると熱があるのかと確かめていて)

…んー、気分？

( 自分が寄りかかった事で驚いたように体を支えてくれる相手に、体勢そのままに冗談っぽく笑いながら上記を返す。実際は安心して睡魔が襲ってきたのもあるし、単純に甘えたくなったからなのだが、どうにも変なところで素直になれないところがあるらしく、笑って誤魔化す。
そうしていると、ふと相手の顔を見上げていて思ったところがあったのか、此方も手を伸ばし相手の頬に触れると、8つある彼の瞳を覗き込むように少しだけ体を起こした。)

……そういや、目の色、そんなんだっけ？




(/すみません！会話を見返していたら>161のお返事をしていない事に気づきました！！

夏奈ちゃん、で呼んでいたらバチくそに嫉妬してくれると思います())

そうですか。眠くなったら布団に行きますよ。
＿＿あぁ、その時の気持ちによって色が変わるんです。今は恥ずかしい気持ちが強いのでオレンジ色ですかね？

(額に当てた手では熱を感じとれなかったし、彼の言う通り気分で寄りかかってきたのだろう。額から手を離すと、風呂で体は温まったし食事で腹も脹れたので眠気も来そうだと思い予め伝えておいた。自分も少し、彼と仲直り出来た安心感と体が温まった気持ちよさとで薄く眠気が襲ってきているのも事実だった。
触手を触る手つきが擽ったくてつい、先端で頬を撫でるような動きをしてしまったが手を伸ばして来た彼に目を覗き込まれたので僅かに頬を染めながら疑問に答えて。自分は知らなかったが友人に教えてもらったことを伝えつつ、確認するように尋ねて)


(/大丈夫ですよ！
了解しました！では夏奈ちゃんと呼びますね←
滅茶苦茶楽しみなので早く嫉妬させたいです(()

ふぅん…恥ずかしい、ね。
俺、その色好きだぜ。

でもまぁ、いつか他の色も全部見れたら満足だな。

( 頬を撫でられると、気持ちよさそうに目を細めつつ、相手からの説明を聞けばもう一度ちらりと瞳の色を確認する。確かに、彼の8つの瞳はオレンジ色であり、それが羞恥を示していると聞けば何故か満足気に笑って上記を告げた。あとは他の色、感情も全部見てみたい、との意図を含めた言葉を付け足せば、一度大きく伸びをして欠伸を1つ。
そして、瞳の話題で1度は聞き流した言葉を掘り起こし、ニヤリと口角を上げた。)

そいや、布団にいくっつーのは、誘ってんのか？ダーリン。

全部みたいなんて物好きですね。
誘……？へ、変な意味で言った訳では無いですよ！？ただ、君は人間なのでこのままソファーで寝たら風邪をひくと思って…！

(蜜柑のようなオレンジ色を好きだと言って、他の色も見てみたいだなんて変わった趣味だ。物好きですね、と呟きつつ呆れたようにため息を零したが異色に思わず好感をしてしてくれるのは嬉しく頬笑みを浮かべた。
口角を上げて笑う彼の言葉が最初は分からず、誘うとは…？と首を傾げるも少しして意味を理解すると頬に触れていた触手も腰を支えていた手も離し慌てた様子で弁解する。本当に彼の身を案じて言っただけなので揶揄われる筋合いはないのだが…あわあわと手を動かしながら今夜の自分の寝床についても伝えて)

ちゃんと僕がソファーで寝て、君にベッドを譲ろうとしてましたから！

俺はソファーで寝たぐらいで風邪なんぞひかねぇよ。
それに、家主のお前がソファーで寝るなんてこっちが居心地悪ぃ。

一緒に寝るぞ。

( 戸惑う相手をみて再び笑いながら「分かってるって」と声をかける。そして、喧嘩後にそのまま路地で寝ていたこともあるためヤワではないと伝えながらも、それでいてベッドを譲ってもらうのも気が引けるようでそれについても言及する。
1番いい方法と言えば、相手のベッドで一緒に寝ることだ、と言わんばかりに、慌てて離れていった相手の手を逃がさんとばかりに1つ取りながら立ち上がると、寝室はどこだと辺りをキョロキョロする。この家にはだいぶ入り浸っている方だと思うが、流石に寝室までは行ったことが無く、少し楽しんでいるようにも見える。)

いや寝ませんよ！？というかベッドはさすがにシングルサイズなので2人で寝たら狭いんですって！
1人で使った方が体休まるでしょうに！

(やはりかれは自分を揶揄っただけのようだったが、彼の中で一緒に寝ることは確定のようで引っ込めた手を掴まれ立ち上がられると慌てて反対の手で先程脱ぎさったパジャマを掴んで同じく立ち上がる。寝室を探して楽しむ彼にまた慌てて一緒に寝ないことやその理由を伝え、歩みを進めそうな彼を止めるように足に力を入れて)

大丈夫だって、俺、こうみえて細ぇし。

…それに、久守と一緒に寝たいんだよ、わざわざ言わせんな。

( 自分のことを案じて言ってくれているのは重々承知なのだが、此方もどうしても一緒に寝たいようであれこれと言葉を付け足しながら、まるで自宅への道を拒否する犬のごとく足に力を入れる相手に奮闘する。
そして、休まりたいからこそ一緒に寝たいだなんて、流石に小っ恥ずかしくて言いたくはなかったが…仕方がないと半場逆上しながらも僅かに頬を赤らめながらそう言った。)

えっ、ぁ…｡
う、うぅ……ね、寝てる時にベッドから落ちても文句言わないでくださいよ…。

(足を突っ張らせていても寝室へ移動したい彼に腕を引っ張られてぷるぷると震えそうだった。人ならざる者だとしても人外の中では貧弱なろうなので、押し負けることも多いのだ。自分の言葉に重ねて押し進めそうだった彼が逆ギレするように、恥ずかしそうに言った言葉には思わず驚きで目の色を水色と一瞬変え、その後桃色へと変化させる。一緒に寝たいと言ってくれたことが嬉しくて、でもこちらも恥ずかしくて目元を手で隠しつつ了承の言葉を口から零していた。
釘を刺すのは明日の朝文句を言われない為で、あくまで彼が寝たいと言うから…と自分に言い訳しつつ抵抗するのをやめた。また、彼に掴まれている側の、残りの腕の1本で寝室がある扉の方へと指を指し「部屋はあっちです…」と案内して)

(/前回の時からそろそろ1週間経ちそうですので上げておきます。)